暗号資産の価値は何で決まる?価格よりも大切なこと

暗号資産 仮想通貨

ビットコインをはじめ、暗号資産のなかには価格が1年で数十倍にもなる銘柄もあります。
一方、リリース時からほとんど相場変動がない暗号資産や、発行されてから一度も価格がついたことのないトークンも少なくありません。
暗号資産は価格だけで評価することができず、将来性や信用性、現在の利用価値などさまざまな観点から総合評価する必要があります。
価格ではなく金銭的財産やプロジェクトにおける「価値」をポイントに分析すると、暗号資産がただの投機商品なのか、それとも新たな「お金」として既存の金融システムに成り代わる存在になるのかが見えてくると思います。
今回は、暗号資産の価値について考えてみましょう。

暗号資産の「価値」と「価格」

暗号資産について、「1枚あたりいくら」という「価格」で評価することも重要な投資ポイントの一つです。
しかし、価格だけで暗号資産の「価値」が決まっているわけではないと思います。
例えば、発行総数が10枚のAトークンと発行総数100枚のBトークンでは、1枚あたりの希少価値に10倍もの差があります。
それぞれ同じ10人ずつ購入希望者がいたとしても、10枚しかないトークンと100枚もあるトークンでは需要の高さは同じではありません。
1枚のトークンが世界中に流通しているうちの1/10なのか、1/100なのかによって価値が全然違う…というのは想像できますよね。
暗号資産はそれぞれ発行総数が異なり、発行上限がなく永遠に増え続ける銘柄もあります。
発行されている数がまったく同じ銘柄同士であれば価格で比較することは可能ですが、発行済みトークンの一部を定期的にバーン(焼却)したり、マイニングやステーキングで不定期・不定数で増えたりする暗号資産も多いので簡単ではないでしょう。
価格だけで暗号資産の価値を決められないのは、こうした仕組みがあるからなのです。

暗号資産の価値は保有数で決まる?

ビットコインもイーサリアムも、草コインであっても、暗号資産の本質的にはただのデジタルデータでしかありません。
物質的に存在しているわけではないし、文明が崩壊してインターネットが消滅したら金銭的価値を主張できない可能性だってあります。
日本の法律では所有権の対象ですらない暗号資産が、市場ではビットコインが1枚あたり1,250万円もの価格をつけて取引されているのです。
なぜこんなにも高値で売買がされているのかというと、「これ以上の価格になってもまた誰かが買ってくれるだろう」と思う人がいるから。
誰も売りに出さなければ価格はそこでストップしますが、もっと高値で売りに出され、それをまた買う人がいるので、ビットコインの価格はどんどん上昇しているというわけです。
つまり、「価格」は需要と供給のバランスと、流動性によっても変わるといえるでしょう。
いっぽう暗号資産を「価値」の観点から分析してみると、保有数が深く関係していると考えられます。
価値が高い暗号資産は長期的に保有し、資産として手元に置いておく投資家も多いです。
高値で売れば大きな金額の法定通貨が手に入るかもしれませんが、さらに暗号資産の価値が高まった時に買い戻すことは困難になるでしょう。
今よりもっと価値が上がるだろうと予想される暗号資産は、むしろ取引数より保有数の方が大きくなるわけです。
1枚あたりの価格が高くても長期的に保有されない銘柄は、暗号資産としての本来の価値が高いとはいえないかもしれません。
例えば、ミームコインは価格が変動しやすく、短期的に稼ぐにはもってこいの暗号資産ですが、将来性に期待できる銘柄はそう多くないでしょう。
長期保有するより、価格がつかなくなる前に売り切ってしまった方が得策なのです。
そもそも価格はその時点での取引価格でしかなく、暗号資産の価値を分析する上ではあまり役に立たないかもしれませんね。

ビットコインは特別扱い!?「資産価値が認められる」とはどういうこと?

暗号資産のなかでも、ビットコイン(BTC)は特別な存在です。
すべての暗号資産やトークンがビットコインの理論から生まれたものであることから、暗号資産の始祖ともいわれています。
単に歴史が長いだけでなく、発行上限があらかじめ決まっていることや、現物ETFがアメリカで承認されたこと、トランプ大統領が国家戦略準備金に採用しようとしていることなどが評価されて現在の価格まで成長しました。
暗号資産としての価値も年々高まっており、多くの国でさまざまな決済手段として導入され始めています。
金(ゴールド)や法定通貨と同等の信用性を持つ金銭的価値が認められるようになり、現実的な資産として用いられる場面は今後もっと増えていくでしょう。
ビットコインの将来性を分析するうえでよく使われる「資産価値」とは、金融商品としての利用価値のことを指しています。
アルトコインは現在まだ特定のブロックチェーンを使用するためのトークンでしかないかもしれませんが、ビットコインはweb3.0を超えた現実世界を含むすべての領域で活用される暗号資産になる可能性が高いのです。
使用用途が増え、どこでもいつでも使われるようになれば、ビットコインは法定通貨と遜色ない新しいお金の形として受け入れられるようになるでしょう。

 

暗号資産の売買投資で稼いでいるトレーダーのなかには、短期的な価格変動ばかりに気を取られてしまう人も少なくありません。
ビットコインが昨日より1万円も上がれば、私だって興奮してしまいます(笑)
しかし、暗号資産を長期的に保有するなら、今日明日の価格に一喜一憂するのではなく、未来を見通す目が必要になるでしょう。

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