2024年11月7日、ドナルド・トランプ氏が第47代アメリカ大統領に就任することが決まりました。
トランプ氏は大統領選以前から暗号資産を支持する姿勢を明確にしており、アメリカを「ビットコイン大国にする」とまで豪語していた人物です。
暗号資産業界の経営者や投資家の多くは、トランプ氏がアメリカ大統領に選出されることを強く望んでいたと思います。
でも、具体的にトランプ大統領誕生で暗号資産にどんな影響があるというのでしょうか。
今回は、トランプ氏のアメリカ大統領再選で何が起こるのか予想してみました。
トランプ大統領のおかげでビットコインが盛り上がるかも
暗号資産投資企業CoinSharesは、ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任した後の暗号資産について分析しました。
トランプ政権では、特にビットコインにとってメリットの大きい環境が育まれるとしています。
2024年ビットコイン法の可決
これは今年7月末、共和党の上院議員が提出した法案「国家的な投資最適化によるイノベーション、テクノロジー、競争力の強化法案」の通称です。
簡単に言うと、アメリカが備蓄資産としてビットコイン総供給量の約5%を保有するというもの。
この法案が可決されれば、インフレや国の借金問題（国債や海外からの借入金など）に対処するための準備金に、暗号資産が追加されることになります。
トランプ氏は暗号資産に肯定的な人物であり、提案した議員は「あなたが大統領になったからには、この法案は絶対に成立させるべきだ！」と改めて呼び掛けているようです。
CoinSharesはこの新たな法が実現する可能性については言及していないものの、もし実現するとしたらビットコインは金（ゴールド）に匹敵する資産としての正当性を認められることになると予想しています。
これまで仮想の存在であったビットコインが、国の備蓄資金として保有される…
これはすごいことです。
トランプ政権の下で法案が再び提出され、成立する可能性が高まれば、ビットコインに対する各国の政府や機関投資家の見方も変わるでしょう。
トランプ氏が大統領に正式に就任するのは来年1月ですが、法案可決の期待感からビットコインの価格は上昇し続けると考えられています。
SEC委員長がクビになる！？
米国証券取引委員会（SEC）は独立機関であり、大統領の力をもってしても委員長の解任はできない仕組みになっています。
しかし、政権交代に伴いSECのトップが変わることはよくある話です。バイデン政権が誕生した際にもSEC委員長が変わっており、現在のゲンスラー委員長はバイデン大統領が指名しています。
つまり、解任はできないけど新たな委員長を指名できるってこと。
これは事実上、人事権が大統領にあるといえます。
トランプ氏も暗号資産に対して厳しい姿勢を取るSECを放っておくとは思えず、暗号資産穏健派と呼ばれるゲンスラー委員長も無傷ではいられないでしょう。
トランプ氏が大統領就任後も暗号資産のことを忘れていなければ、早期にSECのあり方が変わり、より暗号資産フレンドリーな国家になると予想されます。
米ドルからビットコインの時代へ
トランプ政権で金融緩和政策が取られ、政府支出が抑制される場合、インフレが起こって法定通貨の価値が低下すると考えられます。
現金の価値が低くなれば、暗号資産の需要も高まるでしょう。
特にビットコインは他の銘柄に比べて法定通貨に近い性質を持つ暗号資産であり、「米ドルがダメならビットコインだ」という人もいます。
法定通貨に対するリスクヘッジとしてビットコインに投資する人も多く、トランプ大統領の政策でビットコインに有利な環境が生まれる可能性があるのです。
ちなみに今年6月、トランプ氏はビットコインマイニング企業幹部との会談が報じられています。
その後「暗号資産が未来を創るなら、アメリカで採掘されることを望む」と発言したとか。
トランプ氏が金融緩和政策を打ち出すかは不明ですが、ビットコインを盛り上げるために、逆算的な発想であえて法定通貨の価値を落としにかかる可能性は否定できません。
マイニング企業との関係も濃密なようだし、アメリカをビットコイン大国にするならまずは米ドルをやっつけよう…なんて考えているかもしれませんね。
トランプ氏再選でビットコイン価格はどうなった？
2024年アメリカ大統領選挙の投開票は11月5日にスタートしました。
それまでビットコインは1,050万円あたりをキープしていましたが、トランプ氏再選が決まった11月6日に価格が急上昇！
一気に100万円近く価格を上げ、夜9時には約1,178万円の最高値を更新しました。
その後少し落ち着いて1,150万円台を行ったり来たりしていますが、来年までにもうちょっと上がりそうな予感がしますね。
トランプ氏が第47代大統領に就任するまで、彼や彼の政策にまつわるニュースが出る度にビットコインも注目されることになるでしょう。
もはや、「今のうちに買っておくべし！」と言えない価格まで来てしまいました(^_^;)
それでも、来年まで待つより今買っておいた方が得であることは間違いないと思います（個人の見解です）。
いつかビットコインを持ちたいと考えている人は、迷っている場合じゃないよ(;’∀’)！
アルトコインはどうなる？草コインは？
トランプ氏は暗号資産のなかでも、特にビットコインに熱い視線を向けている人物です。
他の銘柄に対する意見についてはあまり情報がなく、どう考えているかはよく分かりません。
ビットコイン以外の暗号資産やトークンはゴミだと思っているか、それともイーサリアムリップル、ソラナなんかにも興味があるのか、今のところは不明です。
しかし、ビットコインが上がると一緒になって価格を上げてくる銘柄も多いので、どのみちトランプ氏再選は暗号資産市場にとって良いニュースであることは間違いないでしょう。
主要銘柄だけでなく、草コインにも光が当たる可能性はあります。
トランプ氏のニュースによって暗号資産全体の知名度が高まり、草コインにも資金が集まってさまざまなプロジェクトが開発を進めやすくなると予想できるでしょう。
イーロン・マスクのように、ミームコインにも言及してくれれば面白いのにな～と思ったら…
非公式のトランプ関連ミームコインが大統領選の後で大暴落していました（笑）
トランプ氏が約100万ドル分も保有しているというMAGA（TRUMP）は選挙勝利直後に少し上昇したものの、24時間で55%も急落しています。
モチーフとなった人物が大統領選に勝利した裏で、そんなことが起きていたとは(^_^;)
やっぱり暗号資産って、予想するのが難しいですね…！
ロリポップ（LPOP）はどう動く？
草コインの話が出たので、我らがロリポップ（LPOP）についても考えてみたいと思います。
まず、トランプ氏再選でビットコインが上がる、ビットコインが上がれば主要銘柄も上がる、そして草コインにも光が当たる…というのは想像に難くないです。
ではロリポップ（LPOP）という歴史の浅いトークンはどうかというと、トランプ氏再選と結び付けられるだけの材料が足りないというのが正直なところ。
暗号資産業界が盛り上がってロリポップ（LPOP）も注目される可能性はありますが、競合が多い世界なので投資家に見つけてもらえるかどうかは分かりません。
やはり発行母体であるLOLLIPOP（ロリポップ）が頑張らなければ、独自トークンも盛り上がらない！
ということで、とにかくTimeCapsuleの完成を待ち望んでおります♪
トランプ大統領のもと、世界でビットコインのムーブメントが起これば、日本の高すぎる暗号資産税も改善するかも？
諸々のことが正式に決まるまで、今はしっかりガチホしておきたいと思います。
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