WebX2024が開催されるというニュースに驚いたばかりですが、なんともう一つのクリプトカンファレンス、IVSも今年開催されるそうです!
WebXはweb3.0がテーマ、じゃあIVSは何なんだ?という人もいるでしょう。
今回は、WebXとIVSの違いや、今年開催される「IVS2024 KYOTO」について調べていきたいと思います。
また、LOLLIPOP(ロリポップ)が参加する可能性についても調べてみました。
IVSとは?
IVSの公式サイトでは、「日本最大のスタートアップカンファレンス」と説明されています。
簡単に言えば、日本全国から起業家や投資家、事業者、行政や支援者が集う大規模な会議です。
2007年にスタートし、異業種の専門家が交流することで生まれる化学反応「カオスマッチング」を促進し、国際的なイノベーションの加速を目指しています。
また、画期的なアイディアを持っている人が起業やプロジェクトの立ち上げに挑戦するためのきっかけづくりとしても活用されています。
2023年には完全招待制を廃止、スタートアップに興味があれば誰でも参加できるようになりました。
各業界の課題に焦点を当てたミーティングでは、精通者やレジェンドたちの話からインスピレーションを受けた人も少なくありません。
IVSは、新時代を目指す若者たちに見識を深める場を提供しているのです。
IVSとWebXはどう違うの?
IVSとWebXは似て非なるものです。
WebXの公式サイトでは、「アジア最大規模のグローバルカンファレンス」と説明されていました。
WebXを企画しているのは日本最大手の暗号資産・web3.0メディアCoinPostであり、IVSとは母体が違います。
IVSはHeadlineというベンチャーキャピタル企業が運営しており、両者はイベントの目的も異なっています。
WebXは暗号資産やNFTなど主にweb3.0について話し合われるイベントを開催していますが、IVSはweb3.0に限らずスタートアップ企業やベンチャー企業に関連するイベントを企画するプラットフォームです。
どちらも「アジア・日本最大級」「カンファレンス」という言葉を使っているので混同してしまいますが、実はテーマが全然違うんですね。
ただし、IVSではクリプト関連のサイドイベントが開催されたこともあるので、web3.0に特化した企画が催される場合もあります。
最近は暗号資産やNFTをビジネスに取り入れるスタートアップ企業も増えているので、WebXだろうがIVSだろうがカンファレンスのテーマとして掲げられる可能性が高いでしょう。
IVS2024 KYOTOのテーマは?
それでは、今年のIVSではどんなことが話し合われるのでしょうか。
IVS2024 KYOTOのテーマは、「Cross the Boundaries」です。
IVSの理念通り、日本最大のカンファレンスで国籍や性別、宗教、職能、技術、所属する組織の垣根を超えたカオスマッチングが起きる場を提供したいといいます。
日本はある意味、行き着くところに行き着いたのかもしれません。
個人的な差こそあれ、日本全体で見れば社会的・経済的・文化的に成熟した状態であり、目立った問題や課題が見つからない業界もあるでしょう。
しかし世界を見渡せば、多くの人が貧困にあえぎ、多くの自然環境が破壊されています。
いずれ人類の危機につながるような問題が山積しているのです。
個人や少数の組織・団体が立ち向かうにはハードルが高すぎるため、豊富な知識と高い能力を持つメンバーをより多く集める必要があります。
IVS2024 KYOTOは未来を創る人々が集い、議論を交わし、ともに創造する場を目指します。
すべては人類の、地球の存続と発展のために。
これが今年の大きなテーマとなるでしょう。
IVS2024 KYOTOの目標は?
今年のIVSでは、議論するべきテーマや出会うべき人、向き合うべき課題をより明確にします。
特にスタートアップに関わる計画について、徹底的に話し合う場を提供するそうです。
例えば、AIやDeeptechなどのテクノロジー、グローバル、社会問題に対する議論、オープンイノベーションなどの分野を重点的に、日本のスタートアップが進化させるべきテーマを選定、それぞれに適した企画を立ち上げるとしています。
また、今回は女性参加比率を30%を目標に掲げました。
スピーカーに女性を起用したり、女性参加者専用エリアを設けたり、性別を問わずスタートアップに携われる機会を創出したいと考えています。
女性に限らずあらゆるマイノリティやさまざまなバッググラウンドを持つ人々が集う場になりそうですね。
今年のIVSは英語が必須になる!?
IVS2024 KYOTOでは、日本だけでなくアメリカや南米、韓国、台湾、東南アジア諸国など世界中からスタートアップ企業の代表者や投資家が集い、すべて英語でセッションされるイベントも企画しているようです。
そもそも今年は国際的でボーダレスな話し合いをすることが目標となっているのに、外国人も日本語でお願いしますというのも変な話ですよね(^_^;)
国際基準的には英語を使うのがスタンダードなので、自国開催であっても英語を使うべきだと思います。
と言っている私もそんなに英語が得意ではないので、いつかIVSに参加する時までにはしっかり聞き取れるようにしておきま~す(;’∀’)
タイムテーブル公開!今年は7/4~7/6
IVS2024 KYOTOは、7月4・5・6日の3日間開催されます。
1日目は11時にオープニングイベント、17時35分まで結構みっちりスケジュールが組まれていますね…
2日目も11時から17時15分まで各エリアで講演会が続き、3日目は11時スタートの16時45分がラストかな?
ちなみに会場は1階から5階まであり、1階だけでも6ステージが用意されています。
また、サイドイベントとして開催期間中の前後に行われるパーティや展示会なども企画されているそうです。
IVSに参加するメンバーが自由に主催することができ、昨年のIVS2023 KYOTOでは150以上のサイドイベントが催されたとか。
IVS2024 KYOTOやサイドイベントの日程については、公式サイトをご確認ください。
IVS Cryptoも今年開催!
IVSと同時に開催されてきた、IVS Crypto。
こちらは「日本最大級のクリプトカンファレンス」として、ブロックチェーンプロジェクトや暗号資産、NFTに関するミーティングや講演が行われています。
今年も「IVS Crypto2024 KYOTO with Japan Blockchain Week Summit」として7月4~6日の3日間で開催、IVS2024 KYOTOと同じ「Cross the Boundaries」のテーマが掲げられました。
「ブロックチェーン×AI」、「SocialFi×エンタメ」といったテーマでもセッションが繰り広げられ、ゲームやアニメ、漫画のweb3.0への移行を目指すコンテンツの展示も企画されているようです。
また、さまざまなネットワーキングの場が提供され、新たな人脈作りにも役立てることができます。
こちらもタイプテーブルが公式サイトにアップされていたので、興味がある方はぜひチェックしておいてくださいね。
LOLLIPOP(ロリポップ)がIVSに参加する可能性はある?
昨年開催されたIVS Crypto2023 KYOTOでは、LOLLIPOP(ロリポップ)がシルバースポンサーとして参加していました。
今年はIVS2024 KYOTO、IVS Crypto2024 KYOTOともにスポンサー欄にはLOLLIPOP(ロリポップ)の名前がなかったので、残念ながらプロジェクトとしては参加しないみたい…
今後もIVSは開催されていくと思うので、再来年以降に期待しましょう!
ちなみに、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto2024 KYOTOは京都パルスプラザがメイン会場となっています。(言い忘れていましたが)
その他の場所でもサイドイベントが企画されているので、詳しくは公式サイトに掲載されているガイドブックを参考にしてみてくださいね。
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