「天龍峡デジタル住民カード」が発行!LOLLIPOP(ロリポップ)も地方創生プロジェクトに貢献できる?

NFT

「地方創生×web3.0」の取り組みが全国各地で広まりつつあります。
2024年11月22日より、長野県飯田市にある天龍峡地域で「デジタル住民」募集がスタートしたとのこと。
これは飯田市の有志が企画したNFTプロジェクトによるもので、NFT購入者は天龍峡の地域課題を解決するチームに加えられるそうです。
今回は、長野県飯田市の「天龍峡デジタル住民カード」について深掘りしていきましょう。

天龍峡の課題をNFTで解決!?

長野県飯田市の名所として知られる天龍峡は、天竜川の浸食によって生まれた美しい渓谷です。
南北約2kmに渡って奇岩絶壁が広がり、サクラやアカマツ、カエデなどの木々が四季を彩ります。
壮大な岸壁の下を流れる天竜川、人の営みを感じる川下り舟の情景は、まるで水墨画のよう。
岩をも砕く激流と高くそびえ立つ岩壁を称え、江戸時代の儒学者が渓谷を流れる大河の名から命名しました。
かつては多くの人が訪れる有名な景勝地でしたが、地元の若い人に飯田市の魅力を聞くと「何もない」と言われてしまうとか。
観光事業の衰退を危惧した飯田市有志チーム「ねやねや天龍峡デジタル住民部」は、天龍峡の魅力を再発信したいと考えるようになります。
いま地方創生といえば、やっぱりNFT!
第1次ブームから事業をスタートさせている新潟県長岡市旧山古志村のNFT企業「クリプトヴィレッジ」の協力を得て、天龍峡NFTプロジェクトを立ち上げることになりました。

天龍峡デジタル住民カードとは

にぎわう様子を表現する方言を冠した「ねやねや天龍峡デジタル住民部」は、デジタル住民票NFTプロジェクトを企画しました。
購入者は天龍峡をイメージしたアート作品が楽しめるほか、「デジタル住民」として天龍峡の地域課題の解決に携わるメンバーに迎えられます。
ねやねや天龍峡デジタル住民には、天龍峡の視察のほか地域住民との交流や観光戦略会議への参加が待っているとか。
購入方法には暗号資産と電子決済が選択できます。
イーサリアムを使う場合は、NFTマーケットのHIGHLIGHTにて0.015ETHで購入してください。
電子決済の場合はクレジットカードやコンビニ決済、Pay-easy、PayIDの後払いも利用できます。
ねやねや天龍峡デジタル住民部はNFTのほか、物理的なプラスチック素材の住民カードも販売しています。
表面には竜のデザインが施され、裏面に記載されているカード番号を専用ウェブサイトに入力するとNFTとしての住民カードも取得できる仕組みとなっているようです。
NFTのみを購入するならHIGHLIGHT、物理的なカードも欲しいなら発行作業に携わったクリプトヴィレッジ社の「NishikigoiNFT」公式オンラインショップから購入しましょう。
いずれの方法も、こちらのページからアクセスできます↓
https://nishikigoinft.com/ja/tenryukyo/buy

デジタル住民カードNFT「TenryukyoDragon」をチェック!

NFTとして発行されるねやねや天龍峡デジタル住民票には、「TenryukyoDragon」というカッコいい名前がつきました。
海外の人にも注目される可能性もありますし、さすがに「ねやねや」はやめたみたい(笑)
HIGHLIGHTをチェックしてみると、天竜川から飛び出したドラゴンが渓流をぶっ壊しそうな勢いで圧倒的な存在感を放っていますね。
手にはなぜかリンゴを持っていますが、これはねやねや天龍峡デジタル住民部のメンバーの一人が家族でリンゴ農園を営んでいることに由来しているそうです。
イラストは手書き風の温かみのあるデザインで、微妙に動いております。
「どうせデジタルカードにするんだから、ちょっと動かしてみようかな!」って思ったのかしら。
私だったら、もっと躍動感のある動画にしたいと思うかも…(^_^;)
せっかく竜をモチーフにしているんだから、そのまま天まで昇らせたら良かったのに。
まあ、これはこれでポップな可愛さがありますけどね。

お得なセットもある!?

