現物ETF承認と半減期、2つのビッグイベントを経験したビットコイン(BTC)ですが、これからはどんな動きを見せるでしょうか。
2024年の上半期も残すところあと1ヶ月。
現在は史上最高値を超えたり、またちょっと下がったり、なかなか落ち着かない様子ですよね。
今回は、BTCの今後について予想していきたいと思います。
現物ETF承認で何が起こった?
アメリカで初めてBTC現物ETFが承認されたのは、2024年1月11日のこと。
個人投資家や機関投資家が投資しやすくなり、暗号資産のさらなる拡大が見込まれています。
そろそろ承認されるじゃないかと言われ始めた2023年後半から、徐々にBTCの価格が上昇していきました。
承認が確定するまでに行き着くところまでいったという感じで、歴史的瞬間にはそれほど大きな動きは見られていません。
承認後もしばらくは冷静さを保っており、むしろ反発して一時は580万円まで下落してしまいました。
その後は持ち直し、3月4日にとうとう1000万円の壁を突破!!
ただ、1月11日にBTCの世界が激変した!というよりはヌルっと新時代に入っています(笑)
それから3月まで順調に上がり続けていたものの、5月には下落傾向に転じました。
現在1000万円台となっていますが、これ以上成長するか、また1000万円を割り込むかは定かではありません。
半減期で何が起こった?
BTCに4度目の半減期が訪れたのは、2024年4月20日のことでした。
マイニング報酬が3.125BTCに削減され、インフレ率が低下しています。
つまり、希少性が高まった=1枚あたりの価値が上昇したというわけですね。
じゃあ価格も上昇したと思いきや、イスラエルとイランの衝突が影響したのか、特に大きな動きは見られなかったようです。
ただ、過去の半減期後はいずれもBTCが大きく成長しており、今回も同じように価格を伸ばす要因にあると考えられています。
これまでの経験上、半減期から2~3年後が本来の価格になっているはずということで、今はまだ見守りの段階かな。
「思ったより半減期の効果がなかった!売ってしまおう!!」という人は時期尚早です。
爆益を期待していた人も、ちょっと落ち着いて。
BTCは将来的に法定通貨に代わるような銘柄に成長するはずです。
売ってお金にするだけが投資ではないので、良い時期を待ちましょう。
ビットコイン、円で見るかドルで見るか
BTCの価格を調べる際、円建てで見る人とドル建てで見る人がいると思います。
円建てで見る場合、数日で大きく伸びていてウハウハな人も多いのでは?
しかし、これは単に円安ドル高の影響である可能性も捨てきれません。
確かにBTCの価格は2023年初頭と比べてかなり伸びてきていますが、円安により1ドルに対して支払う日本円の金額が高くなったため、結果的にBTCの価格が高くなったように感じているのかもしれません。
一方、ドル高になるとBTCの価格が下がり、ドル安になるとBTCの価格が上がるという逆相関の関係があると指摘されています。
よりBTCの価格を肌で感じるなら、円建てよりもドル建てで見た方が確実だというのが私の考えです。
私は特に今すぐ売る予定もないので、日本円にしてどれくらいの金額に換えられるのかというよりも、BTCの価格がどれだけ伸びたかという上げ幅の方が気になりますから。
米国株がビットコインに影響する!?
米国株式市場で代表的な株価指数である「S&P500」って聞いたことありますか?
最近はNISAを始める人も増えていて、こちらに投資する人も多いと思います。
実はこのS&P500とBTCには正の相関関係があるといわれており、これは機関投資家がBTCに投資し始めたからではないかと考えられているそうです。
この事実は、米国株と同様にBTCもリスクのある投機商品として見られていることを表しています。
反対に、金(ゴールド)は安定的で資産性の高いものとなっているためBTCとは逆相関関係になるといわれているようです。
ただ、暗号資産であるBTCと米国株・金は、それほど関係がないように見える局面もあります。
S&P500の調子が良いからBTCも上がるはず!と判断するには材料が足りない部分もあるため、鵜呑みにしすぎないように気を付けてください。
どのみち、暗号資産投資2~3年レベルの素人には難しい分析となるでしょう(^_^;)
アルトコインとの相関性は?
それでは、同じ仮想世界のものである、別の暗号資産との相関関係はないのでしょうか。
BTCとイーサリアム(ETH)のチャートを見比べると、BTCが上がればETHが上がる、BTCが下がればETHも下がるという傾向に気が付くはずです。
両者は時価総額1位と2位の関係なので、暗号資産といえばこの2つ!という投資家も多いでしょう。
それが正の相関性を持つ理由かもしれませんが、時価総額でBTCやETHに大きく引き離されているライトコイン(LTC)もBTCとの相関性が高いことが指摘されています。
つまり、ETHのような主要銘柄であろうが、草コインであろうが、大体どの暗号資産もBTCの動きと似たようなチャートになると考えられるでしょう。
ただし、2017年の例を見てみると、一概にそうとは言えません。
この時BTCだけでなく他の暗号資産も大幅な上昇となりましたが、ETHもLTCもBTCに連動しなかったようです。
2017年はアルトコインに光が当たった瞬間であり、BTCからETHやLTC、その他の銘柄に乗り換える投資家も多くなりました。
そのため、BTCの価格がそれほど上がっていないのに、アルトコインでは急上昇するという相関性の低下が見られたのです。
逆相関とまではいきませんが、必ずしもすべてのアルトコインがBTCに右ならえするわけではありません。
また、BTCのハードフォークによって生まれたビットコインキャッシュ(BCH)においては、逆相関関係にあると指摘されています。
とはいえ正確な検証に必要な期間が短いため、まだ結論付けるのは早すぎるでしょう。
ビットコインの将来性は?
現在最も主要な暗号資産として知られているBTCですが、あらためて将来性について考えてみましょう。
BTCは多くの銘柄のなかで認知度や普及率が高く、暗号資産=BTCだと思っている人もいるほどです。
すでに世界中のさまざまな場面で決済に利用され、BTCを引き出せるATMまであります。
(物質としてのお金で引き出すのではなく、スマホなどのウォレットに残高を移せる)
エルサルバドルでは国の法定通貨として採用され、普段の買い物でも利用されています。
ただし日本円や米ドルのような現実のお金と違って、暗号資産であるが故の安定性に乏しいという特徴も。
半減期によってマイニング報酬が減り、マイナーの撤退も予想されます。
マイニングはトランザクションを成立させるために必要なステップであり、マイナーが大幅に減少すればBTCの仕組みが成り立たなくなるおそれもあるでしょう。
これは価格にも悪影響を及ぼすので、マイニングを選択していない投資家にも大打撃となります。
しかし、現物ETFの承認によって投資熱が高まっているのは事実で、今後アメリカ市場で多くの個人投資家がBTC投資に乗り出す可能性が高いです。
あらゆる判断材料を並べても、BTCがさらに大きく成長することが期待できると思います。
・・・ということで、将来性はアリ!
これが私のBTCに対する、今のところの評価です。
BTCは、これから当たり前に使われるお金になっていくと思います。
日本では暗号資産で支払いができるお店はまだ少ないけど、お隣韓国では多くの場面で使用可能になっているそうです。
私たちも頑張らなきゃ!
とにかく、政府は税金下げることから検討しましょ((+_+))
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