NFTの問題点とは?新しい世界には危険も・・・

子ども,絵を描く NFT

小学生が描いた絵が高値で取引されたというニュースを聞いて、「なんか恐ろしい時代になってきたな…!」と思った私。
誰でも有名アーティストになれるんだと喜ぶべきか、それとも・・・。
今までNFTのメリットばかり調べてきましたが、NFTに関する問題点についても気になり始めました。
今回は、最近分かってきたNFTの課題について調べてみようと思います。

誰でもアーティスト!?子どもの作品も

NFTマーケットをのぞいてみると、膨大な数のコレクションが出品されています。
SNSのアイコンにしたくなるようなキャラクターのイラストから、メタバース内の部屋に飾りたくなる絵画まで魅力的な作品がたくさんありました。
人はそれぞれ好きなテイストが違うので、クリエイティブな作品には良し悪しを決められないと思います。
しかし、なかにはどう考えてもただの落書きのようなものも・・・。
また「小学生の息子が描いています」という作品もありました。
うん、確かにそれくらいの年齢ならこんな感じのイラストになりますよね(^_^;)
テレビで「小学生NFTクリエイター」が紹介されたこともあり、親が子どもに描かせたイラストを出品するケースも多くなってきたそうです。
しかし、流行れば流行るほど、「子どもが描いている」という事実は珍しくなくなっていきます。
そうなれば作品自体の価値が見直され、その年齢ではごく一般的な芸術性を持っている子どもの作品は売れ残ることになりそうですね。

インフルエンサーに惑わされる?迷走するトレンド

クリエイターにとって「これなら売れる!」というものを見つけるのは難しいです。
そもそもアートをよく知らないのに、今流行っているからと手を出した人もいるみたいですね。
有名クリエイターがNFTに参戦すると、似たようなデザインの作品を出品して便乗しようとする人も。
クリエイターが「真似してOK」と言っている場合もあるので、この流れに乗るのも1つの手法なのかもしれません。
購入の場合は、インフルエンサーやタレントの発言でトレンドが決まることもあります。
「あのタレントがNFTを買った!」と話題になり、そのNFTコレクションが急に爆買いされるなんてこともあるようです。
始まったばかりのNFT業界なので、まだ誰も本当の価値なんて分からないのかもしれませんね。

原作者をどうやって特定するの?SNSをチェック

SNS

デジタルデータを取引するNFTの世界。
業界自体が仮想現実にあるので、NFT作者の存在もはっきりしていません。
「私は可愛い女の子のイラストを描く女子高生です♪」と自己紹介しておきながら、実際はおじさんかもしれないですよね。
もちろん今までにも、イラストレーターや漫画家の中にはそういう人もたくさんいたでしょう。
しかしNFTの場合、誰か作っているかで価値が決まることもあります。
私がNFTマーケットを見ていると、
「プロのデザイナーです」
「あの有名スタジオのアニメーターです」
と名乗っている人もちらほら・・・。
現在プラットフォームが作者・出品者の身分を確認するシステムはないので、購入者が自分で調べ、判断するしかありません。
NFTマーケット「OpenSea」では、作品情報にTwitterなどのSNSがリンクされているものもありました。
今はSNSをチェックして、作者がどんな人なのか調べるくらいしかできないようですね。
もちろんその内容も嘘かもしれないのですが・・・。

著作権は動かない!?個人情報が売られるかも

誰かが作った作品(アナログ)を、第三者がデジタルデータにしてNFT化することもできてしまいます。
例えばこんなことが起こることもあるでしょう。
Aさんは自分で描いたイラストを、友達Bさんに見せました。
Bさんは「素敵だから写真撮らせて」と言ってスマホで撮影します。
後日Bさんは自分のスマホに保存したAさんの作品をNFTプラットフォームにアップロードし、自分のコレクションに登録。
するとそれを見た人が1ETHで購入しました。
この場合、販売利益はイラストを描いたAさんではなく、NFTにアップロードし、販売したBさんが受け取ることになります。
このように、NFTには著作権との関係はどうするのかという問題があるのです。
Twitterやインスタでもイラスト・写真が投稿されていますよね。
全くの他人があなたの投稿画像を勝手にNFT化して、知らないところで販売していたら・・・。
私は「人の作品で大儲けしてズルい!」というよりも、個人情報を売買されているみたいで怖いと思います。

「作品をコピーできない」ではない!?

NFT化するメリットとして、ブロックチェーンによって作品が唯一無二の存在であるという証明を守るというものがあります。
しかし、ここで間違えやすいのが、ブロックチェーンでは何を保護しているのかということです。
NFTにすると、作品の“証明書”がブロックチェーン上に刻まれますが、これにより作品のデータ自体が守られているわけではありません。
つまり、NFTとして「この世に1つしかない」という事実は誰にも変えられませんが、作品をコピーしたりデータを書き換えることはできるということです。
例えばNFTマーケットで見つけた作品をスクショして、別の証明書を付けたNFTとして自分のコレクションで販売することも可能です。
そうなると「唯一無二の存在である」という証明書を持った作品がこの世に2つ存在してしまうことになります。
この問題を解決しないと、NFTの意義がなくなってしまいますね。

法整備はまだ!?遅れている日本の対応

日本では、現在NFTは「仮想通貨ではない」という考え方がされており、金融法が適用されていません。
そのため、何ら守るべき金融規制がない状態で国内外のNFT事業者が参入していることになります。
法整備が整うまでは、詐欺や不正の可能性もあると肝に銘じておきましょう。
できるだけ大きなマーケットを利用すれば、万が一不正があった場合、被害者の数や金額も大きいので国が動く可能性も高いです。
もし詐欺にあったら、今は何の補償もないからといって泣き寝入りせず、証拠を取っておくことをおすすめします。
いずれ法整備が追い付いてお金が返ってくるかもしれないからです。

 

NFTには魅力的な面だけでなく、ちょっと心配な面も見つかりました。
マーケットには仮想通貨の入ったウォレットも接続するので、ハッキングされると大変なことになります。
何か対策できないか、調べてみましょう。

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