カフェで友人と暗号資産の話をしていたら、隣のテーブルに座っていた会社員風の男性にいきなり「まだビットコインなんてやってんの!?(笑)」と言われてしまいました。
突然見知らぬ女性に話しかけるのも失礼ですし、人の会話に乱入するのもお行儀が良いとは言えませんよね(#^ω^)
もちろん盛大に無視させていただきましたが、暗号資産に悪いイメージを持っている人は一定数いると思います。
特に日本では、暗号資産が何かも知らない人もまだ多いでしょう。
今回は、暗号資産についてのイメージを調査した結果から、日本人にどれだけ暗号資産が浸透しているか考察してみることにしました。
暗号資産のイメージを大調査!認知度はどれくらい?
日々の生活をちょっとお得にする方法を教えてくれる情報メディア「マネー大全」を企画する株式会社S.E.ネットワークは、暗号資産についてのイメージ調査を実施しました。
対象となったのは全国から集められた20~60代の男女で、総勢608人から回答を得ています。
まず、「暗号資産についてどれくらい知っていますか?」という質問に対する回答を見ていきましょう。
「詳しく知っている」と回答した人は全体の6.7%、「少し知っている」という人は39.3%という結果になりました。
どの程度暗号資産の仕組みを理解しているかは分かりませんが、大体どんなものか答えられるという人が46%もいたわけです。
一方、「あまり知らない」が42.8%、「全く知らない」と答えた人は11.2%もいました。
全体の54%、実に半数以上は暗号資産のことをほとんど知らないということが分かります。
おそらく、「名前は聞いたことあるけど、どういうものか聞かれても答えられない」という人が一番多いのではないでしょうか。
まあ日本人は謙遜するタイプなので、「知らない」と答えた人のなかにも実はすでに投資しているって人もいるかもしれませんが(^_^;)
暗号資産のイメージは良い?悪い?
次に、「暗号資産について良い・悪いどちらのイメージを持っていますか?」という質問に対する答えを見てみましょう。
…そもそもこの質問の意義がちょっと分からないのですが(^_^;)
「良いイメージを持っている」と答えた人が37%、「悪いイメージを持っている」と答えた人は63%いました。
その理由として、良いイメージを持っている人は次のような回答が多かったといいます。
◎近未来的
◎儲かる
◎インターネットで管理が楽にできる
そのほか、
◎これからも伸びそうな気がする
◎少額で始められる
◎海外送金しやすい
などの意見もありました。
一方、暗号資産について悪いイメージを持っている人の理由としては、
◎お金としての不安定さがある
◎リスクが大きい
◎危険がある
というものが圧倒的に多かったようです。
少数意見としては、
◎インターネット環境がないと取引できない
◎利用する機会がない
◎なんとなく怖い
というものがありました。
暗号資産を好意的にとらえる理由
暗号資産について良いイメージを持っている人は、実際に自分が投資を始めていたり、ブロックチェーンについてある程度の知識があったりするのではないでしょうか。
暗号資産を語るうえで、まずブロックチェーンの仕組みを理解することが必要です。
取引の透明性や匿名性、データの分散管理による安全性について正しく理解していれば、暗号資産が信頼できるデジタル資産であると認識できると思います。
初めは半信半疑だった人も、しっかり内容を勉強して取引を体験すれば、国が管理する法定通貨よりも自由で安全な資産運用ができると分かるはずです。
暗号資産を過度に恐れることなく、効率的に投資をしている人には「暗号資産を選んで良かった!」と感じられる未来が訪れるでしょう。
暗号資産を怖がる理由
反対に、暗号資産について悪いイメージを持っている人は、まだブロックチェーンの仕組みを理解していないのだと思います。
ある程度勉強している人も、ハッキングや資金流出のニュースが耳に入ってしまうことで「やっぱり危険なんだ!」と思ってしまうのではないでしょうか。
しかし、暗号資産がどのようにして取引されるのか、ブロックチェーンとの関係についてしっかり理解していれば、恐れることはありません。
ハッキングや資金流出の事件においても、「暗号資産だから被害に遭った」わけではないと分かるはずです。
暗号資産を怖がって「絶対に手を出すもんか!」と思っている人と、「暗号資産についてあまり知らない・全く知らない」と答えた人は同一である可能性も高いと思います。
ただ、パーセンテージ的に見ると、暗号資産の認知度に対して悪いイメージを持つ人の割合は多くなっていますよね。
これは投資に失敗し、「やっぱりやらなきゃ良かった…」と思っている人も含まれているからなのでしょう。
その人が真に暗号資産投資を理解しておらず、無謀な取引のため大損失を出してしまったり、セキュリティ対策が甘かったため資金を盗み取られてしまったりした結果が、この回答につながったのかもしれません。
なかには、詐欺師にお金をだまし取られてしまった人もいるかも。
これは暗号資産が悪いのではなく、その人が悪いのです。
みんなが知ってる暗号資産は?
「聞いたことがある暗号資産は何ですか?」という質問に対し、95.7%が「ビットコイン(BTC)」と答えたそう。
続いて「イーサリアム(ETH)」が2.0%で、「バイナンスコイン(BNB)」は0.8%でした。
あとはごくわずかな認知度となりましたが、テザー(USDT)などのステーブルコインやリップル(XRP)、最近話題のソラナ(SOL)も挙げられています。
これだけニュースで取り上げられれば、ビットコインの名を全く聞いたことがないという人は少ないのかもしれません。
ビットコインは全ての暗号資産の始祖であり、現在も時価総額1位をキープしています。
初めて投資をする人が選ぶ銘柄としても圧倒的な人気で、ひとまずここから始めれば失敗するリスクは低いでしょう。
私もビットコインで暗号資産を始めましたが、1000万円台を突破した時は安堵しました。
低迷期もあったから心配だったけど、やっぱり選んで良かった!
今後も伸びていく銘柄だと思うので、今から始めようかな~と考えている人にもおすすめです。
これからも暗号資産を保有したい?
「暗号資産を今後保有したいと考えていますか?」という質問には、21.1%の人が「はい」と答えました。
「すでに保有している」と答えた人は24.8%で、日本の暗号資産投資家が増えていく未来も見えてきましたね!
一方、54.1%の人が「今後の保有は考えていない」と答えています。
半数以上の人が、やはり暗号資産を好意的にとらえていないことが分かりました。
ここに「もうFIREしちゃったから要らない」という人が含まれていることを願います…(^_^;)
日本の暗号資産に対するイメージは「良くはない」という結果に
昔と比べて暗号資産の認知度や良いイメージは増えているとはいえ、やはりまだまだ「未知の危険な投資」だと思っている人は多いでしょう。
取引所がハッキングされた時、テレビニュースは「暗号資産やブロックチェーンの仕組みが悪いわけじゃないよ!」としっかり解説するべきですね。
ただ「暗号資産が!盗まれました!!」って言うもんだから、あらぬ誤解を招いているのだと思います。
どんなイメージを持つかは個人の自由だけど、よく知らない相手の悪口を言うのはダメですよ!
私たちにいきなり「暗号資産まだやってんの?(笑)」と言ってきたサラリーマンは、暗号資産のことを知らずにただ怯えているだけの弱虫か、投資に失敗した負け犬のどちらかなのでしょう。
いずれにしても、相手にする価値はありません。
これからもしっかり勉強して、賢い投資生活を送りたいと思います。
コメント