あなたは何を聞いてみたい?「ChatGPT」が話題沸騰中!

ChatGPT Web3.0

最近話題になっている「ChatGPT(チャットGPT)」を知っていますか?
人間が質問すると、AIが答えてくれるというサービスです。
これまでにもアレクサなど、AIが質問に対して音声で答えてくれるシステムが使われていました。
今さらAI・・・?と思ったのですが、どうやら最新の技術が使われているみたい。
今回は、web3.0時代の必須ツールになることが予想されているChatGPTについて調べてみましょう。

ChatGPTってなに?

ChatGPTは、人工知能の研究・開発を行う「OpenAI」という機関が開発しました。
この研究機関にはイーロン・マスク氏をはじめ、名の知られた実業家たちが出資しているそうです。
ChatGPTがこれまでのAIと違うのは、音声ではなくテキストで回答してくれるというところ。
アレクサの場合は、人間が話しかけると自動で回答を生成、それを人工的な声で読み上げてくれました。
また、アレクサは決まった言葉のバリエーションの中から組み合わせて回答していましたが、ChatGPTはもっと自然な言葉を使います。
人間の話し言葉に使い、ナチュラルでバリエーション豊かな表現ができるのが大きな違いです。
さらにネット上にある膨大な情報をもとに、AI自らが学習しています。
そのため、複雑な表現や語彙力が必要な文章も理解できます。
ユーザーはChatGPTが回答した内容を訂正することも可能で、使えば使うほど自然な会話に進化させられるのです。

実際に使ってみると・・・

ChatGPTは、すでに日本のテレビ番組でも度々紹介されています。
アプリも登場し、一般の人や公的機関に勤務する人にも使用され始めているようです。
使い方は簡単。
アプリをインストールしたら、ChatGPTの質問欄に聞きたいことを入力します。
あとは自動で回答が生成されるのを待つだけ。
数秒から数分の間に、質問に対する答えが回答欄に表示されていきます。
どうやって回答を導き出すのかというと、ネット上にある情報から質問の答えを探しているのです。
質問によっては正しい答えを出せることもあれば、間違った情報を引っ張ってくることもあります。
現時点ではChatGPTが出した回答を鵜呑みにするのは危険で、まだまだ改良の余地が残っているでしょう。

どうして間違った答えを出してしまうの?

ChatGPTは関係する単語の出現頻度が高いもの、質問との関連性が高いものを優先して回答を作ります。
ネット上にある情報を見た時、我々人間であれば
「なんだか違うような・・・」
「これってホントに正しいの?」
と疑問を持つことができます。
ネット上の情報を提供している人も人間なので、間違えることもあるでしょう。
それを理解しているからこそ、疑うのです。
しかし、ChatGPTはネット上にある情報しか材料がありません。
そこに書かれていることは全て正しいものとして認識し、回答を導き出しています。
つまり、ChatGPTが間違った回答をするのは、参考にしたネット上の情報が間違っている可能性があるということですね。
または、ChatGPTが「これが答えだな」と思ったこと自体が勘違いであるかもしれません。
例えば「リンゴはどの品種が一番美味しいの?」という質問に対し、ChatGPTが「リンゴ」「品種」「一番」「おいしい」というキーワードで探すとしたらどうなるでしょう。
見つけた情報の中に「リンゴが一番採れるのは青森で、たくさんの品種があります。青森でおいしいリンゴができる理由は・・・」という文章があったら、ChatGPTはキーワードが多く使われているからこれが答えだと勘違いしてしまうかもしれません。
この場合、質問者は「リンゴの品種」について聞いているのに、ChatGPTは「最も収穫量が多い産地は青森」という回答をするという結果になります。
正答率は、質問者の文章力にも左右されるでしょう。
また、ネットにある情報の量や内容も毎分毎秒変わりゆくものなので、同じ質問を繰り返したとしても毎回必ず同じ回答になるとも限りません。

ユーザーはChatGPTをどう使えば良いの?

間違った回答をする可能性も高いChatGPT。
「それなら全然使えないじゃん!」と思う人がいるかもしれません。
しかし、実際に使ってみると結構正しい回答を出せているようですよ。
もちろん検証も必要ですが、自力で一から調べるより、ChatGPTにヒントをもらうと仕事の効率化になると思います。
すでに市町村役場の職員によって、文書の作成など事務作業の一部に使われたという事例も。
また、企業のカスタマーサービスにも導入されて始めています。
家電など、ユーザーが使用中に困ったことが起こって、お店のサポートセンターに連絡した経験はありませんか?
最近は、「電話がつながりにくい場合は、アプリでチャット形式の問い合わせ機能を使ってください」と案内されますよね。
実はこれにもチャットAIの技術が使われていて、もしかしたらChatGPTのシステムが導入されているかもしれません。
例えば「洗濯機 故障かも」と入力したら、自動的に「詳しい情報を入力してください」と回答が返ってきます。
さらに「乾燥機能 乾かない」と入力すると、「ゴミが詰まっている可能性があります ダストボックスを掃除してください」と回答してくれるでしょう。
わざわざオペレーターを呼び出さなくても、24時間365日いつでも気軽に質問できるので助かります。
チャットAIは結構身近なところで活躍中です。
ただし、ChatGPTを使って勉強や仕事をする場合は、ちょっと注意が必要かも。
出てきた答えが正しいとは限らないので、やはり人間が再検証することが大切です。

禁止になっているところも!

ChatGPT は、業務での使用を禁止された事例もありました。
ある市町村では、役場の職員が業務にChatGPTを使用することを禁止しています。
間違った回答を鵜呑みにし、住民向けの重要な文書を作成しては大変だと考えたからです。
便利なツールを知ってしまってからでは面倒なことかもしれませんが、少しの間違いが大問題に発展するような分野では、使用を控える必要がありますね。
特に医療関係の情報、人物の信用に関する情報にも注意しなければなりません。
試しに自分の名前を入力し、「どんな人?」と聞いてみたインフルエンサーがいるのですが、ChatGPTは全く違う赤の他人の情報を引っ張ってきたみたい(^_^;)
同姓同名の人物がいたのか、それともあらゆる情報を辿っているうちに存在しない人物像を導き出してしまったのか定かではありません。
回答の結果「過去に犯罪歴があります」と出てきて、それを質問者が鵜呑みにしてSNSで紹介したら・・・。
これはもう風評被害ですよね。
名誉棄損に結びつく可能性もあるため、ChatGPTの使用には慎重さが求められます。

ChatGPTの得意なこと・苦手なこと

ChatGPTには、得意分野と苦手分野があるそうです。
これを上手に利用すれば、正確性の高い回答が導き出せるかも!

◎ChatGPTが得意なこと
・日常会話
・テキスト作成(メール本文など)
・テキスト翻訳
・テキストの添削
・表の作成(関数計算)
・プログラミング
・プログラミングコードの添削
・文書の要約
など

×ChatGPT が苦手なこと
・正確な事実を調べる
・正確な演算
・最近の出来事に関する回答
・アナログ情報についての回答
・URLの参照
など

ChatGPTを使えば、プログラミングもできるんです!
専門技術がなくても、ゲームやアプリが作れるようになるかもしれません。
でも、計算が苦手ってちょっと意外ですね(^_^;)
ChatGPT に算数の宿題を手伝ってもらうなら、わざわざ表計算にしなくてはいけないのかな(笑)

 

まだまだ改良するべき点がたくさんあるChatGPT。
今は業務に使うより、遊びとして楽しむのが一番かもしれません。
私も色々なことを聞いてみたいな♪

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