あらためて確認!暗号資産の意味とは?

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暗号資産にも色々あるけど、結局どのトークンを買えば良いの!?と困っている人は多いと思います。
私もその一人です(^_^;)
それぞれ魅力的なプロジェクトがあって、将来性も利用価値もあるんだけど、じゃあ結局どれがおすすめなのかっていうのは断言できません。
それは、暗号資産に何を期待するかが人によって違うからです。
メタバースの未来に期待する人もいれば、暗号資産の値上がりに懸けたい人もいるんですよね。
今回は、暗号資産が私たちに何をもたらしてくれるのか、整理してみることにしました。

■暗号資産を持つことの意味とは?

暗号資産には投資商品と資産の2つの意味があり、銘柄によってはDAOに参加するための投票権でもあります。
投資商品である暗号資産、資産としての暗号資産、そして投票権として存在する暗号資産に分けて役割を考えてみましょう。

・投資商品としての暗号資産

暗号資産は、web3.0・ブロックチェーンプロジェクトが発行している株式のようなものだとイメージしてみてください。
これを買うということは、発行者であるプロジェクトに投資しているのです。
単純に人気が高まりつつあって値上がりが期待できるから買う場合と、プロジェクトの理念や描いている未来に賛同して買う場合があります。
買った時より認知度が上がって需要が高まれば、価格が上昇して利益になります。
プロジェクトの計画が実行され、成功を収めればさらに需要が高まるでしょう。
暗号資産を投資商品として購入する場合は、トークンの価値が認められて価格が上がることが利益につながるのです。
さらに、自分が投資したプロジェクトが成功すれば、自分の理想通りの世界が実現する可能性があります。
暗号資産の売買益という物質的な収穫だけでなく、自分の投資によって世界に変革や進化をもたらしたという精神的な満足感も得られるでしょう。

・資産としての暗号資産

暗号資産は、売買トレードが全てではありません。
保有している間は、自分の資産になります。
安いうちに購入し、高くなるのをただひたすら待つのも良いですが、ステーキングやレンディングなどを利用すれば、利息を得ることも可能です。
日本円を銀行に預けているよりはるかに利率が良く、暗号資産自体が値上がりすればさらに大きな資産を形成する可能性があります。
特にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は、これからの時代、決済通貨として普及することはもはや確実だといわれている銘柄です。
この2つは暗号資産の中でも、すでに資産的な価値が認められています。
他の暗号資産と比べると、将来性も信頼度もかなり高くなっているでしょう。
「暗号資産は危険」というイメージも、ビットコイン・イーサリアムに関しては払しょくされつつあります。
暗号資産の性質上、全くリスクがないとは言えませんが、投資ではなく資産として保有したいならビットコインやイーサリアム、またはリップル(XRP)などの主要銘柄がおすすめです。

・投票権としての暗号資産

暗号資産の中には、「ガバナンストークン」と呼ばれる性質のものもあります。
これはDAO(分散型自律組織)が設立されているプロジェクトから発行されています。
プロジェクトに代わり、ガバナンストークンを保有するメンバーに運営・管理を任せようというのがDAOの仕組みです。
実際は、ガバナンストークンがプロジェクトの意思決定をする際に用いられる投票権になります。
ガバナンストークンの保有者は、DAOの活動に参加してプロジェクトの方向性を決めることができるのです。
暗号資産がガバナンストークンの意味を持っていれば、直接プロジェクトに関われると考えられるでしょう。

■どうしてDAOが生まれたの?

DAOって何?という人のために、ここで詳しく解説していきます。
まず、web3.0プロジェクト・ブロックチェーンプロジェクトは、分散型の仕組みで成り立っているというのが基本です。
例えば、DEX(分散型暗号資産取引所)を提供するプロジェクトの場合、運営団体がなくデータがユーザーに分散され、取引承認もユーザーみんなで協力して行うという方法が取られています。
しかし実際は、何もないところにユーザーたちが集まって一つのDEXを立ち上げるということはできません。
やはり開発者がいて、プロジェクトの目標や計画を立て、管理者としてユーザーを出迎えるスタッフがいなければ成り立ちませんよね。
これがプログラマーであり、クリエイターになるわけです。
しかし、この形がずっと続くとなると、真のweb3.0ではないという話になります。
そこで必要になってきたのが、DAOです。
DAOが開発者や運営団体に代わって意思決定をすることで、中央集権的な部分を解消して、本当の意味で透明な取引、平等な運営ができるようになります。
今では暗号資産のほか、NFTプロジェクトでもDAOが設立され始めました。

■ガバナンストークンがコミュニティをDAOに進化させた

DAOの前には、プロジェクトを立ち上げた運営・管理団体とは別の、ユーザーだけで組織されたコミュニティが設立され始めました。
初めはファンの集いでしかなかったのですが、実際にDEXを利用したりプロジェクトに投資したりする中で、運営に対して意見を持つようになります。
そこでプロジェクトはガバナンストークンを発行し、それを使って運営メンバーを選んだり、意思決定に関する投票を行ったりできるようにしたのです。
例えば、UniSwapのトークンUNIは、プロジェクトの運営に関する投票へ参加するための権利=ガバナンストークンとして発行されています。
投票を希望しない人は、UNIを使って第三者に権利を委任することも可能です。
さらに保有者限定の特典をつけるなど、ガバナンストークンはDAOメンバーバッチの意味合いもあります。
DAOは分散型の組織なので、どこかのデータベースにメンバー登録をして管理するとなると、その意義に反してしまいます。
それならガバナンストークンの保有者=DAOのメンバーという仕組みにすれば、透明性もあるし分かりやすい!
だってそのガバナンストークンは、ブロックチェーンで管理されているからね♪
分散型組織に必要なのは、分散型台帳(ブロックチェーン)を持つ暗号資産というわけ。
暗号資産プロジェクトのコミュニティはDAO化によって団結力を強化し、ガバナンストークンを発行して本当のweb3.0、本当の分散型システムを実現しています。

■これからは暗号資産の意味に注目!

ガバナンストークンとDAOについて理解したところで、本題に戻ります。
暗号資産には投資商品・資産・投票権または会員証の意味があることが分かりました。
それではこれから買うなら、どんな暗号資産を選べば良いのでしょうか。
銘柄を選ぶ前に必要なのは、自分が何の目的で暗号資産を買うのか整理しておくことです。
売買投資で稼ぎたいなら、近いうちに値上がりするという情報を掴まなくてはなりません。
資産として保有するつもりなら、将来性や信用度が必要になります。
DAOの活動に参加したいなら、ガバナンストークンとして発行されている銘柄から選べば良いでしょう。
それぞれの暗号資産について値上がりの可能性、将来性、信頼度を比較するのも大切ですが、オールマイティーな銘柄はそう多くはありません。
自分が何を優先するのか、何のために暗号資産を買うのかを意識すると、本当に必要なものが見えてきますよ♪

 

暗号資産は、どんどん種類が増えています。
目新しいものに惹かれがちだけど、しっかりとした軸のあるプロジェクトかどうかを判断しなければなりません。
という私もまだペーペーなので、これからも勉強を続けていきますよ!(^^)

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