ビットコインの2024年末、2025年を予想してみよう!専門家・AIの分析は?

ビットコイン 仮想通貨

2024年11月21日、ビットコインはついに1,500万円に到達しました。
これはもちろんトランプ氏による大統領選勝利の余波ですが、このまま年末まで駆け抜けるか、それとも市場の過熱が一旦落ち着くかによって今後の予想が変わってくると思います。
今回は、今年11月の値動きを振り返るとともに、今後の予想として12月から来年1月までにどんな価格になりそうか、専門家の意見などを調べていきましょう。

ビットコインが大台突破!1,500万円を超えた後どうなった?

ビットコインの価格を、2024年10月末から振り返ってみましょう。
10月29日は約1,086万円、「1,100万円の壁を超えるのも遠くはないのでは!?」といわれていました。
それが現実のものとなったのは、11月6日。
一日で100万円以上の値上がりを見せ、約1,148万円の最高値をつけます。
11月10日はさらに1,200万円の壁を楽々超え、その2日後には1,300万円もと突破、14日には1,400万円にまで到達しました。
トランプ氏が再選を果たしたのは11月6日なので、そこから一気に勢いづいたと考えられます。
11月21日の1,500万円史上最高値まで若干の上下はあったものの、11月8日以降はほぼうなぎ上りといった感じですね。
結果的に、22日につけた約1,528万円が2024年11月までの最高価格となりました。
ただし、11月26日にはまた1,400万円台まで下落しています。
それ以降月末まで低めをキープしているので、年末までに1,600万円突破というのはやっぱり無謀だったかな…?

短期的な下落予想も…利確するタイミングに要注意

初心者に毛が生えたレベルの私には1,500万円台が2024年の最高到達点に思えますが、投資・金融の専門家はどう考えているでしょうか。
私が参考にしている暗号資産情報メディアによれば、短期的には下落するタイミングもあるだろうと予想しています。
先月10月には、ビットコインの未来について「抵抗帯を明確に超えなければ上昇傾向は継続しない」とみていました。
実際どうなったかというと、ビットコインの価格は抵抗帯を大きく上抜いて、上昇し続けています。
つまり、今年11月のビットコインは専門家の「まさか」を実現して見せたといえるでしょう。
しかし「普通はここらへんで下落に転じるよね」というタイミングを無視して上り続けている時って、ちょっと要注意なんです。
価格が上昇しているということは、買い圧が強まっているという意味になります。
価格が専門家が予想していたレベルまで上がりきれば、一転「ここらで利確するか」という人が増えるでしょう。
買い圧が収まるより早く、一気に大量売却される可能性もあります。
数年先までビットコインを保有し続けるつもりなら問題ありませんが、今年中に利確してFIREしようと考えている人は売るタイミングに注意です。
実際、1,500万円の最高価格帯は11月21~25日までのたった5日間しか続かず、月末にかけて約1,450万円以下にまで落ち着いてしまいました。

2024年はどこまで行く?

1ヶ月前と比べて高水準であることは間違いないけど、このまま上昇を続けて「年末までに1,600万円に届く!」というのはポジティブすぎる予想かもしれません。
専門家がチャートを分析した結果、安値の2点を結ぶチャネルラインのトップに到達している=短期的には「売られやすくなっている」と考えられるそうです。
まあ、これからクリスマスも待っているし、ちょっと利確してプレゼントや豪華ディナーの予算に充てるか…という人も多いでしょうね。
専門家の意見によると、1,250万円まで下がったとしても許容範囲ですが、1,018万円を下抜けると結構ヤバいみたいです(^_^;)
ビットコインが上昇を継続するには、低くとも1,200万円以上をキープしなければなりません。

2025年の展望は?

2025年のビットコインについて、AIによる分析・予想も見てみましょう。
材料となったのは、トランプ氏の発言や彼が提言している国家戦略などです。

SECの改革

まずトランプ氏の命によってゲンスラー氏がSECの委員長を解任され、規制緩和の流れが生まれます。
ETF承認プロセスが短縮され、ビットコインで投資信託を行う投資家が増えることも想像できるでしょう。
アメリカで機関投資家の参入が加速され、従来の金融機関が暗号資産事業に参入するようになり、企業がビットコインを保有する動きも加速すると予想されます。

アメリカがビットコイン大国に

トランプ氏は国家レベルでビットコインを大量購入するとし、アメリカが暗号資産のグローバル拠点になることを目指しています。
さらに楽観的なシナリオを加えるとするなら、インフレ対策としてビットコインの需要が高まったり、ドル安が続いて資産をビットコインに替える人が増えたりすることが予想されます。
州によっては法定通貨化を認める動きが出始め、国際送金システムとしてビットコインを採用する金融機関も増えるでしょう。
DeFiのシステムも成熟し、他の暗号資産銘柄にまで好景気が波及する可能性もあります。

トランプ政策に対する壁

慎重に判断するなら、トランプ氏が提言する政策が上手く進まなかった場合のリスクについて考慮する必要があります。
議会で暗号資産に関する新法の成立が遅れ、国と州で規制内容について細かな調節が必要になれば、さまざまな機関においてビットコインの導入が停滞する可能性もあるでしょう。
アメリカ国内だけでなく、他の国とも調整を行わなければならないことも考えられます。
国によってはビットコインの所持を認めないところもあり、アメリカのやり方が気に食わない元首がいるかもしれません。
トランプ氏がビットコイン政策の壁を乗り越えられなければ、ビットコイン価格の成長がストップ、または下落に転じるおそれもあります。

2025年のビットコインは2,700万円くらいまで成長すると考える専門家も多いですが、来年のスタートからしばらくは1,600万円台あたりを推移するのではないでしょうか。
あとはトランプ氏の仕事にかかっています。
彼が成功すれば2,000万円台突破は早い頃に、議会の妨害に遭えばその期待は2026年に持ち越しとなるかもしれません。

ビットコインの懸念点

さまざまな視点から判断すれば、ビットコインに対してポジティブ・ネガティブどちらの予想も生まれてきます。
ただし、ほとんどの専門家が今後もビットコインの成長を期待して良いと考えているようです。
一方、ビットコインには次のようなリスクもあるでしょう。

マイナーの撤退

ビットコインの価格を押し上げた要因の一つとして、半減期があります。
これはマイニング報酬を半分に減らす時期のことで、2024年4月にビットコインは4度目の半減期を経験しました。
現在マイニング報酬は1ブロック生成で3.125BTCとなっており、初期の頃の1/8まで減少しています。
マイニングには高性能コンピュータと大量の電力が必要ですが、報酬がこんなに少なくては割に合わないでしょう。
多くのマイナーが撤退すれば取引の検証・承認システムが維持できなくなり、ビットコインの信用問題にも発展する可能性があります。

暗号資産業界の不安要素に影響される

ビットコインが上昇すると、付随するかのように他の銘柄も上向く傾向があります。
しかし、他の銘柄に悪いニュースが流れれば、ビットコインにもその影響が及ぶことも多いので注意が必要です。
例えば取引所からの大量流出、人気銘柄の大暴落など、「これだから暗号資産は」と言われるような事件は、暗号資産の始祖であるビットコインのイメージも悪くしてしまうでしょう。

 

ビットコインにも色々あるけど、ぜひ2025年はポジティブなニュースで世間を賑わせてほしいですね。
まずはトランプさん、できるだけ元気に長生きして、4年の任期でビットコイン政策をどんどん進めてください!

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