ビットコインの評価に変化が!?金・銅・金利とビットコインの相関関係について

仮想通貨

最近、「銅」の価格が史上最高値に近付いている…という話を聞きました。
かつて銅の価格上昇とともにビットコインにもプラスの値動きがあった時期が存在しており、トレーダーのなかには「そろそろビットコインが飛躍するかも…!」と予想している人も少なくないようです。
銅と同じ鉱物資産である「金」との関係も気になりますよね。
今回はビットコインと金・銅、また金利との関係についてもまとめてみました。

ビットコインと金の関係は変わった?

2021~2022年にビットコインが急落した時、「金」の価格は上昇傾向を見せました。
いっぽう金が下落し始めると、ビットコインが価格を大きく伸ばし最高値を更新するタイミングも頻発しています。
2022年までは金とビットコインが逆相関関係にあるようなチャートが形成されていたと言えるでしょう。
しかし2022年後半以降、両者は同じような動きを見せ始めます。
2024年にビットコインの価格が急上昇すると、金も同様に大きく価格を伸ばしました。
その結果、ビットコインは2025年1月、金は3月に史上最高値を更新しています。
資産運用会社のレポートで分かったのは、2023年からビットコインと金の相関関係を示すレベルが上昇していること。
それ以前は、金のような実物資産とビットコインのようなリスク資産は逆の動きをするといわれていました。
近年はこの法則が否定され、金の上昇がビットコインの価格を押し上げる材料になりうると考えられるようになったのです。

ビットコインと銅の関係は?

金と同じ現物資産である「銅」の価格は、経済指標の一つとして長年信頼されてきました。
そんな銅も2025年に入って史上最高値更新が目前に迫っているそうで、多くの投資家から熱い視線が注がれています。
古くから暗号資産に投資するベテラントレーダーのなかには、かつてビットコインと銅は「強い相関関係に結ばれていた」と指摘する人も。
景気の動向を示す指標のひとつに「銅金レシオ」という銅の価格を金の価格で割った数値がありますが、ビットコインが高騰した年はこの指標も急騰しています。
ただし最近の銅の値上がりはビットコインのおかげであるとは言い切れず、経済にとってポジティブな出来事が要因になっていると言えるでしょう。
銅金レシオが上昇すると景気が回復していると判断されるので、アメリカをはじめ世界中で好景気の兆しが見えたことがビットコインの価格上昇につながったとの分析が正しいと思います。
つまり、ビットコインが銅を押し上げたのではなく、さまざまな要因が重なって銅が上昇し、景気が上向いた結果、ビットコインも盛り上がったというわけ。
金や銅が上がる局面でも、ビットコインのようなリスク資産への投資には注意が必要です。

金利が上がるとビットコインはどうなる?

金利が上がると、投資や消費といった経済活動が抑制されます。
景気を上向きにするためというより、過熱を防ぐために行われる金融政策ですね。
物価が上がりすぎてお金の価値が低くなるインフレ対策として出されることが多いですが、株式や暗号資産などのリスク資産は下落しやすくなります。
それなら金や銅などの実物資産は上がるのかというとそうでもなく、金利が上昇すると金は下落します。
これは保有しているだけでは利益が生まれることのない金より、利息を得られる資産(預金や国債など)の方が儲かると考えられるからです。
さらに金利が上昇すれば配当金や売買益への期待値が高まり、株式投資をする人は増えるかもしれません。
金利と株式の価格は逆相関とも、相関関係にあるとも言えるわけです。
しかしビットコインに関してはまだリスクの高い資産なので、現時点では金利とビットコインの価格は逆相関にあります。
今のところは…ね!( *´艸`)

ビットコインの動きが変化している!?

金や銅、金利に対し、ビットコインは逆の動きをするといわれてきました。
金のような実物資産が上昇すればリスク資産であるビットコインは低迷し、金利が引き上げられれば現実的な投資資産でないビットコインは下落する…
2025年は、そんな常識が覆されるかもしれません。
2023年以降、何度かビットコインの予想だにしない値上がりが目撃されており、これまでの分析理論が成り立たない状況も数多く見られました。
これは、ビットコインに対する投資家の評価が変化していることも示しているのではないかと私は考えます。
これまでビットコインは不確かな結果をもたらすリスクの高い資産でしかありませんでしたが、アメリカでのETF化を経て信頼性が増しているのでしょう。

 

トランプ大統領の就任や準備金の話題だけでなく、金や銅、金利との相関関係が認められることによって、ビットコインがさらなる上昇気流に乗る可能性は高いと思います。
今までビットコインと他の暗号資産・トークンを見比べていたという人は、これからは現実的な資産についてもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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