2025年のDOGEコインはどうなる!?犬系ミームコインとトランプ政策の関係とは

ドージコイン,DOGE 仮想通貨

犬系ミームコインの元祖「ドージコイン(DOGE)」は、トランプ米大統領就任を目前に再び注目度が上昇しています。
果たしてDOGEはどこまで行くのか、トランプ次期大統領やイーロン・マスク氏の思惑とは…?
今回は、DOGEに期待されていることとトランプ政権との関係について調べていきたいと思います。

ドージコイン(DOGE)って?

2013年12月6日、暗号資産業界に新たなコインが誕生しました。
その名もドージコイン、通称DOGEです。
実をいうと「DOGE」という単語は存在せず、これは「dog(犬)」のスペルをわざと誤って表記されています。
2010年頃にインターネット掲示板に投稿されたコーギーの写真が元ネタだといわれており、誰かがdogをdogeと間違えて入力したことでネット上のスラングとして流行ったようです。
元々はちょっと笑える犬の写真やイメージ画像を示すミームでしたが、現在は世界で最も有名な犬系トークンを指します。
モチーフとして使われているのは日本に実在した柴犬「かぼすちゃん」で、DOGEと聞いてコーギーなど他の犬種を連想する人はほぼいないかも…

DOGEの成長

暗号資産DOGEを開発したのはテクノロジー企業のビリー・マーカス、ソフトウェア開発企業のジャクソン・パルマ―という2人のエンジニアです。
彼らはビットコインのパロディ版としてDOGEを立ち上げ、特に意味を持たないミームコインとしてスタートさせました。
しかし、テスラCEOのイーロン・マスクがDOGEの存在に気付いていることをSNSで匂わせると、瞬く間に価格が上昇!
2020年までは0.5円にも満たなかった弱小コインが、半年足らずで約70円にまで成長しました。
テスラでの決済に採用されるという話も持ち上がり、実用性を兼ね備えた進化系ミームコインとなったのです。
今やただのミームコインを超えて、主要暗号資産の一つに数えられるほどに…
2024年12月時点で時価総額は約8.2兆円、時価総額ランキングでは驚異の7位をマークしました。
2021年5月に記録した最高値は約79円、2025年1月現在は約62円です。

2024年終盤に再びDOGEブームが!

ビットコインの真似っこコインとして生まれたこともあり、DOGEのチャートは大体ビットコインと似たような動きをしています。
2021年に驚きの急騰を見せましたが、これはイーロン効果による一過性のものであったと判断されることに。
2022年にかけて大きく下落していき、2023年は9~13円くらいで低迷していました。
ビットコインが半減期を迎えると、DOGEにも好景気が訪れ20円台までアップ!
しかし、秋が深まるにつれてまた徐々に下がり始めていきました。
転機が訪れたのは2024年11月、トランプ氏再選のニュースが飛び込んだ瞬間からDOGEの価格は急上昇します。
11月4日の時点で約23円だったのが、11月12日には約60円にまでアップ、さらに11月23日には過去最高値に匹敵する70円の壁を突破しました。
トランプ氏は自身が大統領になった後の政策として「DOGE」と名のついた構想を掲げており、これがDOGEの価格を押し上げた最大の要因になったと考えられています。
もしカマラ・ハリス副大統領が当選していたら…
DOGEは再び不遇の時代を迎えていたことでしょう。

トランプ氏の「DOGE」とは

トランプ氏が掲げている政策構想「DOGE」は、直接DOGEコインとは関係しているわけではありません。
トランプ氏が表明しているDOGEとは、財政改革を目的とした「政府効率化委員会(Department of Government Efficiency) 」のこと。
この頭文字を取ると「DOGE」になるのですが、単にDOGEコインと同じだったからこれだけ盛り上がっているというわけでもないのです。
実はイーロン・マスク氏がXで政府効率化委員会のイメージロゴのようなものを公開し、そこに柴犬のキャラクターが描かれていたから「DOGEコインと関連している!」と大騒ぎになったのですね。
ただし、DOGE政策とDOGEコインを結びつける情報は確認されておらず、今のところはマスク氏の冗談でしかないと思います。
そもそも彼は愛犬家であり、自身も柴犬のFlokiちゃんを飼っているので、ロゴに描かれていた犬がどのワンちゃんをイメージしたのかは本人にしか分かりません。
DOGEコインのかぼすちゃんにも全然似てないですしね(笑)
たとえトランプ大統領がDOGE政策を成功させても、DOGEコイン自体の価値が変わるということもないでしょう。
ただ、基本的にミームコインはファンの盛り上がり次第で価格も簡単に上昇させてしまうため、バブルが起きる可能性はあります。
DOGEコインはミームコインであるという特性上、価値に見合わない価格をつけることも考えておかねばなりませんね。

DOGEの使い道は?

さて、ここからは再びトークンとしてのDOGEについて考えていきましょう。
トランプ氏のDOGE(政府効率化委員会)については一旦忘れてください。
DOGEは初期の頃、保有することでコミュニティ間の結束を高める意味で用いられてきました。
簡単に言えば記念品のようなもので、持っているだけで仲間意識が生まれるけど、特に使い道はないというコインです。
しかし、2021年にはオンラインゲーム開発会社ネクソンがDOGEでアイテムを購入できる暗号資産決済を導入、2022年にはテスラでもDOGEコイン決済をスタートさせました。
野球界では大谷選手のデコピンが大人気ですが、サッカー界ではかぼすちゃんの方が有名かも!?
イギリスのプレミアムリーグでは、DOGEのロゴ入りユニフォームを選手に着用させるチームが登場して話題になっています。
NBAではチケットなど関連商品の購入にDOGE決済を採用し、リアルなグッズを買うためのお金として実際に使われはじめました。
これはもはやただのミームコインではなく、れっきとした決済通貨としてのトークンですよね。
今後はさらにDOGEの使い道が増えていくと考えられています。
あらゆる決済に使用できるトークンになれば需要が高まり、価格もどんどん上がっていくでしょう。

機関投資家も注目している!?

DOGEは、基本的にミームコイン愛好者やネット上のミームを楽しむオタクたち、愛犬家、柴犬愛好家、一発逆転を狙う個人投資家の間で親しまれてきたトークンでした。
しかし先ほど解説したような決済通貨としての使い道が生まれると、単に保有するだけでなく実用性のある暗号資産として注目されるようになります。
2024年6月には取引所Bybitが「機関投資家のミームコイン保有額が急増している」と発表し、そのうち36%がDOGEだったことを明かしました。
ミームコインは他にもたくさんあるけど、機関投資家からの人気が高いのはDOGEであると判明したわけですね。

DOGEをステーキングする時代が来るかも!?

DOGEを運営するドージコイン財団は、2021年にイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏をアドバイザーに迎えます。
彼らは「Trailmap」なる開発計画を発表、DOGEにPoSを導入することやステーキング機能の実装、専用ウォレットのリリースなどの構想を明らかにしました。
これらはさらにDOGEの実用性を高めるための計画であり、達成するには技術的な進歩が不可欠です。
ブテリン氏という強大な見方を得て、DOGEがどこまで成長できるか楽しみですね。

 

カナダの投資会社はDOGEを大量に保有する戦略を打ち出したそうで、機関投資家向けのDOGE投資プラットフォームも開発したいと考えているとか。
多くの投資資金がDOGEに流れることが予想されるので、買うならお早めに…!

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