ビットコインが上がり続けています…!
ついに11月14日、1,400万円を突破しましたね(;’∀’)
数日で100万円も上がり、私が使っている取引所からも毎日のように「ビットコインが急上昇!」の通知が届きます。
しばらくは上がっていく一方だと思うので、いちいち追いかけるのはやめました(笑)
今日はちょっとビットコインから離れて、最近のNFTがどうなっているか調べてみようかな♪
国内プロジェクトで面白そうなものを見つけたので、今回はこちらをご紹介します。
人気御朱印にNFT証明が付与される
日本最大級NFTマーケットHEXAは、鳥飼八幡宮の御朱印にNFT証明を付与しました。
「鳥飼八幡宮NFT証明付き資産性御朱印」は、鳥飼八幡宮の御朱印をモチーフに、全3色、各50枚の合計150枚のみの発行となっています。
黄・青・紫の背景に「拝」と「令和六年十一月吉日」の文字、鳥飼八幡宮の御朱印、そして3人のおすもうさんが描かれており、鳥飼八幡宮の「勝守」祈願のお守りと同じデザインになっているとか。
インバウンド向けの事業として、主に大相撲九州場所に訪れる外国人観光客に売りたいようです。
日本発祥の格闘技であり、神事としての側面もある相撲は、古くは日本神話に登場するといいます。
鳥飼八幡宮NFT証明付き資産性御朱印は、海外の人にも人気の御朱印だけでなく、世界に対して日本の国技をアピールする狙いもあるでしょう。
1,800円の御朱印が3万円に!
鳥飼八幡宮の御朱印は、デザインによって異なるものの、公式オンラインショップでは通常800~3,300円程度で売られています。
神社に参拝した証として授与される御朱印の場合、300円の初穂料で受け取ることができます。
一方鳥飼八幡宮NFT証明付き資産性御朱印は黄・青・紫のそれぞれ#1が3万円、#8・#21が2万円、その他が1万円という高額販売となりました。
一番高い商品の値段は、鳥飼八幡宮公式オンラインショップにて販売されている九州場所限定の「動く!おすもう御朱印」の約16倍です。
御朱印は日本の神社仏閣好きにも人気が高く、可愛い御朱印帳を購入して全国の御朱印を集めている女性もいます。
海外にも日本の御朱印集めが趣味の人が増えているといい、外国人観光客向けに英語表記の看板を置く社務所も見られるようになりました。
日本のグッズを集めている外国人をターゲットにするなら、もっと高い値段にしても売れるだろうと予想したのでしょう。
鳥飼八幡宮NFT証明付き資産性御朱印はかなり強気の価格設定ですが、海外から鳥飼八幡宮へ足を運ぶよりもリーズナブルに御朱印がゲットできます。
何より「相撲×御朱印」という、日本好き外国人のハートを掴むコンセプトが良いですよね。
なぜ御朱印にNFT証明を付与したのか
プレス向け情報には「日本初のNFT御朱印!」と銘打ってありましたが、そもそも海外には御朱印がないような気も…(^_^;)
それはさておき、そもそもなぜ御朱印にNFT証明を付与したのかというと、御朱印ブームの裏で起こっていた、ある問題がきっかけになりました。
鳥飼八幡宮は全国の神社のなかでも人気の高いお宮の一つであり、主祭神の八幡大神やその他に奉られている神の御利益を得ようと多くの参拝客が訪れます。
鳥飼八幡宮では現地まで足を運べない人のため、「オンライン授与所」を設立して全国どこからでも御朱印を購入できるようにしました。
ところが紙に書かれた御朱印は簡単にコピーされ、無限にその数を増やして転売されるおそれがあります。
御朱印は神主や巫女が1枚1枚心を込めて作成するもので、原本をコピーしただけのものには何の価値もありません。
フリマアプリなどで大量に売りさばくコピー御朱印では、神社の御利益など得られないでしょう。
しかし、ネットで売られているコピー品の御朱印を本物と誤解して、通常より高値で購入してしまう人は多いようです。
また、コピーした御朱印を使って公式にはないデザインに作り変えたもの、他ブランド・IPと勝手にコラボしたものなどもネットで売られる時代となってしまいました。
こんな商品が多くの人の目に触れれば、御朱印を授与している神社が風評被害を受ける可能性もあります。
これまでは私たちが本物の御朱印かどうかを見破るのは難しく、神社側もコピーを防ぐ手立てはありませんでした。
でも、今はNFTという技術があります。
鳥飼八幡宮は御朱印にNFT証明を付与することにより、本物と偽物を区別させることに成功したのです。
また、資産性をもたせるため、一つひとつナンバリングしています。
同じデザインは世界でたった50枚、固有番号によって区別すれば世界でたった1枚の御朱印を保有することができるわけですね。
授与するすべての御朱印をNFT化するのは現実的ではありませんが、より希少価値が高い限定デザインを守る上では一定の効果が期待できます。
御朱印にNFT証明を付与ってどういうこと?
