LOLLIPOP(ロリポップ)についてXで調べていたら、「PBW2023」というワードが出てきました。
これは「Philippine Blockchain Week」のことで、実は昨年2022年にも開催されたブロックチェーンイベントです。
LOLLIPOP(ロリポップ)からはアドボケイターのChad氏が参加し、フィリピンだけでなくアジアの人々に積極的なアピールをしました。
今年は9月19日から21日の3日間、ニューポートワールドリゾートマニラのマリオットグランドボールルームで開催されたようです。
今回は、このイベントが何を目的としていたのか、何が行われたのかを調べていきましょう。
PBWとは?
フィリピンブロックチェーンウイーク(PBW)は、web3.0に興味・関心のあるすべての人を対象に、イベントへの参加を通して最新のテクノロジーを体験し、学んでもらおうと企画されたものです。
なぜフィリピンで行われるかというと、PBWの公式サイトでは「テクノロジー業界のあらゆる分野において、フィリピンの人々が上位にランキングされているからだ」と述べています。
フィリピンはアジアの貧しい国ではなく、すでにweb2.0からweb3.0へ進化した先進的な立場として世界をリードする存在になりました。
地域や経歴・経験の有無によって差はあるものの、フィリピンの人々にとってweb3.0は身近なものになりつつあります。
フィリピンがアジア諸国の先頭に立ち、ブロックチェーンなどのweb3.0技術を利用し広めようというプロジェクトがPBWです。
PBW2023は何が行われたの?
PBW2023の公式サイトには、開催期間中のスケジュールが公開されていました。
どんなことが行われたのか見てみましょう。
・1日目
午前8時から受付が開始され、その後9時半から10時にセレモニーテープカット、PBW2023のスタートです。
10時20分からはフィリピンブロックチェーン評議会創立会長ドナルド・リム博士が開会のあいさつを行いました。
その後、暗号資産やNFT、ブロックチェーンなどについての講演が続き、12時10分から午後1時10分まではお昼休みの時間となっています。
午後も講演が盛りだくさんで、夕方6時に1日目が閉会しました。
・2日目
午前10時頃からフィンテックアライアンス会長リト・ビジャヌエバ氏からのあいさつで始まり、また講演が続きます。
2日目は、AIについての話も出たようですね。
人間の仕事を取ってしまうのではと懸念されているChatGPTについても、専門家の見解が披露されました。
学生向けのイベントでは、ブロックチェーンの成り立ちや基礎知識的なことも話題に上り、多くの人があらためて新しい技術の必要性について再確認した機会となったでしょう。
・3日目
午前10時に情報通信技術グループの最高情報責任者マリア・フランチェスカ・モンテス・デル・ロザリオ氏のあいさつからスタートします。
この日はブロックチェーンによる革命をリードする女性たちの講演による幕開けとなりました。
企業向け、マスメディア向けの講演では、ブロックチェーンとweb3.0に既存の社会がどう向き合っていくかがテーマに。
韓国のブランドによるファッションショーも行われ、おおいに盛り上がりました。
さらに、メタバースについての講演、ゲームコミュニティなどweb3.0コンテンツの創造性、”分散型”K-POPグループのtripleSについての講演もありました。
今回のイベントでは、ブロックチェーンとは何かという話から、今行われているプロジェクトの実例紹介、今後どんな利用方法が考えられるかという議論が繰り広げられたようです。
web3.0の黎明期から成長期に差し掛かった今、PBW2023での学びは世界に大きな成果をもたらすでしょう。
PBW2023のスピーカーをご紹介!
PBW2023には、世界中からweb3.0・ブロックチェーン・暗号資産・NFTに詳しいリーダーが講演者として参加しました。
今回はその中から、私が気になった人物をご紹介したいと思います。
・ベンジャミン・ディオクノ財務大臣
フィリピンの財務大臣ベンジャミン・ディオクノ氏は、2023年8月28日に日本の岸田総理に表敬訪問をしたことでも注目された人物です。
日本とフィリピンの経済協力関係の確認をしたと報道されましたが、その中には暗号資産やNFTに関する話も出た可能性があります。
フィリピンにおけるブロックチェーンの取り組みは日本のお手本になるため、政府間の交流もどんどん続けてほしいですね。
PBWはフィリピン政府主導のイベントでもあり、財務大臣が参加するということはある意味当然と言えば当然かもしれません。
日本で行われたWebXでも岸田総理のビデオ講演があったので、政府関係者が参加するイベントが今後も増えるのではと期待しています。
・パリ・ベレルク
女優やモデルとして活躍するパリ・ベレルクは、フィリピンの血を引くアメリカ人です。
14歳でディズニーチャンネルのテレビ番組からキャリアをスタートし、ティーンに人気のタレントになりました。
自身のルーツであるフィリピンのイベントに参加することで、喜ぶ現地のファンも多いでしょう。
まだ24歳の若い女性なので、これからのweb3.0時代を担うリーダーになる可能性もあります。
私は、テレビや映画、ファッション界で活躍する人物はweb3.0を世界に広める力があると思っています。
PBW2023への参加を経て、「ブロックチェーンインフルエンサー」としての彼女が見られるかもしれません。
「tripleS(トリプルエス)」って?
PBW2023の講演で紹介されたtripleSは、世界初の「分散型K-POPグループ」として話題になっています。
現時点では16人がメンバーとして構成されていますが、今後は24人まで増員が予定されているそうです。
韓国で人気の男性アイドルグループNCT127の女性版と言われることも多いのですが、コンセプトは「NFT×K-POP」という全く新しいものだといいます。
アイドルといえば、事務所が一方的にコンテンツが公開され、ファンは推しを供給されているだけの状態でした。
ファンミーティングやライブへの参加も、事務所が提供するものをただ受け止めるというスタンスですよね。
tripleSはグループ独自のアプリをリリースし、ファンの投票によってユニットのメンバーを選ぶというこれまでになかった取り組みを行っています。
日本のアイドルグループでもCDの購入枚数によってメンバー投票できる「総選挙」などがありましたよね。
それと大体同じようなものですが、「分散型アイドル」ということなのでもっと透明性の高い投票になっていると考えられます。
日本のアイドル総選挙の場合は、運営側が何らかの手を加えていたのではないかと指摘されたこともありましたが、音楽コンテンツがNFT化され、投票の仕組みにもNFTやブロックチェーンが関わってくるようになっていれば、改ざんは不可能です。
tripleSは本当の意味でファンの希望が叶えられる、オープンで先進的なグループとなるでしょう。
LOLLIPOP(ロリポップ)からはChad氏が参加
今回のPBWでは、LOLLIPOP(ロリポップ)プロジェクトとしての参加はありませんでした。
ただ、アドボケイターのChad Gavin氏が母国フィリピンでの開催ということで、楽しんできてくれたみたいですよ(^^)♪
彼のXには会場で多くの参加者と交流する様子がアップされているので、興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。
もちろんイベントを楽しむだけでなく、LOLLIPOP(ロリポップ)についての広報活動もしてくれたんだと思います。
フィリピンからアジアへ、アジアから全世界へLOLLIPOP(ロリポップ)とLPOPが広まっていくのが楽しみですね♪
PBWイベントで、暗号資産・NFTの熱がますますHOTになったことでしょう。
今後は日本でのweb3.0イベントがもっと当たり前になると良いな~( *´艸`)
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