テレビを見ていたら、最近Z世代に人気だというメタバースアプリを発見しました。
メタバースといえばVR機器など、専用のツールがないと遊べないイメージがあります。
最近はパソコンやスマホでも遊べるものが増えましたが、「これがメタバース・・・?」というがっかりコンテンツも・・・。
リアルとほぼ同じに見える世界を作るのって、まだまだ難しいんですよね。
私が見つけた「Bondee(ボンディー)」というアプリは、むしろリアルを追求しないことで新たな価値を作り出したメタバースだと思います。
今回はチープで非リアルだからこそ楽しめる、次世代のメタバースアプリについて調べてみました。
Z世代のSNSはコレ!「Bondee」とは
シンガポール発のメタバースアプリ「Bondee(ボンディー)」。
これまでのゲーム的メタバースとは違い、コミュニケーション機能に重点を置いたSNSアプリとして開発されました。
LINEと同じように、チャット形式のメッセージを送り合うことができます。
また、仮想空間にアバターを登場させたり、自分の部屋を作って遊んだりすることも可能です。
チャットアプリとSNS、そしてメタバースを組み合わせた次世代の最強コンテンツと言えるでしょう。
ちょっとチープなアバターたち
Bondeeの最大の特徴は、アバターを使ってコミュニケーションが取れるところです。
アバター作成機能のあるメタバースはいくつもありますが、Bondeeはリアルさより可愛さを追求しているアバターデザインになっています。
よくある日本のアニメキャラクター風、本物の人間を少しだけ美化したようなものではなく、LEGOのセットに入っていそうなシンプルなお顔のアバターです。
そのおもちゃっぽさが、なんとなくレトロな感じも醸し出しているでしょう。
リバイバルものが好きなZ世代には、最新のリアルアバターよりこっちの方がウケそうです。
美少女アイドルみたいなアバターやイケメン欧米人のアバターを使っていても「本当の姿と全然違うんだろうな」と思いません?(笑)
美しすぎるルックスって、ちょっと無機質で不気味・・・。
でもBondeeで出てくるアバターは、子どもの頃に遊んだお人形みたいな懐かしさを感じるんですよね。
肌の色、髪型、服装は自由に変えられるけど、どれもみんな親しみやすくて可愛い♪
こんなアバターでSNSをやったら、素直な気持ちで投稿できそうだなって思いました(^^)
感情表現も!日常のシェアに使える
インスタやTwitterで、「スタバなう」みたいな投稿を見かけます。
自撮り写真と少なめのキャプション、カッコいいけど・・・。
そういうものに見慣れているZ世代は、「サムい」と感じることも多いとか。
ブランドバッグが映っていれば「自慢している」とか、彼氏の手が映っていれば「匂わせ」だとか、色々面倒くさい世代なんですね(^_^;)
でも、嬉しいことがあった時、誰かに話を聞いてほしい時ってあるじゃないですか。
自分からは言えないけど、「どうしたの?」って聞いてほしい時もありますよね。
そういう時にZ世代はどうするかというと、Bondeeの「ステータス」を使うそうです。
ステータスとは、自分の今の状態を表現できる機能のこと。
例えば仕事中、休憩中、友達と遊んでいるよっていう状態をアバターで表せます。
ここに喜怒哀楽の表情も乗せられるので、友達が声をかけやすいんですって。
仕事中のステータスになっていれば「あとで連絡してみよう」と思うし、家にいてなんだかしょんぼりしている・・・?と分かれば「何かあった?」って聞けるし。
自慢したいことがあったら、アバターから代わりに伝えてもらいます。
インスタで自撮り写真を上げているのはサムいけど、Bondeeの可愛いアバターが彼氏とデートしている姿はほっこりするそうな。
Z世代は上手くSNSを使い分けて、自分のイメージを保っているようです。
コミュニケーションが取りやすく、自分の感情を自然に伝えることもできるのがBondeeの魅力ですね。
友達は50人までで十分?リアル人間関係が基本
SNSでは、不特定多数の人とつながることができます。
インスタやTwitterで、知らない人と仲良くなるのはメリットでしょうか。
それとも・・・?
気軽にフォローし合っているうちに、浅い関係の知り合いが無限に増えてしまうこともあります。
そんなSNSの人間関係に疲れたZ世代は、あえて友達になれる人数が決まっているBondeeを選ぶそうです。
Bondeeは、友達に登録できるのは50人まで。
リアルな世界であれば、50人を超える人と友達関係になるのってかなり難しいですよね。
簡単に知らない人とつながれる他のSNSとは違い、Bondeeはリアル友達に準ずる人間関係を築くことができます。
誰彼構わず友達に登録すると、あっという間に上限に達してしまうでしょう。
友達になる人を吟味したり、リアルな友達に限定したりすることでより安全なコミュニケーションツールとなります。
実際はBondee上で知り合った顔も知らないユーザーとは友達にならず、学校のクラスメイト、部活のメンバー、リアルな仲良しグループとつながるために使っている人がほとんどだそうです。
SNSでも落ち着ける場所がほしい?
インスタやTwitterでも、自分のプロフィールページがあります。
自己紹介文とか、自分のアイコンとして写真や好きなアニメのイラストを設定している人も多いでしょう。
でも制限された文字数で、本当の自分を知ってもらえる文章を考えるのって難しいですよね。
Bondeeでは、自分の趣味をめいっぱいアピールできる「マイスペース」という機能があります。
これはメタバース空間に作られたお部屋のことで、家具や雑貨など自由にカスタマイズできるサービスです。
Bondeeのアバターたちが住む部屋として、メタバース内に展示されています。
友達のスペースへ遊びに行くこともでき、アバター同士で会話したりコメントを残したりして遊ぶのも楽しいでしょう。
他のSNSではプロフィールに固定された文章を読むだけでしたが、Bondeeのマイスペースではその都度変わるアバターの状態を楽しめます。
友達の部屋へ気軽に訪れるようなリアルな暮らしが再現されていて面白いシステムだなと思いました。
自分のアバターが部屋でリラックスしているのを見るのも、なんとなく落ち着きますよね。
SNSのタイムラインに表示されるキラキラ投稿を見ていると、何とも言えない虚無感や寂しさを感じませんか?(^_^;)
自分の好きなものを集めたBondeeのマイスペースがあれば、そんなモヤモヤが解消されるような気がしました。
時には旅に出てみよう
Bondeeでは、「航海」という機能があります。
これはマイスペースを出て、メタバース内の新しい世界へ旅に出るようなイメージの遊び方です。
アバターがボートに乗って、海へ漕ぎ出します。
この機能ではお宝アイテムをゲットできるそうで、マイスペースに使える家具やBGM、アバターのファッションに使えるものも出てくるとか。
新しい友達にも出会え、鳥や魚などの生き物も登場するみたいですよ。
航海機能の魅力は、映像の美しさにもあると思います。
夕陽が沈むロマンチックな海の日もあれば、雨が降っていて静かな雰囲気の日、お花がたくさん咲いている入り江にたどり着く日もあるでしょう。
流れる水面を見ているだけで、癒されそう・・・(*´ω`)
ただのコミュニケーションアプリではなく、ゲームとしての機能もあるのが嬉しいポイントです。
Bondeeについて調べていたら、やってみたくてウズウズしちゃいました(笑)
早速彼氏と一緒に、インストールしてみたいと思います。
インスタやTwitterよりも優しいイメージのBondee、おすすめですよ♪
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