日本が誇る世界的有名ゲームのポケットモンスターが、ついにNFT化される!?
ポケットモンスター関連事業を行う株式会社ポケモンが、ブロックチェーンやNFTに関係する特許を取得していたことが分かりました。
2024年10月30日にリリースされる予定のスマホアプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」では、初のポケモンNFTが登場するのではと期待されています。
今回はそれがどんなアプリになるのか、ポケモンNFTの情報についても調べていきましょう。
「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」とは
株式会社ポケモンが企画した「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」は、ポケモンカードをデジタル上にコレクションできるアプリです。
ポケモンカードを開発した株式会社クリーチャーズは、これまで発売された紙のカードをデジタルでも再現したいと考えていました。
ただデジタル化しただけではweb3.0時代に存在する意味がないから、NFT化を計画…というのは私の勝手な想像ですが(笑)
どうせデジタル化するなら、ブロックチェーンにつなげて永久保存版にした方が良いですよね。
ただし正式にポケモンNFTがリリースされるかどうかは明らかになっておらず、株式会社ポケモンが取得したNFT関連特許の申請内容にポケポケの名前が明記されたわけではありません。
株式会社ポケモンが何をNFT化しようとしているのかは、まだ正式に発表されていないのです。
いっぽうポケポケの開発にはインターネット関連企業の株式会社DeNAも参画しており、同社はブロックチェーン技術にも詳しいため、ポケモンカードのNFT化は十分あり得る話だなと思います。
株式会社ポケモンのNFT特許について
それでは、株式会社ポケモンは具体的にどんなNFT関連特許を取得したというのでしょうか。
日本国特許庁が運営する特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」によると、「デジタルトレーディングカードゲームにおいてカードに対するユーザーの思い入れを残せるようにすること」を目的とし、「NFTをゲーム対戦で使用した履歴が所定の要件を満たせば、その保有者に特典が付与される」という情報も申請内容に明記されていたといいます。
特許が出願されたのは2022年10月27日とのことで、ずいぶん前からNFTプロジェクトについて構想が練られていたんだな…
これが正式に認められ、特許庁に登録されたのは今年6月25日。
その4か月後にポケポケがリリースされるということで、ここでポケモンカードNFTが登場するのが一番自然な流れだと考える人が多いようです。
ちなみに、ポケポケはすでにAppStoreとGoogle Playで事前ユーザー登録の受付を開始しています。
これはゲームが完成間近であることを意味しており、ポケモンファンをはじめ多くのゲームユーザーが待ち望んでいるでしょう。
紙からデジタル、デジタルからNFTへ
株式会社ポケモンがすでに開発しているかもしれないポケモンカードNFTは、ただのデジタルカードではありません。
まず、現物のカードはゲームで使うほか、コレクションして楽しむ人も多いです。
幼い頃に親から買ってもらったカードは遊ぶほどに角が丸くなっていき、だんだんと手に馴染むようになっていきます。
古びたカードにも愛着が生まれ、レアカードを手に入れた時の喜び、友達と対戦したり見せ合いっこしたりした時の記憶は、大切な思い出として心に刻まれるでしょう。
しかし、成長するにつれて忘れ去られ、部屋を片付けなかったせいで親に捨てられ、もう一度遊びたいと思った時にはもう手元にないことも…
ポケモンカードをデジタル化すれば、もっと長い時間保管しておけるはずです。
ただ、デジタルデータは永遠のものではありません。
いつかは劣化し、見られなくなります。
デジタルポケモンカードをブロックチェーン技術によってNFT化すれば、さらに長い年月、半永久的に思い出のカードを保存することができるでしょう。
紙のカードを木造建築に置いておくより、デジタルカードをいつ壊れるか分からないデバイスに保存するより、はるかにコンパクトでスマート、安全性の高い保管方法ですよね。
紙のカードに愛着を持っている人も多いと思いますが、NFT化することでより遠い先の未来へ、愛すべきポケモンたちの姿を伝えていけるのです。
ポケモンカードNFTで生まれる需要は?
ポケモンカードNFT化のメリットは、半永久的にポケモンが残せるというだけではありません。
数十年前に発売されたポケモンカードは高額で売買されることもありますが、それが本物なのか見分けるのは困難です。
開封してから一度も触らずに保管していれば新品のような状態がキープされるので、「本物にしてはキレイすぎる!」と疑われる場合もあるとか。
いっぽう偽造したカードにわざとかすれ傷を少しだけつけて、初期の頃に発売されたカードであると見せかけることもできます。
しかし、ポケモンカードがNFTになれば、すぐに本物と偽物を見分けられるのです。
それがブロックチェーン技術を利用する最大のメリットですね。
紙のカードの方がアンティーク品としての価値が高いけど、高額で偽物を掴まされる可能性もあります。
NFT化した場合は公正な取引が徹底され、偽造や盗難、改ざんも防げるでしょう。
キャラクターに応じて数量を限定して発行すれば、紙のカードと同じようにレアレティをつけることも可能です。
紙のカードを売買するには転売ヤーの利用も多いフリマアプリや金券ショップなどを使わなければなりませんが、NFTカードならプラットフォーム内でもっと安全に取引できますしね。
プラットフォーム側は取引手数料などを収益として、さらなるユーザー満足度向上のためのサービス、新しいコンテンツの提供に役立てることができます。
活発にポケモンカードNFTが売買されるようになれば、紙のカードとはまた別の市場が生まれ、NFT業界も盛り上がるでしょう。
株式会社ポケモンはどこまでやってくれるのか
株式会社ポケモンはポケポケとNFTの関連について明らかにしていませんが、多くのweb3.0専門家やゲームファンもポケモンカードNFTのリリースが近づいていると予想しています。
株式会社ポケモンは、ゲーム開発を手掛ける任天堂株式会社と、株式会社クリーチャーズ、株式会社ゲームフリークの3社が共同出資して設立された会社です。
1996年にゲームボーイ(懐かしい!)用のソフトとして発売されて爆発的人気を博した「ポケットモンスター」は、カードゲームにもなり、アニメ化から映画化、ついには実写映画化まで果たして世界に愛されるコンテンツになりました。
令和の子どもたちまでも虜になり、親から子へファン層が拡大しています。
いや、おじいちゃんとお父さん、息子の3世代でポケモンゲームをするなんて家庭もあるかもしれませんね。
そんなポケモンがいよいよNFTになるということで、あらゆる業界から注目されています。
株式会社ポケモンは海外部門として「ポケモンカンパニー・インターナショナル」を立ち上げ、ブロックチェーン技術やNFT、メタバースに関する有識者を人材募集しているとか。
ポケモンを好きになったことがきっかけでデジタル世界の専門家になった人もいるほどなので、世界中からすごい人達が集まりそう!
この先何百年先もポケモンが伝承されていくとして、今この時代にポケモンカードNFTが開発されるのはとても意味があることだと思います。
いつか私に子どもや孫ができたら、一緒に遊びたいな♪
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