デジタルスニーカーを履いて歩くと報酬がもらえる「STEPN(ステップン)」の登場をきっかけに、「Move to Earn」や「Sleep to Earn」など、「○○して稼ぐ」タイプのアプリケーションが開発されるようになりました。
これまでNFTゲームといえば、キャラクターが冒険したり農業したり戦ったりしながらトークンを稼ぐものが多かったでしょう。
しかし最近は、プレイヤー自身のリアルな行動により報酬が発生するアプリが人気です。
今回は私が見つけた新しいタイプのGameFi系アプリ、「SNPIT(スナップイット)」についてご紹介しましょう。
SNPIT(スナップイット)とは
株式会社GALLUSYS(ガルシス)が開発した「SNPIT(スナップイット)」は、Polygonブロックチェーンで構成されたNFTゲームです。
コンセプトは「SNAP to Earn」、つまり「撮って稼ぐ」というアプリケーションです。
プレイするにはまずカメラNFTを入手し、これで写真を撮影すると独自トークンSNPITが獲得できます。
撮影した写真はNFT化することでマーケットプレイスで売買できるほか、自身の作品としてコレクションが可能です。
他のユーザーと写真でバトルしたりコンテストに参加したりして、勝利するとSNPITや特別アイテムをゲットできるという仕組みもあります。
SNPITトークンの利用価値
スナップイットで獲得したSNPITトークンは、カメラNFTの性能を向上させたり修理したりするのに使われるプラットフォーム通貨です。
保有しているカメラを強化すれば写真の画質が良くなり、獲得できるトークンやアイテムの数が増えます。
カメラごとに撮影できる枚数が決まっており、上限に達すると一時的に休眠状態になってしまいます。
回復するには時間がかかるので、複数のカメラを保有するとより多くの写真が撮影でき、報酬額もアップするというわけです。
SNPITはアプリ内でPolygonチェーンの独自トークンMATICに交換できますが、スナップイットで遊ぶためのカメラNFTはMATICで購入しなければなりません。貯めたSNPITをMATICに交換して、性能の良いカメラを複数台持ちするという方法がオーソドックスなやり方みたいですね。
効率良く稼ぐにはまずカメラNFTをいくつか保有して、撮影でSNPITを集めながらそれぞれのカメラをアップグレードしていく必要があります。

Polygonチェーンについて
スナップイットはPolygonチェーン上で動作しており、「Plasma 」と「 Proof of Stake」の2つのコンセンサスアルゴリズムによってトランザクションを承認しています。
Polygonチェーンはイーサリアムの機能を拡張させたレイヤー2ブロックチェーンでありながら、イーサリアムネットワークにリンクされた「チャイルドチェーン」を形成してブロックの生成と検証を行います。
ちょっと難しくてどういうことか分かりにくいですが(^_^;)、結果的にイーサリアムの高いセキュリティ性を維持したままで高速処理・低コスト取引を実現させているそうです。
NFTの生成や取引はイーサリアムネットワークで行われるのが一般的でしたが、ブロックチェーンが混み合ってなかなかトランザクションが通らないというスケーラビリティ問題もあります。
これを解消しようと開発されたのがPolygonチェーンであり、スナップイットの利用において写真のNFT化などの処理が遅延することを防いでいるというわけですね。
スナップイットを無料で遊ぶ方法
スナップイットでSNPITを獲得するには、有料(MATICで購入)のカメラNFTが必要です。
稼げるか分からないゲームにお金を払うのは怖いし、まずMATICを入手するのが面倒…という人も多いでしょう。
そんな人のために、無料でスナップイットを体験できる方法を教えましょう♪
実は無料で使えるカメラも用意されており、写真撮影や写真バトルへの出場ができるんです。
ただし報酬として得られるのはSNPITではなく、フリーポイント(FP)になります。
これはアプリ内でデジタルギフトと交換できますが、2025年3月からビットコインへの交換オプションが追加に!
有料カメラを使用する場合と若干参加できるイベントやサービスが異なりますが、独自トークンのSNPITではなくビットコインで手堅く収入ゲットしていきたい人にもおすすめの方法です。
スナップイットはTimeCapsuleの未来の姿?
写真を撮影するだけで遊べるって、LOLLIPOP(ロリポップ)が立ち上げたNFT生成アプリ「TimeCapsule(タイムカプセル)」にも似ている気がする…!
TimeCapsuleはアプリ上で撮影した写真をNFT化し、自分のコレクションとして保有することができます。
スナップイットのように報酬をゲットできる仕組みはまだありませんが、今後NFTマーケット機能が実装されるWeb版プラットフォームが完成する予定です。
もしスナップイットと同じように、撮影した写真を使って即報酬ゲット!という機能ができれば…
マーケットで売れるのを待つより、写真コンテストに出場して賞金を稼いだ方が効率的ですよね。
LOLLIPOP(ロリポップ)がどんなプラットフォームを計画しているのかは分かりませんが、スナップイットのシステムも参考にしてくれたらいいんじゃないかな~とちょっと期待しています(‘ω’)♪
スナップイットがTimeCapsuleの手ごわいライバルになる予感…!
写真撮影で報酬が得られるなんて、ホント良いところに気が付きましたよね…
LOLLIPOP(ロリポップ)のNFTマーケットでも、スムーズに収益化できる仕組みを作ってほしいと思います。
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