ねやねや天龍峡デジタル住民票は、NFTのみの販売では1枚7,000~8,000円(ETHの相場による)、物理的カードとNFTのセット販売で9,800円となっています。
さらに、宿泊券や食事券、特産品が付いた詰め合わせセットを2パターン用意したとか。
現実的セットを販売している「NishikigoiNFT」公式サイトを見てみると、2万9,800円の「実家セット」と4万9,800円「特盛・実家セット」が出てきました。
安い方はNFTカードとプラスチックカードの2つと、実家から送られてきた荷物をイメージしたというリンゴやトウモロコシなど季節の食材、カフェ兼ゲストハウス「テンリュウ堂」の2食分お食事券と3泊分宿泊券、天龍峡温泉「ご湯っくり」2回分回数券がついてくるそうです。
特盛の方は、これらの内容がちょっとグレードアップしたようなものだと思ってください。
ここまで現物の特典が充実していると、もはやNFTがおまけのように見えてきますが…

日本のNFTプロジェクトは現物特典ありき!?

日本の場合はNFT自体の認知度が低いため、「わが故郷からNFTが出ますよ!」と言っても、なかなか振り向いてくれないんですよね。
それよりリンゴがもらえるよ!タダで泊まれるよ!ってアピールした方が良いわけか(^_^;)
観光支援事業としてはは上手くやってるな~とは思うけど、こんなプロジェクトばかりでは日本でNFTが普及するのはまだまだずっと先のことになりそうです。
NFTを購入するには専用のマーケットを使ったり、暗号資産を用意したりする必要があります。
日本円で購入できるマーケットもあるけど、ずっとクレジットカードOK!ってやってたら結局Web2.0時代に取り残されるでしょう。
世界はもう、自己責任で暗号資産を入手し、ウォレットを操って資産形成しているんです。
国内NFTプロジェクトも現物の特典に頼りきりではなく、もっとNFTとしての魅力を発信してほしいと私は思っています。
NFTは、特典をもらうために提示する証明カードとしても使えるはずです。
偽カードを作ったり、他人のカードを盗んで使ったりできないのがNFTのメリットですよね。
購入者の元へ特典を郵送するのではなく、ぜひ取得したNFTを持って地元に来てもらう、現地に足を運んで観光を楽しみ、そこで特産品を食べてもらうという実体験の提供が必要なのではないでしょうか。
上から目線で申し訳ないけど、そこを勘違いしている「地方創生×NFT」プロジェクトが増えすぎているような気がしてなりません。

LOLLIPOP(ロリポップ)のNFTマーケットに期待したいこと

LOLLIPOP(ロリポップ)が開発中のNFTプラットフォームTimeCapsule(タイムカプセル)は、「個人の大切な思い出も永久に保存できる」と銘打っています。
単純に家族や友人との記念の一枚や何気ない日常のワンショットをNFT化しても良いけど、もしマーケットで売買取引するなら日本の地方創生事業にも貢献できる可能性があるかもしれません。
例えばTimeCapsuleの中に、ローカルなNFTプロジェクトだけを集めた特設マーケットを設けるってどうでしょう。
自分の地元や、かつて住んでいたところ、現在暮らしているところ、行ってみたい場所、昔旅行で訪れた観光地など、大切な思い出とともにある地域のプロジェクトに参加できるNFTマーケットになれば…
それこそSNSにいいね!する感覚で、気軽に地方創生NFTを購入できるのです。
このアイディアは、LOLLIPOP(ロリポップ)がTimeCapsuleに掲げているアットホームなコンセプトにもマッチするのでは?
運営さん、ぜひお願いします♪(*´艸`)

 

地方創生×NFTプロジェクトへの要望としてもう一つ、もうちょっとデザインにこだわってほしいと思います。
観光名所とか特産品をアピールしたいのは分かるけど、あからさますぎたり、要素を詰め込みすぎていたり…(^_^;)
せっかくお金をかけるなら、プロのデザイナーさんや今人気のクリエイターさんを頼ってほしいですね。

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