MURAKAMI.FLOWERSのカイカイキキがアメリカのweb3.0企業を買収!NFTアートビジネスの進化に期待

NFT NFT

日本が誇るNFTプロジェクト「MURAKAMI.FLOWERS」を手掛ける有限会社カイカイキキは、2025年4月にアメリカ・ロサンゼルスを拠点にWeb3.0サービスを展開するNiftyKit社の買収を発表しました。
これまでNiftyKit社はカイカイキキ社から出資を受けていましたが、全株式を譲渡することによりカイカイキキ社の完全子会社となります。
MURAKAMI.FLOWERSにおいて技術パートナーシップを締結していた両社は、新たなアセットとブロックチェーン技術のタッグによってさらに強固なシナジーをもたらす可能性があるでしょう。
今回は、MURAKAMI.FLOWERSがどんなプロジェクトなのか、カイカイキキ社がNiftyKit社を子会社化したニュースについても詳しく調べてみようと思います。

村上隆って誰?MURAKAMI.FLOWERSはどんなNFT?

現代美術家で映画監督、若手アーティストのプロデュース業も行う村上隆(むらかみたかし)氏。
日本の有名NFTコレクション「MURAKAMI.FLOWERS」は、彼の代表作である「お花」がモチーフになった作品です。
村上隆の描くアートは、素直に見ればカラフルでポップ、人によっては毒々しさや狂気のようなものを感じるかもしれません。
リアル作品である「お花」は単純な花の形に顔が描かれており、大きく口を開けて笑っているような表情が印象的です。
こちらも明るいイメージを持つ人がいる一方、ダークな心理を感じる人もいます。
例えば笑顔の裏の虚無さがあるとか、無数に描かれた同じ顔のお花は現代における消費主義や量産型社会を表していると考察する人もいます。
MURAKAMI.FLOWERSはこの「お花」を基本デザインにしつつ、もっと表情豊かなキャラクターが特徴的です。
目や口など顔パーツのデザイン、花びらや顔の色、食べ物やファッションなどのアイテム、108通りの背景の組み合わせから成る多彩なイラストがNFTアート作品として誕生しました。
2022年4月のリリース時点で1万1,664種が生成され、そのうち108個はシークレットイメージとして未公開に。
コレクタブルトレーディングカードとして現物商品をリリースした際には、この未公開108枚がリアルなイラストでお披露目されています。

カイカイキキ社とは

村上隆は、アート作品や映画、アニメーションの制作、ゲームの開発、出版などを手掛ける総合商社「カイカイキキ」を立ち上げます。
同社はMURAKAMI.FLOWERSプロジェクトを運営するかたわら、NFT売買が可能なマーケットプレイスも構築しました。
取り扱っているのは同社が手掛けるNFT作品で、保有する期間や種類に応じたポイント付与も行っています。
ファンコミュニティの活性化を図るため、リーダーボードなど独自のシステムを構築。
村上隆以外にも多くの芸術家を抱える、アーティスト所属事務所でもあります。
なかには若手やまだ日の目を見ない新進気鋭イラストレーターもおり、彼らの活動をビジネスとして成立させることがカイカイキキ社の使命であると考えているそうです。
実は地方創生事業にも関わっており、京都市など自治体と連携してふるさと納税プラットフォームを開発・運営した経歴もあります。
ここでは返礼品としてアート作品やオリジナルグッズを販売し、全国からアーティスト活動を応援することを可能にしました。

NiftyKit社とは

アメリカ・カリフォルニア州に本社を構えるNiftyKit社(NiftyKit, Inc.)は、NFT関連サービスを提供するweb3.0企業です。
ブロックチェーン技術の活用推進によりNFTクリエイターを支援し、これまで多くのブランドやアーティストによるプロジェクト運営を支えてきました。
村上隆はNFTアートという新しい分野の学習や情報収集の一環でNiftyKit社に出会い、彼らのおかげでMURAKAMI.FLOWERSをはじめとする関連事業が実現できたと語っています。
カイカイキキ社にとってNiftyKit社の技術力はなくてはならないものであり、両社の強力なパートナーシップによってリアルと仮想、芸術とクリプトの融合がもたらされたといいます。
NiftyKit社はカイカイキキ社に技術力を提供する一方、カイカイキキ社からは資金提供を受けていました。
2025年4月にはカイカイキキ社がNiftyKit社の全株式を取得、完全子会社となります。
NiftyKit社の代表Dan Carr氏は両社の合体について、「より大きなスケールで開発力、提案力が成長する」と語りました。

MURAKAMI.FLOWERSはいま何位?

日本を代表するNFTプロジェクトにはCryptoNinjaとか新星ギャルバースとかあるけど、それらに比べれば私はMURAKAMI.FLOWERSの方が好きですね。
単純なドット絵だけどカラフルで可愛いし、私はポップなイラストの裏の意味を考えるほどひねくれてもいないので(笑)
さて、MURAKAMI.FLOWERSが現在どれくらい売れているのかというと…
2025年4月現在、24時間の売上高は5ETH、ちょうど50位につけています。
時価総額で見ると約2万8,000ETH、順位は95位でした。
いくつかの日本NFTプロジェクトに抜かれているのは、最近目立った活動がないからかも。
NiftyKit社の子会社化により、新たな計画がスタートするのではと期待している人も多いので、これから順位が上がっていくかもしれません。

 

最近アメリカが日本に牙を剥いているけど、アメリカの企業を買収するなんてすごい!!(‘ω’)
ブロックチェーンやNFTに目を向ければ、日本の会社も世界と戦えるプロジェクトを立ち上げられるかもしれません。

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