動物たちがNFT化!?「千葉市動物公園NFTコレクション」が近日公開予定

NFT NFT

限定酒から御朱印まで、現実世界のありとあらゆるモノがNFT化される時代になってきました。
千葉市動物公園では国内初(世界でも初!?)の取り組みとして、生育動物のNFT化を検討しているそうです。
これは自治体による民間企業との協同プロジェクトの一環で、2025年5月末の特設サイト立ち上げ、7月以降のNFT販売を目指しているとか。
今回は、千葉市動物公園の魅力を発信するNFTプロジェクトについて調べてみましょう。

人気動物がNFTに!

千葉市が運営・管理する千葉市動物公園は、約160種の動物を飼育展示する市民自慢のレジャー施設です。
愛くるしい立ち姿で話題になったレッサーパンダの風太くん、覚えていますか?
あの子が飼育されている動物園として、一躍有名になりましたよね。
実はあの風太くん、今年の7月で22歳になるんですって(*‘ω‘ *)
開園40周年を迎えた4月28日には、展示エリアにて今も変わらないキュートな姿を見せてくれました。
2025年は「40周年year」と称され、記念切手やオリジナルグッズの販売も計画されているそうです。
その記念イベントの一つとして今回新たに企画されたのが、「動物たちのNFT化」だといいます。
動物園で飼育されている生き物をデジタル資産にするというのは、一体どういうことなのでしょうか。
千葉市の発表によれば、千葉市動物公園で飼育されている動物のデータを基に高精細な3Dモデルを作成し、これをブロックチェーンに結び付けてNFTにしたいと考えているとか。
そしてこれを販売して、複製のできない唯一無二のデジタルコンテンツとして提供したいとのことです。
現在は7月以降のNFT販売を目指して開発中で、今月末には特設サイトも立ち上げる予定なのですが…
なんと1体は無料配布されるというので、同園のファンだけでなくNFT投資家からも多くの注目が集まっています。

NFT化されるのはどんな動物?

千葉市動物公園は風太くんで一世を風靡したわけですし、初めて発行されるNFTは絶対レッサーパンダだろうと思っていました。
ところが、私の予想は大ハズレ!
2025年5月中旬現在、ハシビロコウやゴリラ、チータなどが候補に挙がっているものの、レッサーパンダは未定とのことです。
また、NFT化される動物たちは実際に飼育されている個体の詳細なデータを基に構築された3Dモデルであり、購入者は限定コンテンツとして楽しむことができます。

総合建設コンサルタント会社との提携

千葉市動物公園と千葉市のNFTプロジェクトは、技術パートナーとしてパシフィックコンサルタンツ社を迎え入れました。
同社は東京都に本社を構える建設コンサルタント企業大手であり、DX推進などのソリューションを手掛けています。
「千葉市動物公園NFTコレクション」の完成を目指し、レジャー施設と自治体、建設コンサルタント会社が三位一体となって一大プロジェクトを立ち上げたわけです。
デジタルデータのNFT化はそれほど難しくありませんが、一般の人に有料コンテンツを取得してもらうにはそれなりのメリットが必要となるでしょう。
販売収益の一部は千葉市動物公園の運営サポートに回され、動物たちのために使われることになるようです。
一般客への宣伝では、NFT化うんぬんより、動物保護への募金ができるというメリットをアピールした方が良いと思います。
また、未知なるものに対する警戒心の強い日本人向けに展開するなら、特典だけでなく安心感や手軽さを提供することも重要です。
構築された特設サイトが少しでも小難しいものになっていたら、動物NFTは見向きもされない怪しげなコンテンツになってしまう可能性もあります。
このプロジェクトにはパシフィックコンサルタンツ社の技術力が不可欠ですが、「どうだ!今流行りのNFTだぞ!」と一般客に対してアピールしてしまえば、むしろ敬遠されてしまうおそれもあるでしょう。
「NFTとは…」という説明文は、特設サイトや動物公園のホームページ、チラシ、園内ポスターなどの下の方に小さく掲載しておけば良いと思います。
冒頭からいきなり「非代替性トークン」「ブロックチェーン」なんて書いてしまうと、急に逃げ出したくなる人もまだ一定数いるのです。

取得した動物NFTはどう遊ぶ?

「千葉市動物公園NFTコレクション」の3D動物は、特設サイト上でさまざまな角度から観察できるそうです。
現地になかなか行けない人も、リアルな動物たちの表情や毛並み、体格などを見ることができるでしょう。
実際に千葉市動物公園を訪れる際には、特別体験が可能になるチケットとして活用される構想もあるといいます。
詳しくは近日公開予定の特設サイトをご確認ください。

 

「千葉市動物公園NFTコレクション」の成功によって、多くの人がNFTに興味を持つきっかけになれば私も嬉しいです。
ビットコインなどの暗号資産業界に比べると、NFTはまだ知名度も信頼度も低いといえるでしょう。
今後の画期的なプロジェクトによって、NFTの価値や需要が高まっていくことを期待しています。

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