トランプ系ミームコインが大暴落!今後の可能性は?

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トランプ氏が大統領選に勝利した後、トランプ系ミームコインが暴落するという不思議な現象が起きましたね。
ビットコインはトランプ再選が決まった11月6日には+100万円まで上昇、10日にはついに1200万円の壁を突破しています。
それなのに、なぜミームコインの方はダメだったのでしょう。
今回は、トランプ氏をモチーフとした銘柄や選挙関連銘柄、ハリス系銘柄などのミームコインが今どうなっているか調べてみることにしました。

トランプ系ミームコインとは

ドナルド・トランプ氏をモチーフにして発行されたミームコインは、「トランプ系コイン」とか「トランプミームコイン」などと呼ばれています。
ただし、これらの銘柄がトランプ氏の企画したコインなのか、トランプ氏とは全く無関係のコインなのかは、はっきりしていません。
誰かが勝手にトランプ氏の名前を使っただけという可能性も高く、現時点では「トランプ氏公式のコインではない」としか言えない状態です。
しかし、トランプ氏の熱心な支持者が保有し、トランプ氏の動向に合わせて価格が変動している銘柄であることから、トランプ氏の発言や行動に関連付けて状況を見守る必要があります。

MAGA(TRUMP)とは

トランプ系コインの代表的な銘柄に、MAGA(TRUMP)があります。
「MAGA」とは「Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国にする)」の略で、トランプ氏が大統領選において使用したスローガンです。
トランプ支持者の合言葉でもあり、彼らはこのスローガンが書かれた赤い帽子(MAGAハット)を被って応援演説に駆けつけます。
今ではトランプ氏の支持を表明するスラングとして、MAGAというワードが使われているのです。
この名前を冠したミームコインは、アメリカの退役軍人や児童人身売買撲滅のために活動する団体への寄付を目的としています。
2024年6月時点では約523ETHもの資金が集まり、各種団体に寄付されました。
MAGAの運営者はトランプ氏の政治思想とはなんら関係ないとしていますが、MAGA保有者の多くはトランプ支持者でもあります。
アメリカ大統領選挙では、トランプ氏の当選を祈るプロジェクトでもあるとの発信が行われ、選挙の行方によっては価格が上昇することが期待されていました。

Donald Trump(TRUMP)とは

MAGAと同じティッカーシンボルを使うなんて、投資初心者泣かせな銘柄ですよね(^_^;)
どちらもトランプ氏をモチーフとしていますが、全く違う別のミームコインなので注意しましょう。
Donald Trumpは2024年6月にローンチされた新興コインで、こちらもトランプ氏との関連は確認されていません。
しかし7月13日のトランプ氏暗殺未遂事件をきっかけに取引が活発になり、トランプ氏を応援する人が多く買い集めている銘柄の一つです。
MAGAを模倣しているとの情報もあり、これぞミームコインだなって感じですよね(笑)
MAGAと違って特に活動目的もなさそうなので、単純に投機商品として買われる銘柄だと思います。

Restore the Republic(RTR)とは

「共和党の復権」という意味のミームコインは、ソラナベースで発行されました。
これは一時「トランプ公式のトークン」と噂され、トランプ氏の息子エリック主導で始まったプロジェクトだという情報まで出ています。
彼がXに投稿した「暗号資産とDeFiに恋をしたんだ、重大発表をお楽しみに」という発言によって期待感が高まり、ローンチからわずか数時間で約1億5500万ドルまで高騰しました。
トランプ氏を支持する団体の議長が「公式トランプが出た!」とXに投稿したことから、さらに信ぴょう性が増していたのですが…
後にこの投稿は削除され、トランプ氏の公式ではなかったと判明します。
また、エリック君が「まだうちのパパはRTR持ってないよ」と警告し、ローンチと同じ日に95%も暴落するという大惨事に。
情報を信じて多額の資産を投じた人も多く、たった1日で全財産を失った投資家もいました。
トランプ氏が正式に関係を表明していたわけではありませんが、Xには期待感を高めた息子を逆恨みする声があふれ、暗号資産市場も大混乱だったといいます。
結局はRTRが偽の公式ミームコインだったわけで、確証もないのに「公式だ」と発言してしまった議長さんが全て悪いんですけどね(^_^;)

トランプ再選でトランプミームコインが大暴落!

多くの投資家が、トランプ氏が再選すればトランプ系コインも上昇すると予想していたことでしょう。
しかし、大統領選挙の結果が発表された翌日、トランプミームコインは大幅に下落してしまいました。
MAGAは開票結果が明らかになった11月6日までに4.6ドルまで急騰したものの、24時間で53%も下げています。
Donald Trumpも11月6日中に71%の下落…!
他のトランプ系銘柄も散々な結果となり、投資家の期待を大きく裏切る結果となりました。
一方、トランプ氏と関係ないミームコインはどうかというと、DOGEは10%上昇、SHIBは6%上昇、カエルのミームコインPEPEも18%上昇しています。
これはトランプ氏再選によってビットコインの価格が急上昇し、その影響による結果だと考えられるでしょう。
主要アルトコインであるイーサリアム(ETH)もしばらく低迷が続いていましたが、11月7日の早朝には12%上昇し、2,800ドルを超えました。
つまり、トランプ系ミームコインだけがダメだったということに…
これは一体どうしてなのでしょう。
色々探してみましたが、まだその理由についての情報は見つかりませんでした。
おそらく、多くの専門家が今も分析中なんじゃないかな?
トランプ氏再選でビットコインが上昇するのは間違いないといわれていたし、私だったら公式でないミームコインを手放してビットコインに乗り換えると思います。
選挙活動中はトランプ系コインも上昇していたので、ここらで利確しておこうという人が多かった可能性もありますよね。
トランプ氏への応援以外にもプロジェクトの目的があることを考えれば、MAGAにはまだ将来性があるのではないでしょうか。
トランプ氏が来年1月に正式に大統領に指名される時には、再び価格を上げてくるような気がします。
むしろ、下がった今が投資のチャンスかも!
ただし、怪しげな「トランプ風ミームコイン」もたくさんあるので、投資先を決める際には十分気を付けてくださいね。

選挙関連ミームコインはどうなった?

アメリカでは、大統領選挙をテーマにしたベッティング(懸け)を行うプラットフォームも増えました。
トランプ氏とハリス氏それぞれをモチーフにしたキャラクターを作り、どちらに投票するかをプールに預け入れるトークンによって表明するという面白いプロジェクトもあります。
大統領選挙に関連するミームコインは、ソラナベースだけでも1000を超えたとか。
候補者とは直接関係がありませんが、トランプ氏をモチーフにしたMAGA、ハリス氏をモチーフにしたKAMAは、大統領選に向けて大きく時価総額を伸ばしています。
しかし、先ほども解説した通りMAGAはトランプ氏当選後に暴落、KAMAも50%のマイナスとなってしまいました。
一方、国民的愛されリスの悲劇が現政権への批判につながったPeanut the Squirrel(PNUT)、トランプ氏が支持者であるイーロン・マスクを代表に指名したいと考えている「政府効率化委員会」の名前を冠したDepartment of Government Efficiency(DOGE)の2つのミームコイン銘柄は、トランプ再選後に価格を上昇させています。

 

アメリカ大統領選挙では、ミームコインも盛り上がったみたいですね。
トランプ氏当確後は価格を下げたものの、それまでは両候補者ともミームコインに良い影響を与えていました。
日本でも同じようなことが起こる可能性はあるのかな?
選挙関連ミームコインが生まれれば、若者の投票率が上がるかもしれませんね。

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