私がNFT取引をしようかどうか迷っているうちに、OpenSeaの仕様が大幅に変更されていたようです(笑)
改変があったのは2023年10月のことで、主にNFT発行方法が大きく変わりました。
ユーザーのなかには「わけがわからない・・・」と困惑する人もいるようで、これをきっかけに別のプラットフォームに乗り換えるケースも多いようです。
これはLOLLIPOP(ロリポップ)のTime Capsuleにもチャンスがあるんじゃないの!?
今回は、最大手NFTプラットフォームOpenSeaの仕様変更について調べていきましょう。
OpenSeaは何が変わった?
2023年10月に変更になったのは、OpenSeaのクリエイター向けツールです。
NFT購入についてはそれほど変わっていないという情報もありますが、実際に触ってみると細かい仕様変更は多少あるようですね。
NFTを出品するクリエイター側の立場では、次の4つが大きな変更点になります。
共用コントラクトでの新規発行停止
これまで、多くのクリエイターは共用コントラクトを使ってNFTを発行していました。
共用コントラクトとは、簡単に言えばOpenSeaが作成した一つのコレクションのこと。
つまり、これまではOpenSeaが提供している巨大なコレクションの中にそれぞれのクリエイターが自分の商品棚を作っていたのです。
独自コントラクトでNFTを発行している人もいましたが、NFTブームが訪れていた2022年頃までは一般的な方法ではありませんでした。
一部のクリエイターが「そろそろ独自コントラクトの勉強しなくちゃな・・・」と重い腰を上げ、ようやくOpenSeaに頼らない独自のNFTを発行できた、という感じだったと思います。
ほとんどのクリエイターは共有コントラクトを使用してNFTを発行していたのですが、仕様変更によりすべてのクリエイターが新たに独自コントラクトで作成しなければならなくなりました。
仕様変更前のコレクションに新作が追加できない
改変前に作成していたコレクションが共有コントラクトを使用していた場合、新たな作品を追加することができなくなりました。
リストする前であれば作品の削除や編集も可能でしたが、それもできなくなったそうです。
ただし、コレクションの名前や説明文は編集できます。
音楽データと3DデータがNFT化対象外に
これまではMP3やWAVなどの音楽データ、3DデータをNFTにすることができましたが、仕様変更後は対象外となってしまいました。
私はいずれ音楽NFTを作ろうと思っていたので、これは大誤算です(´;ω;`)
3DモデルのNFTも人気だったのに・・・。
今は平面的なイラストしかアップロードできないってことなのかな?
もし音楽データや3DデータをNFT化したいなら、別のツールを使わなければならないとか。
まあ不可能というわけではなく、他に方法はあるみたいですね。
音楽NFT、3DNFTも販売自体は引き続きOpenSeaでできるので、コレクションの存続においては問題ありません。
販売方法が増えた
これまでは、価格をつけて売る、オークションに出品して売るという方法が利用できました。
仕様変更後はミントサイトを使用してのプレセールや、ジェネラティブNFTのパブリックセールもできるようになったそうです。
ただし、手数料10%を差し引いての売り上げとなるため、今までの販売方法の方が儲かるといわれています。
手数料無料でこのような販売方法を使いたいなら、別のツールが必要だそう。
コレクション作成ツールって?
OpenSeaを開いてコレクションの作成画面を見てみると・・・
「Drop a collection」
「Create an NFT」
という2つの入り口がありました。
コレクションを一から作るなら前者を、すでに作成済みのコレクションにNFTを追加したいなら後者を選べばいいんじゃないの?と思いましたが・・・。
詳しく解説しているサイトを見てみると、どうやらそうではないようです。
「Drop a collection」は、NFT規格がERC-721となるほか、コレクションページにロードマップや紹介動画をアップできるとのこと。
ミントサイトも簡単に作れるようですが、コレクション作成時にガス代がかかります。
手数料は10%で、以前よりもかなり高い(´;ω;`)
「Create an NFT」はこれまでとほとんど変わらず、ERC-1155規格、手数料も2.5%と据え置きです。
普通にコレクションを作成するだけで独自コントラクト扱いとなるので、特に新しいことをしたいわけでなければこちらを使いましょう。
ただしNFT発行でガス代がかかるので、コストは増えます。
インスタにアップするみたいにNFTが作れる♪だと・・・?
OpenSeaの仕様変更アナウンスで、「Instagramに画像をアップロードする感覚で、手軽にNFT発行ができるツールを準備中だよ」と言っていたそうです。
ちょっと!LOLLIPOP(ロリポップ)の真似しないで!!( ゚Д゚)
数ヶ月以内にリリース・・・と2023年10月時点で言っていたみたいですが、その後どうなったの!?
LOLLIPOP(ロリポップ)のNFTプラットフォーム、Time Capsuleのコンセプトはまさにそれなんです・・・。
SNSに投稿するみたいに、スマホ一つで手軽にNFTを発行できるって画期的なアプリになることを目指しているんです・・・。
Time Capsuleが世界初になってほしいので、OpenSeaにはちょっと待っていてほしいというのが切実な願いですが(^_^;)
LOLLIPOP(ロリポップ)頑張って!!
OpenSeaの新しいNFT発行方法をチェック
LOLLIPOP(ロリポップ)のTime Capsuleが完成するまではどうしようもないので、とりあえずライバルのOpenSeaで最新のNFT発行方法を把握しておきましょう。
これまではメニューから「Create」を探していたと思いますが、これからは「Studio」画面を使っていきますよ。
まずOpenSeaにメタマスクを接続し、ログインします。
アイコンにカーソルを合わせるとメニューが開くので、「Studio」をクリックしてください。
開いた画面が、今後使うNFT作成ページとなります。
「OpenSea Studio」が表示されたら、「Create」ボタンをクリック。
先ほど解説した「Drop a collection」と「Create an NFT」が表示されます。
これまでと同じ方法でNFTを発行したい人は、「Create an NFT」をクリックしましょう。
既存コレクションに追加することができなくなったので、新たにコレクションを作成します。
「Create a new collection」をクリックし、コレクション名やブロックチェーンを入力してください。
最後に「Coutinue」をクリック、メタマスクでガス代をチェックして「確認」をクリックします。
「Your collection has been created」と表示されたら完成です。
あとはコレクションにNFTを追加していけばOK!
NFTの画像アップロードや詳細情報の入力、発行(Mint)や出品(List)の方法はこれまでと同じです。
独自コントラクトはDetailsで確認できる
作成したNFTは、仕様変更前と変更後で何が変わったというのでしょうか。
「Create an NFT」から作成する場合、NFT規格には違いがありません。
今までと違うのは、コントラクトが共有か独自かという点です。
NFTの個別ページを表示し、「Details」を開いてみましょう。
「Contract Address」に書かれている文字列が、独自コントラクトになっているはずです。
・・・まあこれを見たところで「わあ!独自コントラクトになってる!」って分かるわけではないんですが(笑)
その下の「Token ID」を見ると、もっと分かりやすいかも。
共有コントラクトを使っていた人は今までここにもっと大きな数字が書かれていたと思いますが、独自コントラクトを作成して一発目のNFTであれば「1」になっているはず。
つまり、みんなが一緒に使うコントラクトから、あなた一人だけの新たなコントラクトになったことを意味しているのです。
仕様変更後は、一度NFT化した画像の編集や差し替えができません。
タイトルや説明文に関しても編集する機能がないそうなので、十分確認してから発行しましょう。
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