投資ブログを色々読み漁っていたんだけど、やっぱり株式かFXが人気みたいですね。
あとは最近話題のつみたてNISAとか、投資信託についての記事も多く見つかりました。
副業で投資する人も増えてきて、みんな資金運用に興味があるんだなと感じます。
本業だけで余裕のある暮らしができるのはほんの一握り・・・という時代に突入しているのかもしれませんね。
物価は上がり続けているけど給料が上がらないという負のスパイラルが起きているようです。
でも私は、株式とかFXってもうオワコンな気がするんですよね・・・。
今回は、これから私たちがもっと注目するべき投資商品「暗号資産」について考えてみたいと思います。
■暗号資産って?
暗号資産とは、金銭的な価値が認められ、日本円や米ドルなどの法定通貨と相互交換ができるインターネット上の財産のことです。
電子マネーは法定通貨建ての資産ですが、暗号資産はその銘柄自体が通貨として存在しています。
つまり、
PayPayにチャージされた1万円(JPY)=法定通貨
メタマスクに入っている1万円分のビットコイン(BTC)=暗号資産
というわけ。
法定通貨はそれぞれの国で銘柄が決まっており、他国の通貨が使える場面は数少ないでしょう。
米ドルは国際的に流通している通貨ですが、日本で米ドルが使えるお店はそう多くありません。
スーパーで使うのは日本円、ファミレスで支払うのも日本円です。
一方、暗号資産はそれぞれの銘柄に合わせて使い道が決まっています。
例えば、ビットコインは多くの決済場面で使われ、イーサリアムはNFT(非代替性トークン)の購入などに使われる暗号資産です。
リップルは国際送金の新たな手段として、世界の金融機関が採用するシステムに利用されています。
日本に住む人もアメリカに住む人も、ビットコインやイーサリアム、リップルを好きな時に好きな場面で使うことができるのです。
しかも、スマホ一つで海外送金も楽々、銀行窓口に出向く必要もありません。
夜間だろうが土日祝日だろうが、使いたい時に使える。
これが暗号資産の大きなメリットです。
■暗号資産で投資するのは危ない?
「暗号資産は詐欺だよ」と言う人もいまだにいるようです。
暗号資産が詐欺とまでは言わなくても、詐欺に遭う可能性が高いから暗号資産は買わない方が良いと考える人は多いでしょう。
でも、それって本当でしょうか?
株式・FXでは詐欺に遭う人が少なくて、暗号資産では多いって?
暗号資産投資詐欺が流行ってきたのはここ数年のことだけど、振り込め詐欺や株式・FX詐欺は何十年も前からあります。
詐欺の被害内容を調べてみると、
「必ず儲かるから」
「初心者でも月10万円は稼げる」
などと言われて、投資資金を振り込んでしまったというケースが多いようです。
詐欺でだまし取られるお金は、現金のほか、振込、電子マネー、プリペイドカードの場合もあります。
いずれにしても、株式やFXがゆえにだまされてしまった、現金・電子マネーだから簡単に渡してしまったということではないですよね。
甘い言葉にだまされ、投資の内容や相手の身元をよく調べもせずにお金を振り込んでしまったのがそもそもの原因です。
暗号資産ブームによって投資詐欺を企む詐欺師が増えたのは事実だけど、暗号資産だから危険、株式・FXだから安心という理論は成り立ちません。
■暗号資産を持っていると狙われるというおかしな噂も
「暗号資産を持っているなんて言ったら、突然襲われるよ!」なんて言い出す人もいるそうです。
現金だってスリや強盗に遭う可能性だってあるし、暗号資産に対するイメージって一体・・・(^^;) むしろ、暗号資産の方が強盗・盗難の被害を防げる可能性が高いと思います。 ビットコインが入ったスマホを奪ったとしても、ウォレットのパスワードや秘密鍵を入手しなければ暗号資産は引き出せません。 持ち主から聞き出すことができても、お金をもらうには送金先のアドレスも必要です。 「俺の送金アドレスをコピーしてこいつのスマホに送信」 「ウォレットのパスワードを解除して送金アドレスに貼り付けて送金だ~」 「えっと、まずは君のスマホとウォレットのパスワード聞いても良い?」 って、そんな精神的・時間的に余裕のある強盗はそう多くはないと思います(^^;)
