メルカリでも暗号資産が買える!?初めてのビットコイン購入におすすめの「メルコイン」とは

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フリマアプリサービスを展開する株式会社メルカリは、2023年にビットコインの取り扱いをスタートしました。
アプリ内でビットコインの売買ができるということで、暗号資産新規参入者を取り込もうという狙いがうかがえます。
今回は、メルカリが暗号資産取引所として信頼できるのか、利用するメリット・デメリットについて調べてみましょう。

メルカリでビットコイン購入!?

国内最大手のフリマアプリを提供しているメルカリは、2021年4月に子会社として株式会社メルコインを設立しました。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を取り扱う暗号資産交換業者として、2022年6月に登録を完了させています。
株式会社メルコインはメルカリアプリ内にビットコイン取引サービス「メルコイン」を新設、2023年3月に一般ユーザーの利用がスタートしました。
同年10月には利用者100万人を突破し、現在も順調にユーザー数を伸ばしているようです。
2024年5月からはイーサリアムの購入もできるようになり、今後はもっと取り扱い銘柄が増えていくかもしれません。
ビットコインやイーサリアムの購入資金は銀行振り込みのほか、メルカリでの売上金や「メルカリポイント」なども利用可能で、「フリマアプリで儲けたお金を暗号資産に運用している」という感覚で活用しているユーザーも多いでしょう。

メルコインのメリットは?

メルカリアプリ内に設けられたメルコインサービスは、メルカリユーザーなら誰でも簡単に利用できます。
他にはどんなメリットがあるでしょうか。

メルカリポイントを有効活用できる

メルコインでは、メルカリで得た売上金やポイントを利用して暗号資産の取引ができます。
銀行からチャージして購入資金に充てることも可能ですが、「メルカリで貯めたポイントを使いたい」というユーザーも多いです。
また、メルカリ内で儲けた売上金も暗号資産の購入資金として利用できます。
現金に換えるより、暗号資産に投資した方が効率よく稼げると考える人も多いでしょう。
1円からの購入もできるため、気軽に少額から暗号資産取引を始めたい人にも喜ばれています。

ウォレットの必要なし!

メルカリユーザーの場合、メルカリアプリ内で暗号資産取引を完結できます。
暗号資産取引所に口座を開設したり、暗号資産用ウォレットをインストールしたりすることなく、思い立ったらすぐビットコイン購入が可能です。
メルカリの売上金またはポイントが十分貯まっていれば、銀行から購入資金を送金する必要すらありません。
保有する暗号資産を売却した場合も、取引で得られた利益はメルカリアプリ内のウォレット「メルペイ」の残高に移動できます。
これをメルカリでの商品購入に利用するも良し、外部サービスでの決済に使うことも可能です。
暗号資産ウォレットへの入出金は送金先間違いとか、セキュリティ面での心配も尽きませんよね。
メルコインを利用すれば、いつも使っているメルカリアプリだけで暗号資産の売買から資金の授受まで一元管理できるので安心です。

セキュリティに特化した専門チームがある

メルコインでは、ユーザーの個人情報や資産を適切に保護するための対策を講じる専門チームを設けています。
この組織は、メルカリグループが管理するユーザーの氏名、連絡先などの個人情報、クレジットカード番号などの決済情報をすべて暗号化して管理しているとか。
サービスのシステム内に構築された通信経路において、たとえハッキングされても外部にユーザーの個人情報が漏れることのないよう徹底しているといいます。
新機能のリリース前にはセキュリティ性の入念なチェックが行われ、品質はもちろんセキュリティの脆弱性についても厳しく審査しているようです。
また、メルカリはセキュリティ専門チームのメンバーだけでなく、グループの全社員に対してセキュリティ意識を向上するトレーニングを定期的に実施しています。
システム開発者については、さらに「セキュリティチャンピオンプログラム」なる特別メニューも用意しているみたいですね。
「メルカリでビットコインなんて大丈夫なの…?」という人も少なくないと思いますが、暗号資産取引業者として認可されており、セキュリティ性についても十分対策を行っていると評価できるでしょう。

メルコインのデメリットは?

メルコインで暗号資産売買を行う場合、どんなリスクやデメリットがあるでしょうか。

暗号資産投資のハードルが低すぎる!?

メルカリアプリ内でビットコインが購入できるということは、メリットでもあり、人によってはむしろデメリットになる可能性もあると思います。
特別なウォレットも必要なく、メルカリの売上金やポイントで簡単に暗号資産が購入できるのは、ノーリスクだと感じる人も多いでしょう。
しかし、購入した暗号資産が大暴落すれば、そこには大きな損失が生まれます。
「もともと不要な物を売って手にしたお金だから、すべて失ったとしても問題ない」と思える人だけではないですよね。
メルカリでの売上金を現金に換えていれば、ちょっと贅沢な食事ができたかも。
暗号資産に換えたばっかりに、その機会を失ったとしたら…?
その悔しさから、今度は自己資金を投入して暗号資産を買ってしまう人も少なくないと思います。
メルコインではメルカリの売上金やポイントのほか、銀行から送金したお金でも暗号資産が買えるという点がリスキーとも言えるでしょう。
初めは売上金を上手に運用していたつもりだったのに、どんどん暗号資産投資にのめり込んでいって、最終的には生活資金を使い果たすまでになる可能性もあります。
メルコインでは暗号資産投資を始めるハードルが低いですが、リスクについては別の取引所を利用する場合とそれほど変わりません。
どんな方法で投資したとしても、暗号資産の価格変動が激しいこと、ハッキングや詐欺のリスクは変わらないことは頭に入れておく必要がありますね。

「コスト不要」と勘違いしている人も

メルコインは、メルカリユーザーなら誰でも無料で利用できます。
ユーザー登録料も取引手数料、入金手数料も徴収されないので、暗号資産の購入資金さえあれば1円からでも始めることができます。
しかし、暗号資産の取引には購入価格と売却価格の差額である「スプレッド」が発生し、これを負担するのはユーザーです。
例えば1万円でビットコインを購入する場合、1万円分のビットコインが入手できるのではなく、1万円からスプレッドを差し引いた金額のビットコインがウォレットに入ることになります。
実質スプレッドは取引所が徴収する手数料であり、市場の流動性によって変動する性質があります。
プラス料金が取られるわけではありませんが、スプレッドが高いタイミングで取引して「なんだか損した気分…」と感じることもあるでしょう。
また、スプレッドは取引所によって異なるため、「あっちの方がスプレッドが安かったな…」という可能性もあります。

取り扱い銘柄が少ない

メルコインが取り扱っているのは、現時点でビットコインとイーサリアムだけです。
多くの取引所では数十種類以上の銘柄を取り扱っており、さまざまな銘柄で分散投資したい人にはおすすめできません。
また、暗号資産の売買で儲けた分はメルペイ残高に入れることができますが、メルカリ提携サービスでしか使えないというのもデメリットですね。

 

メルコインは、取引所に口座開設するのは難しそう、セキュリティが心配という人にもおすすめの新サービスです。
ビットコインやイーサリアムをいつものアプリ内で簡単に購入でき、価格が上がれば資産を増やすこともできますよ♪
「メルカリの売上金を引き出す予定もないし、ポイントの使い道も良いものがないな…」という人は、ぜひ検討してみてください。

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