tofuNFTまで終了…NFTマーケットの閉鎖が相次ぐ時代にLOLLIPOP(ロリポップ)が設立する「Web版TimeCapsule」とは?

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LOLLIPOP(ロリポップ)が「Web版TimeCapsuleを公開予定」と発表してから4ヶ月、そろそろ何らかの新情報が告知されるんじゃないかなと期待していますが…
日本をはじめ、世界中のNFT関連プロジェクトには冷たいすきま風が吹いているようです。
暗号資産取引所Bybitは自社運営するNFTマーケットを閉鎖、OpenSeaに次ぐ取引高を記録したX2Y2も倒産し、NFT業界に激震が走りました。
さらに国内NFTマーケットとして人気を博した「tofuNFT」も、2025年5月31日をもってサービスを終了することを発表しています。
今回は相次ぐNFTマーケットの閉鎖について深掘りするとともに、この状況下でLOLLIPOP(ロリポップ)が設立する「Web版TimeCapsule」について考えてみましょう。

tofuNFTの終焉はパレットチェーンのせい!?

2021年にサービスを開始した「tofuNFT」は、30以上のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換ブロックチェーンに対応するマルチチェーンNFT取引所です。
「Play to Earn」や「Move to Earn」といったGameFiがブームになると、tofuNFTは報酬を生み出すアイテムを取引する重要な拠点としてユーザーからの支持を集めます。
2022年4月には取引量累計100億円を突破し、日本から世界へ先進的なサービスを提供するプラットフォームとなりました。
2023年からはNFTマーケット「PLT Place」を提供するHashPalette社と提携し、取引所の壁を超えた売買を可能にしています。
tofuNFTとPLT Placeはともにユーザーを共有し合い、技術を提供し合うことで共に成長しようと考えたわけですが…
2024年10月にはHashPalette社が海外企業の子会社となり、独自ブロックチェーン「パレットチェーン」も他のブロックチェーンへ移行されてしまいます。
他プロジェクトに吸収されるようなブロックチェーンに対応できたところで、もはや何のメリットも感じられないでしょう。
むしろ「あの終わったブロックチェーンに関わったマーケット」として、マイナスイメージがついてしまった可能性も高いです。
パートナー企業の身売りが、tofuNFTに暗い影を落としたことは間違いありません。

tofuNFTは2025年5月末に閉鎖

tofuNFTを運営するCOINJINJA社は、パレットチェーンによるダメージを回復するためか2024年9月に国内web3.0事業の再編を行います。
新会社X2Y2 Japanを設立すると、Soneium(ソニューム)ブロックチェーン上のNFTマーケット「Sonova」の運営や法人向けNFTソリューションの提供を計画しました。
元々イーサリアム上にある分散型NFTマーケット「X2Y2」とtofuNFTは提携を結んでおり、引き続き両マーケットの技術基盤を共有すると発表しています。
しかし再び、この提携先が足を引っ張ることに…
X2Y2は取引高の激減に耐え切れず2025年4月に閉鎖しますが、その翌月にはtofuNFTのサービス終了も決定してしまいました。
tofuNFT自体はマルチチェーン対応のマーケットというメリットもあり、結構繁盛していたようなのでもったいないですね。

ANAのNFTマーケットもひっそりと終了していた

ANAホールディングスグループが2023年5月に開始したNFTマーケット「ANA GranWhale NFT MarketPlace」も、2025年2月28日にサービスを終了しました。
日本向けサービスが開始されてからたった1年で閉鎖が決定されたという点が、なんとも残念ですね。
そもそも、「航空業の会社がNFTに挑戦する意味があったのか」という疑問もありますが…
ちなみに、ANAのバーチャル旅行を提供するプラットフォームも結局失敗に終わったようです。
エアライングループ初のNFT事業として注目されたものの、ちょっと勉強が足りなかったのかもしれません。
まあ、「とにかく時代はNFTだ!」と見切り発車するプロジェクトは大体失敗するのだと思います。

LOLLIPOP(ロリポップ)が開発中の「Web版TimeCapsule」とは

LOLLIPOP(ロリポップ)は2025年1月8日にNFT生成アプリ「TimeCapsule(タイムカプセル)」をリリースし、NFTプラットフォーム企業として再スタートを切りました。
そして5月には「Web版」のTimeCapsuleが公開されるとのことなのですが、それが一体何なのかは誰にも分かりません。
LPOPpersの間では「NFTマーケットという意味では?」という噂がささやかれていますが…
世界中でNFT業界が冷え込んでいる今、新たなNFTマーケットを設立する意味はあるのでしょうか。
LOLLIPOP(ロリポップ)が考えるNFTの価値とは、一瞬の思い出を永遠のものにすることです。
これを体験してもらうためのツールがTimeCapsuleであり、ただのデジタル写真を色あせることのないアルバムに収納できる技術を提供しています。
さらに友人や家族と思い出を分かち合い、SNSのようにユーザー同士が交流する世界線を構築したいと考えているのではないでしょうか。
だからこそLOLLIPOP(ロリポップ)は、NFTを売買するマーケットというより、NFTを共有する場所としてのTimeCapsuleを設立する…私はそのように想像しています。

 

正解はまだ分からないけど、もし私の想像が本当になるとしたら、LOLLIPOP(ロリポップ)はこれまでにない画期的なNFTプラットフォームを立ち上げてくれるはずです。
投機商品としてのNFTを売買する場所ではなく、ステキな写真を褒め合うアットホームな空間になったらいいなと思っています。

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