私は最初、デジタル上で作成した御朱印をNFT化してHEXAに出品したんだと思っていました。
この事例について紹介している記事をよく読んでみると、鳥飼八幡宮NFT証明付き資産性御朱印は現物として販売される商品のようですね。
売っているのはHEXAのマーケットではなく、大相撲九州場所の福岡市ブースとのこと。
じゃあHEXAは何をしたのかというと、この御朱印に対するNFT証明を発行して、現物の商品に証明書を添付できるようにしたということです。
つまり、鳥飼八幡宮が作成した御朱印が本物であることをHEXAが保証しているというわけですね。
HEXAが公開している写真を見る限り、単行本くらいのサイズで、黒い紙の上に御朱印とおすもうさんが描かれた3色の紙、そしてNFT証明書が貼られたラミネート加工のカードみたいです。
う~ん…せめて表紙・裏表紙を作って御朱印を挟むような、ブック型の方が良かったかもしれない…
手持ちの御朱印帳に貼り付けるにしてはサイズが大きすぎる感じだし、私個人の意見としては、正直微妙ですね(^_^;)
1~3万円と高価なわりに、物理的な商品としてはかなりチープな印象があります…
それならいっそ、デジタル御朱印にした方が良かったのでは…
石破新内閣「地方創生2.0」の初NFT成功例となるか
鳥飼八幡宮御朱印NFTの発行元は東武トップツアーズ株式会社ですが、これは石破新首相肝入りの「地方創生2.0」に基づいたNFT施策としてスタートしたプロジェクトだったようです。
そもそも地方創生2.0とは、地域ごとの特色を生かした施策を推進させ、人口減少を食い止めて持続可能な社会を創るという取り組みのことをいいます。
2014年9月の安倍内閣発足時には、当時内閣府特命担当大臣を務めていた石破氏が地方創生担当大臣も兼任することになりました。
石破首相にとっては、10年以上前から自身に預けられている課題であり、これを成功させることが最も重要な責務であると感じているでしょう。
鳥飼八幡宮を有する福岡県福岡市は、御朱印NFTをきっかけに石破新内閣の下で初の「地方創生×ブロックチェーン」事例を作り出すことができるのか…!?
鳥飼八幡宮御朱印NFTは、日本政府のプライドを懸けた一大国家NFTプロジェクトなのです。
ラミネートフィルムを覆った、あのチープな見た目がどうしても許せない…(-“-)
せっかく御朱印部分のデザインが可愛いのに、黒い紙に貼り付けただけっていうのがもったいないですね~
いくらブロックチェーンの固有番号が付いていても、物理的には簡単にコピーされてしまうだろうなと思います。
神仏の存在をなんとなく信じている派の私としては、そもそも実際に神社を参拝していない人が御朱印を取得するのはご法度な気がしますが…
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