日本企業も続々参入!ビジネスへのweb3.0導入実例

ブロックチェーン Web3.0

LOLLIPOP(ロリポップ)のSNSでも多くのweb3.0プロジェクトが紹介されていますが、これからの時代はブロックチェーン技術を応用したビジネスが盛んになるといわれています。
暗号資産やNFT、メタバースなどのweb3.0サービス立ち上げによって事業が発展し、大きな成長を遂げた日本企業も少なくありません。
既存のやり方を続けている会社より、積極的に新しい技術を取り入れている会社に投資したいという人もいるでしょう。
今回はweb3.0とは何か解説するとともに、ブロックチェーン技術を事業に取り入れている国内企業についてもご紹介します。

web3.0とは?

インターネットは、現在までに3つの段階で普及してきたと考えられています。
コンピュータが誕生してインターネット通信が始まり、メールや企業サイト、ホームページなどから情報が得られるようになった時代からどのように進化してきたのでしょうか。

①Web1.0

当時のユーザーは、発信側から提供された情報を受け取るだけでした。
メールではコミュニケーションが取れましたが、基本的には情報が一方通行の状態だったといえます。
テキストのみの情報が一般的で、画像や動画の提供はあまり多く見られませんでした。

②Web2.0

SNSが誕生し、双方向から情報がやり取りされる時代が始まりました。
XやInstagramでは投稿に「いいね」やコメントなどで反応し、発信側と受信側がタイムリーに情報交換を行えます。
アカウントを作成すれば誰でも情報発信できるようになったのも、WEB1.0では見られなかったことです。
インターネットは情報の消費から、情報への参加に変化したというわけですね。
画像や動画、音声データなどが発信されることも多くなり、今や小学生でも自分のアカウントで自撮り写真を投稿できるまでに手軽なものになりました。

③web3.0

現在はGoogleやAppleなどの巨大企業が膨大なデータを掌握し、個人情報までもが彼らの手中にあるといえるでしょう。
情報が一か所に集まることによるセキュリティリスク、プライバシーの侵害など、さまざまな懸念が指摘されています。
個人情報や大規模データの管理を分散し、情報を得るという権利を個人の元へ返還することを目的とする、「分散型インターネット」が提唱されるようになりました。
そのために使われる技術が「ブロックチェーン」であり、暗号技術を用いて改ざん不可能なデータ・取引履歴の保管を実現しています。
ブロックチェーン上で取引されるデータは世界中のコンピュータ(ネットワークに参加しているノード)に分散され、それぞれの監視・管理下に置かれます。
暗号化によって秘匿性は維持されながら、ユーザーがいつでも取引履歴を確認できるため透明性の高い取引が可能です。
このブロックチェーンの仕組みを応用して暗号資産やNFTが誕生し、新たな資産形成の方法として知られるようになります。
しかし、まだ多くの人がこの時代の訪れを体感しておらず、ブロックチェーン技術をビジネスに取り入れている企業はそれほど多くありません。

企業にとってのweb3.0とは

企業がweb3.0ビジネスを立ち上げる場合、NFTプロジェクトの設立やブロックチェーンゲーム、メタバースの開発などからスタートするのが一般的です。
暗号資産・NFT取引所を開設する金融系企業も増えてきましたが、金融庁の認可が必要なので容易ではありません。
デジタルコンテンツを提供するエンタメ業種やゲーム会社では、自社で所有するIPをNFT化したりブロックチェーンゲームを開発したりするケースがよく見られます。
オリジナルのコンテンツを持っていない企業の場合は、手始めに会社の運営資金としてビットコインを購入したり、顧客や取引先との決済手段に暗号資産を追加したりするところが多いのではないでしょうか。
日本企業は世界に出遅れており、web3.0のことを全く知らない代表・IT部門の担当者もまだまだ多いと思います。
ブロックチェーン技術によってどう変わろうとしているのかが明確でなく、運用資金を無駄遣いしているだけの企業も…
自社に何が必要なのか分からないまま見切り発車し、立ち上げたばかりのweb3.0プロジェクトが破綻するケースも少なくありません。

web3.0に注力する日本企業

ここからはweb3.0を取り入れた事業を行い、ある程度の成果を出している日本企業をご紹介しましょう。

株式会社レコチョク

今は無料でも音楽が聴ける時代です。
ただ音楽を売るだけでなく、web3.0でしか得られない特別な体験を提供したいと考え、2022年1月にブロックチェーン技術を活用したエンタメ事業を立ち上げました。
NFTと音楽を融合させた新たなコンテンツ制作によって、独自の音楽ビジネスを展開しています。

株式会社ドリコム

広告・メディア事業、ソーシャルゲーム事業を展開する会社です。
2022年3月にGameFi部門を立ち上げ、ブロックチェーンゲームの企画・開発・運営を始めました。
自社のIPであるロールプレイングゲーム「Wizardry」を海外向けに展開し、GameFiとしてリリースしました。

 

日本向けにweb3.0ビジネスを展開してもユーザー数が増えないのは、まだブロックチェーン技術が一般的に普及していないからだといえるでしょう。
株式会社ドリコムのように、いっそ海外ユーザーの獲得を狙うのも賢い方法なのかもしれません。
もっと私たち日本人がweb3.0と仲良くなって、世界に誇るアニメやマンガのコンテンツが当たり前にブロックチェーンとつながるようになればいいなと思います。

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