「ビットコインは10月に強い」という話を聞いたことはありますか?
私もつい最近知ったばかりなのですが、他の月に比べて圧倒的に10月のリターンが大きくなっているらしいです。
一方、9月は暗号資産含め、ほとんどの金融資産が弱気になるとか。
金運とかお金の流れっていうのはホントにあるんだな…
今回は、ビットコインと10月の関係について深掘りしていきましょう。
2月も強い!?ビットコイン相場は季節が関係している可能性も
過去9年間のデータを見ても、やはり10月のパフォーマンス力は高いと判断することができます。
2013年から2021年の月別騰落率を見ると、2月と10月はたった2回マイナスとなっただけで他の年はすべてプラスとなっています。
2月・10月以外の月はだいたい半分ずつ、9月のみ2年間だけプラスであとはずっとマイナスが続いているようですね。
過去のデータから見ればビットコインの価格に「季節性の何か」があることは明白で、それが何かを突き止めようと研究をしている専門家も多いです。
暗号資産は時間・日にち・月・年によって取引量に差があり、1日のうち朝または夜は取引量が少ない、1週間のうちのこのタイミングだけ取引が活発になる、月初めや月末に相場が急変する、1年の中でもこの月になると価格が大きく動く…などのリズムがあります。
そのリズムを繰り返して小さい周期から大きな周期を形成する場合もあれば、次のサイクルには全く違うリズムを刻むこともあります。
暗号資産相場のリズム・サイクルを見破れれば、毎年勝てる手法も見つけ出せるかもしれません。
過去9年間で10月がプラスになったのは8回でしたが、2024年以降連続してマイナスを記録する可能性も0ではありません。
「10月は強い」という通説だけで大きな賭けに出るのは危険です。
投資をする際は、必ずその年の、その時の状況に応じて適切な判断を知る必要があります。
なぜ10月?強気相場になる理由
今年2月の騰落率は+43.55%で、1~9月のなかでもかなり高い水準となっています。
ただ、過去のデータから2月と10月のパフォーマンスに関連性があるとはいえません。
今年の2月が好調だったからといって、10月も必ずそうなるわけではないので注意してくださいね!
10月に強気相場が訪れるのは、11月に開かれるアメリカの中間選挙が関係しているのではないかともいわれています。
これは4年に一度、大統領選挙から2年後に開かれる上院・下院の改選選挙です。
アメリカの選挙活動は世界中の株式市場に影響を与え、暗号資産のみならずあらゆる金融資産の相場を変動させます。
また、中間選挙の翌年は大統領選挙前年となり、これも株価を上昇させる要素の一つです。
つまり10月はどの年もアメリカの選挙活動が活発になる時期にあたり、価格が動きやすい月だといえるでしょう。
これまでも大統領選挙前年に株価が上がってきたため、これを期待してその前年である中間選挙の年は買い相場になりやすいです。
暗号資産市場も株式市場にならい、10月が強気相場になると考えられます。
米国株式は9月に底打ちする
1950年から2021年までの統計では、S%P500指数が9月に底打ちする傾向にあることが分かります。
中間選挙年のデータだけ見ても、9月に平均値動きがぐっと落ち込んでいるといえるでしょう。
その後どうなっているかというと、10月から年末にかけて大きく上昇しています。
「夏枯れ相場」や「サマーラリー」と呼ぶ投資用語もあるくらいで、8月と9月が弱気な相場になりやすいというのは専門家の間では常識です。
10月に入ると、翌月に控えたアメリカ中間選挙後の上昇傾向を念頭に、多くの投資家が買いに走るため相場が上がりやすいというわけですね。
9月まで待って、最低価格で購入しようという投資家も多いと思います。
10月に株価が上昇するのは、夏の終わりに相場が弱まることが最も大きな理由なのかもしれません。
暗号資産は株式に比べて相場の変動が激しく、上手くやれば株式以上に稼げます。
10月の価格上昇率、リターン率も株式以上のものが期待できるでしょう。
米国株式が上がればアルトコインも上がるの?
暗号資産のなかでもビットコインは信頼度が高く、証券性が問われるほど株式に近付いている銘柄です。
「ビットコインが上がるなら、イーサリアムやリップルも上がるの?」と思う人もいるかもしれませんが、今のところ株式と同じような動きをすると考えられるのはビットコインだけだと思います。
他の銘柄はビットコインの後をついていくような動きを見せることがありますが、発行団体のプロジェクトが順調に進んでいるかどうかとか、ブロックチェーンの開発が上手く行っているかという要素も大きく関わってきます。
イーサリアムやリップルのようなビットコインに似ている動きをする銘柄であっても、必ず株価と一緒に上がるとは現段階ではいえないのです。
ビットコインについては米国株式市場の相場も判断材料になりますが、アルトコインにおいてはプロジェクトの内容や進捗状況で将来性を見定めていく必要があるでしょう。
2024年10月のビットコインはどうなる?
さて、今年の10月はどうなるでしょうか。
専門家の多くは、ビットコインが年末にかけて上昇すると予想しているようです。
その根拠として、ビットコインの半減期が今年4月に到来したことが挙げられます。
半減期によりマイニングで新規発行されるビットコインの量が減り、1枚あたりの価値は高まりました。
半減期到来から2年後にかけて徐々にビットコインの価格が上がる傾向にあるため、今年10月はまさに成長期真っただ中といえるでしょう。
1月のビットコイン現物ETF承認は思ったような値上がりには繋がりませんでしたが、まだまだチャンスはあるとみられています。
アメリカでは11月に大統領選挙が行われ、暗号資産支持者のトランプ氏が再選を果たす可能性もあります。
それが現実となればビットコインの価格は大きく上昇するでしょうし、投資新規参入者も増えるでしょう。
一方、暗号資産支持を表明していない民主党候補ハリス氏が大統領選に当選したり、彼女が暗号資産を支持するかどうか明かさないまま当選したりすれば、ビットコインの伸びもストップしてしまうかもしれません。
ビットコインが年末にかけて大きく飛躍するには、トランプ氏の当選は必須です…!
ビットコイン投資を始めるなら8月がベストだった?
今年も例年通り10月の強気相場を迎えるか、それともハズレ年になるかは、その時が来てみないとなんとも言えません(^_^;)
今年のチャートを見てみると、半減期を迎えた4月までに1000万円を突破したものの8月には790万円まで暴落しています。
さらに9月には760万円台にまで落ち込み、9月に底打ちというのは本当の話だったんだ…と思いました。
しかし、そこからはV字回復を見せ、9月後半にかけて900万円台まで取り戻しています。
8月に勝った人はラッキーでしたね!
どうやら今年は、例年通りの相場となりそうです。
ビットコインがまた1000万円に達する日も遠くないでしょう。
ガチホ勢の私としては、10月にどれだけ伸びるかが楽しみです。
ビットコインは今後も上昇していく銘柄だという専門家が圧倒的に多く、売らないメリットの方が大きいと思います。
ビットコインが終わる時は、暗号資産、ブロックチェーンも終わる時。
さらに、株式市場にも大きな痛手になるかもしれません。
この世界からなくなることはもう考えられないところまで来ているので、心穏やかに見守りましょう。
コメント