また、盗難に遭った現金はどこでどう使われたか分からなくなるケースがほとんどです。
しかし、暗号資産の場合はウォレットのアドレスから犯人を特定できる可能性があります。
その前に、さっと奪って逃げるということがほとんど不可能ですけどね(笑)
■暗号資産は偽札が作れない
法定通貨は、国が発行し銀行が管理している通貨です。
どれだけ複雑な偽造防止の加工をしたとしても、やっぱり偽札が発見されてしまいます。
しかし、暗号資産なら偽ビットコインを作ったとしても、すぐにバレてしまうでしょう。
すべての暗号資産にはブロックチェーンアドレスという固有番号が振られており、偽造することはシステム上不可能です。
また、暗号資産は取引の都度、正しい処理がされているかどうかチェックされています。
誰がこのチェックをしているかというと、国でも銀行でもありません。
その暗号資産を取引するユーザーが自ら監視・承認するからこそ、正確性・安全性が保たれているのです。
実際には、その暗号資産によって誰がチェックするかが決まっているため、すべてのユーザーが関与しているわけではありません。
例えば、ビットコインならマイニングという作業によって計算をクリアした、最初の一人が取引内容を承認し、記録することができます。
イーサリアムの場合はステーキングという仕組みによって、イーサリアムの保有者の中からランダムで取引承認・記録をする者が決まります。
たとえ誰かが取引履歴を改ざんしようとしても、取引がある度に正しい処理がされているか調べられてしまうのです。
しかも取引履歴は連続しており、一つのデータを書き換えるにはそれにつながっている全てのデータを書き換える必要があります。
これは事実上、改ざんが不可能であるということです。
これこそが、ブロックチェーン技術の最大のメリットでしょう。
■これから法定通貨に投資しても意味がない?
私は、これから投資するなら暗号資産一択だと思っています。
でもこれを友人に話すと、
「暗号資産って失敗する人が多いんでしょ?」
「株式とかFXの方が安全だよ?」
と心配してくれます(^_^;)
まだ新しい投資商品なので、不安になる気持ちも分かりますが・・・。
個人的には、これから株式やFXで投資を始める方がリスキーだと思います。
数年トレードして、お小遣い稼ぎができればいいやと考える人はFXでも良いかもしれませんが、資産運用として続けていくなら暗号資産がおすすめです。
国が発行する法定通貨は、経済政策によって価値が変わってしまう性質を持っています。
物価が急上昇してパン1個が1,000円にもなる時代、スーパーインフレが起こる可能性もあります。
コツコツ貯めてきたのに、銀行残高が一夜にしてただの紙切れになってしまうことも考えられるでしょう。
FX投資をしている人は、世界情勢の急激な変化で大損害を生んでしまうかもしれません。
株式投資はもっと危ういもので、会社が倒産すれば株券の価値は0になります。
しかし、暗号資産は国や企業に影響されず、純粋に需要と供給のバランスによって価格が決まっています。
プロジェクトの成功・失敗によって価格が大きく変動するリスクもあり、時にはある国の情勢や著名人の発言によっても価格に影響を及ぼす可能性がありますが、それは株式・FXも同じです。
しかし、国や企業の都合で簡単に価格を変えられないという点においては、暗号資産の方が安全な投資商品として考えられるでしょう。
日本円は長らく安全な通貨だと言われてきたけど、ここまで円安が進むともう見ていられませんよね(´;ω;`)
だからといって日本円を捨てて米ドルを買っても、それほど事態は好転しないと思います。
どうせ新しく始めるなら暗号資産がおすすめ!
ビットコインやイーサリアムなど一定の成功を収め、現実世界にも受け入れられている銘柄に投資してみてはいかがでしょうか。
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