ブロックチェーンとコラボするサービスがどんどん増えていますが、最近全く新しい「分散型SNS」が登場したと話題になっています。
フットワークが軽い人は、すでにXから乗り換えて利用しているとのこと・・・。
チャンスに乗り遅れないためにも、早速どんなアプリなのか調べていきましょう!
ついに登場!分散型のSNS
これまでのSNSといえば、運営側が「これは危険な投稿だ」と判断すれば削除することができました。
「こいつ宣伝ばっかりしてるわ」と決めつけて、突然アカウントを凍結してしまうケースもあります。
2022年にNFT取引が活発だった頃、クリエイターが「私の作品見てね♪」と毎日投稿にリンクを貼りまくったら、アカウントがBAN(強制退去)されてしまったという話もよく聞きました。
特にX(旧Twitter)には厳しい基準があるようで、新たな経営者となったイーロン・マスクに都合の悪い投稿はどんどん削除され、反対派のアカウントはいつでも凍結される可能性があるとまで言われていたのです。
これでは安心してSNSを使うことはできず、自由で透明性の高いサービスとは言えませんよね。
そんな時登場したのが「Phaver(フェイバー)」などのブロックチェーン技術を使ったSNSです。
分散型のSNS、web3.0のSNSとも呼ばれ、運営にあった主導権をユーザーに渡すことでもっと自由なやり取りができるようにしています。
これまでのSNSは運営側がサービスを提供し、我々ユーザーはその場を借りて交流していたに過ぎません。
分散型SNSのアプリはブロックチェーン上に構築されているため、ユーザー同士で管理することが可能です。
データベースがなく、分散型ストレージという技術によってアプリを利用する端末でデータの保管ができます。
つまり、アプリのデータが一つに集約されておらず、ユーザー一人ひとりで管理するということですね。
この仕組みなら運営者が自分の都合でデータを削除したり、勝手に書き換えたりできません。
Xのように「いつの間にか私の投稿消されてるんだけど・・・」ということが起こらないので、安心して自由に発言できるでしょう。
分散型SNSはハッキングにも強い
自由で透明性の高いサービスが利用できるだけでなく、ハッキングやシステム障害のリスクが低いことも分散型SNSのメリットです。
従来のSNSは中央にデータが集約しているため、そこをハッキングされれば簡単に個人情報が流出します。
Facebookはこれまでに何度も情報漏洩が起こっており、ユーザーの個人情報は常に危険にさらされているでしょう。
分散型SNSではユーザーが自分でデータを管理するので、ハッキングのリスクも分散されます。
たとえ一つのストレージにシステム障害が起こっても、他のブロックチェーン参加者の端末によってサービスは継続されるため、使えなくなるという可能性は低いです。
バグが発生することはないとは言い切れませんが、基本的には24時間365日いつでも安心して利用できると考えられています。
分散型SNSなら収益化が狙える!
Youtubeは動画視聴数に応じて、クリエイター収益を得ることが可能です。
Xでも一定の閲覧数を得ているユーザーに対し、収益を配分する仕組みができました。
しかし、従来のSNSでは運営側が定めた条件があり、実際に収益を得ているのは一部のクリエイターのみに限定されています。
せっかく収益化の条件達成に向けて着実に進んでいたのに、ある日突然運営側から「収益化の条件が変わりました」と発表されることもあるでしょう。
クリエイターは運営側に振り回され、運営側の言う通りにしないと収益化できないという構図になっていました。
分散型SNSは、利用や収益化のルールが明確です。
基本的にコミュニティによって投票などの民主的な方法でサービス内容が決められているため、誰かの都合で勝手に変えるということはできません。
また、分散型SNSに投げ銭機能を搭載するのも簡単なので、たった一人ファンができるだけでも報酬が発生するでしょう。
従来のSNSに比べて収益化のハードルが低いのも、分散型SNSのメリットです。
本当に安全なSNSとは?
従来のSNSでは、元タレントからインフルエンサーと呼ばれるようになった人や、過激な内容の動画で無理やり視聴数を稼ごうとしている人しか儲からないのでは?と感じますよね。
もちろん地道にコツコツ動画を上げ、少しずつチャンネル登録者を積み上げていった真面目なクリエイターも多いです。
しかし、そんな努力の結晶を簡単に追い抜いてしまうような有害で刺激的な動画も従来のSNSにはあふれています。
一方、全く規約に引っかかるようなことを言っていないのに、アカウントを凍結されたという人も・・・。
運営側が全てを決めている従来のSNSでは、公平性に欠けるサービスとなっている可能性があります。
私たちが安心してSNSを使うには、ユーザー同士でサービスの質を向上させ、本当に必要なルールを設ける必要があるのではないでしょうか。
実際に使っている人たちみんなで「これは有害だ」とする判断基準を決め、該当する投稿を削除でき、危険なアカウントを凍結できれば、もっとSNSは安全なものになると思います。
こんなにたくさん!すでに公開されているアプリも
分散型SNSは、すでに多くのアプリが開発されています。
それぞれXにもフォロワーがおり、注目度が高いことが分かりますね。
・Phaver
web3.0版のXと呼ばれ、投稿に対してコメントしたり、アカウントをフォローしたりできる機能があります。
「Share to Earn(シェアで稼ぐ)」のアプリとなっており、他のユーザーの投稿をステーキングすることで報酬を受け取れる仕組みもあります。
また、他の人を招待して報酬を受け取ることも可能です。
このアプリではSNSを使ったDeFi、「SocialFi(ソーシャルファイ)」ができると話題になっています。
・Damus
こちらもXと似たような分散型SNSとなっており、NFTをプロフィールに設定することも可能です。
アカウント登録では電話番号が不要であり、ダイレクトメールが暗号化されているのでセキュリティ面においても安心できるでしょう。
2023年にリリースされたばかりですが、5万ダウンロードを達成するなど世界的に注目されています。
・Peepeth
ブロックチェーン版Xと呼ばれることもある、イーサリアム基盤の分散型SNSです。
機能的にはXとほぼ同じですが、イーサリアム(ETH)の投げ銭機能があります。
広告がなく、PR的な投稿も非推奨です。
投稿(つぶやき)はブロックチェーンに記録されますが、ETHでガス代を支払う必要があります。
少額ですが、一定金額を徴収されることで「くだらない発言ばかりしているわけにはいかないな・・・」とある程度の抑止力になるかもしれませんね。
コミュニティ運営のためのSNSがコンセプトになっており、初心者にはハードルが高いかなと思います。
注目度NO.1はPhaver(フェイバー)!
数ある分散型SNSのなかでも特に注目されているのが、暗号資産が稼げると話題のPhaverです。
このアプリはイーサリアムの考案者Vitalik Buterin氏もアカウントを作成し、世界的に注目されるようになりました。
日本語でも使えて、Xでは招待コード拡散されているため、比較的始めやすいでしょう。
近いうちにポイントを暗号資産に交換することができるようになるといわれており、独自トークンがエアドロップされるとの情報もあります。
早めにアプリを登録しておき、お試しでポイントを貯めてみましょう。
今はただのアプリで使うためのポイントかもしれませんが、将来的には思わぬ資産になる可能性が高いです。
分散型SNSは、自由な発言ができるだけではありません。
セキュリティの高さでも注目されており、今後は従来のSNSに代わって主流になる可能性があります。
今のうちから始めておけば、人気SNSになった時にはすでに有名人かも!
なにごとも、先行者優位の時代なんだな~(‘ω’)
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