2024年1月10日ビットコイン現物ETFがアメリカで初承認

仮想通貨

ついに!アメリカ初のビットコイン現物ETFが承認されました!!
2023年からもしかして、もしかするんじゃないの、と期待が高まっていましたよね。
2024年に入ってすぐ承認される、最終判断の締め切り日である1月10日には結果が出るという憶測も飛び交い、界隈では大盛り上がりに。
ギリギリのところでSEC(米証券取引委員会)のXがハックされて誤報が出てしまうなど、最後までドタバタ劇を見せてくれましたが・・・。
ようやく新しい時代が到来しました!!
今回は、このニュースについて深掘りしていきたいと思います。

2023年は期待値がMAXに

ビットコイン現物ETFが承認されるのも時間の問題・・・と言われるようになったのは去年の秋頃。
これまで何度も申請されてきましたが、ビットコインの相場が乱れやすいという性質と不正取引などの懸念からなかなかGoサインが出ませんでした。
ところが金融の専門家から「2023年中に承認される可能性は75%くらいある」と発言されると、ビットコインに対する期待値も高まります。
大手ファンドからも申請が相次ぎ、上場が現実的になっていきました。
ビットコインには半減期も待っているし、ETFまで承認されれば価格が高騰することは必須!
このお祝いムードにビットコイン投資を始める人も増え、年末にかけてぐんぐん価格が上昇していきました。

承認は2024年に持ち越し・・・

2023年後半にぐっと期待値が上がったビットコイン現物ETFでしたが、クリスマスの週には全く動きがなく、不安の声が聞かれるようになります。
「これは2023年中に承認とはならないぞ・・・」と言い出す専門家も多くなり、盛り上がりはちょっと下火に。
一方、いくつかの大手ファンドは、ビットコイン現物ETF承認を見越して有価証券登録、手数料の設定などを始めました。
また、専門家のなかには2024年1月10日が承認するかどうかの最終判断日となっているため、「少なくともその日まで待っていれば何かしらの発表があるだろう」と予測する人も。
2023年の年末ギリギリで承認される可能性は低いけど、新しい年が来たら何かが変わる!
私も年明けから毎日ネットの金融情報やSNSなどをチェックして、今か今かと待ち望んでいました。

ビットコイン現物ETFの初承認ニュースは誤報

2024年1月9日、驚きのニュースが全世界を駆け巡りました。
ビットコイン現物ETFが、アメリカで初承認されたというのです!
私がこれを聞いたのは翌日10日の早朝、これはまたずいぶん早くから仕事しているのね・・・と思ったけど時差がありましたね(笑)
アメリカ現地時間では、1月9日の午後4時頃にSECのXアカウントから承認したと投稿されていたようです。
ところがこのニュースは、SECのアカウントが不正アクセスされたことによる偽情報だったらしく・・・。
なんと委員長のゲンスラー氏のアカウントもハックされ、偽コメントまで投稿されてしまいました。
世界中の投資家が首を長くして待っているこのタイミングで、なんたる失態!!
結局承認されないと暗示しているのでは?と落胆する声も聞かれます。
しかも、SECはアカウントの二段階認証を有効にしていなかったと指摘され、「おいおいアメリカの証券取引委員会、大丈夫か・・・?」と言われるような事態になりました。
日本では1月10日にSNSなどで拡散され、のちに誤報だったと分かってガッカリムードが広がっています。
「やっぱりビットコインに未来はない」と言い出す人も出始め、大人しく日本のNISAでもやるか・・・という気分になった人も少なくなかったでしょう。
でも私はまだ、希望を捨ててはいませんでした。
そもそも現地時間で1月10日に最終決定となっていたんだから、その日まで冷静に待っているべきだと思うんです。
誤報に惑わされて売買してしまった人もいたと聞きますが、これからビットコインの価値が決まっていくのに・・・。
やっぱり短期トレードには危険しかありませんね。
暗号資産投資家、特にビットコインで当てようと思っている人は、とにかくガチホが肝心です。

11本が初承認!おめでとうビットコイン現物ETF!!

ロイター通信によると、SECは現地時間の1月10日に11本のビットコイン現物ETFを承認したと発表しました。
アメリカで承認されるのは初めてのことで、世界一の経済大国がビットコイン現物ETFを認めたという歴史的瞬間です。
BlackRock、フィデリティなどの大手ファンドの申請が承認され、早ければ翌日11日には取引開始になるとみられています。
これにより、投資家はビットコインを直接購入しなくても投資信託でビットコイン投資ができるようになります。
暗号資産を不安視していた人も、ビットコインの波に乗れるようになるってこと!
ビットコインに資産価値があると認められた、または資産クラスの正当性を認められ始めたと考える専門家も多いです。
まだまだ法定通貨、株式並みの安全性があるとは言えませんが、これからビットコインは当たり前のように取引される投資商品へと成長していくでしょう。

ETFにどれくらい可能性がある?

金融アナリストは、今年だけで500~1000億ドルの資金がビットコイン現物ETFに集まるとみています。
これはビットコインの価格も10万ドル、1450万円以上に押し上げる可能性があるとか。
ただし、今のところビットコインの価格に大きな動きはありません。
ETF承認はすでに2023年中から期待値が高まっていたため、現在までの価格に折り込み済みといったところでしょう。
アメリカの市場で実際に取引が始まり、ETFを利用してビットコイン投資を始める人が増えれば一気に価格が上昇するとみられています。
これまでビットコインに投資したければ暗号資産取引所に口座開設しなければならず、ハッキングや破綻の危険性と隣り合わせでした。
多額の顧客資産が取引所のハッキングにより失われ、暗号資産の流出により破綻する取引所も・・・。
暗号資産投資は自己責任で、という面が強すぎましたよね(^_^;)
ETFが承認されることで、販売する証券会社にも責任が発生します。
SECの監督下にある証券会社でビットコインETFを購入すれば、たとえ証券会社が破綻しても投資家の資産は守られるでしょう。
アメリカでは、普通の投資信託としてビットコインを扱うことができるようになったのです。

日本でビットコインETFが承認される可能性はある?

2024年1月現在、日本の証券取引所でビットコインはじめ暗号資産のETFは取り扱われていません。
日本の運用会社が申請をしたという情報もなく、近いうちにETFとしてビットコイン投資ができるようになる可能性は極めて低いでしょう。
日本の証券会社で海外ETFを取り扱う場合もありますが、そのなかに暗号資産銘柄は含まれていません。
日本人がアメリカの証券口座を開設するという手もあるみたいですが、日本人がビットコイン現物ETFが購入できるかどうかは不明です。
まずは、アメリカの市場でビットコイン現物ETFが活発に取引されるようになり、特に問題がないと分かるまでは様子を見ようと思います。
そのうち日本でも暗号資産取引のルールがはっきり決まって、日本の証券会社でもETF申請してみようかなという流れが始まるのかもしれませんしね。
時代の先を行くのも良いけど、冷静に動向を観察するのも大切なことです。

アメリカのビットコイン現物ETFが承認されたことで、日本の証券会社でも取り扱いが始まる可能性もあります。
しかし、それは2024年中には難しいだろうなというのが私の考えです。
まずは日本政府が暗号資産の性質を正しく理解し、しっかりとした制度を構築してからの話になるでしょう。
・・・私が生きているうちには承認されてほしいけど(^_^;)

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