2026年の暗号資産を占ううえで、業界の発展と相場に関する予測はとても重要なポイントになります。
業界で新たなプロジェクトや画期的なビジネスが立ち上がっても、それに関連する暗号資産の価格が必ず上がるとは限りません。
暗号資産の価格が上がったとしても、業界にポジティブなニュースがなければそれは一過性のブームでしかない可能性があります。
暗号資産業界に新しい風が巻き起こり、その期待感が高まった結果として特定の銘柄が価格を上昇させた時、明るい未来が予測できるのです。
今回は1月6日に暗号資産運用会社BitwiseのCEOが公開した、2026年に暗号資産相場が継続的な上昇を見せるための条件についてお話ししましょう。
暗号資産の2026年スタートはどうだった?
BitwiseのCEOマット・ホーガン氏によれば、暗号資産全体にとって良い形で2026年の始まりを迎えたといいます。
ビットコインとイーサリアム年初来約7%の上昇を見せ、ドージコインなどの人気ミームコインも根気強く生き残っているようです。
他の暗号資産に関してもおおむね良好な相場を維持しており、年初めとしてはかなりポジティブな状況だったといえるでしょう。
2025年はトランプ第二次政権の発足によって暗号資産に追い風が吹き、ビットコイン現物ETF承認によって機関投資家の需要も高まった一年になりました。
不動産や芸術品、ワインなど現物資産の所有権をトークン化した「Real World Asset(RWA)」プロジェクトも増加し、業界が一歩前進しましたよね。
しかし11月頃からビットコインの価格が下がりはじめ、厳しい状況のまま年末に向かうことになりました。
これは投資家の期待感が、ある程度落ち着いてしまった結果だと分析されています。
ところが新年が明けると徐々に価格は回復し、元旦の約87,000ドルから5日までに約93,000ドルまで上昇させました。
イーサリアムも12月は底を這うような低飛行を続けていましたが、2026年に入って約2,900ドルから5日間で約3,140ドルまで上昇させています。
リップルやテザーも同様に価格を上げており、ホーガン氏の評価通り暗号資産2026年のスタートは明るいものになりました。
さらに上昇するには何が必要か

マット・ホーガン氏が公開したメモでは、2026年の暗号資産は3つの条件によってさらに価格を上昇させる可能性があると示されています。
逆をいえば、その条件を満たさなければ2026年の暗号資産は再び冬の時代に突入してしまうことになるかもしれません。
・トランプ大統領が大人しくしていること
ホーガン氏は、2025年10月に起きたトランプ関税ショックのような出来事が暗号資産相場の上昇を抑える要因になったと考えています。
暗号資産の2025年は、トランプ大統領によって加熱し、トランプ大統領によって冷え込んだ一年になったといえるでしょう。
2026年に入ってすぐベネズエラを攻撃し、他の南米諸国や経済面で緊張関係にある国に対しても制裁する意欲を見せているトランプ大統領。
彼の行動が、ビットコインはじめ多くの暗号資産を大暴落させる引き金になる可能性があります。
ビットコインの有用性や信頼性は近年着実に高まっており、今後はトランプ大統領の庇護を受けなくても多くの場面で価値が認められていくはずです。
むしろトランプ大統領が何もしない方が、順調に価格を上昇させていくのではないでしょうか。
・クラリティ法案の成立
アメリカでは、暗号資産を「証券」と「商品」のどちらに分類するかを明確に定めることを目的とした「クラリティ法案(CLARITY)」が審議されています。
この法案では暗号資産の大部分が商品(コモディティ)に分類され、成立すれば暗号資産の監督権限は証券取引委員会(SEC)から商品先物取引委員会(CFTC)に移されることになります。
SECは長らくリップル社と「XRPは証券か商品か」を巡る裁判を続け、結局リップル社が事実上の勝訴となりました。
他の銘柄でもたびたびこの議題は持ち上がり、暗号資産がSECの厳しい規制の下に敷かれそうになることがあります。
トランプ大統領はこの論争に終止符を打ち、アメリカで暗号資産業界がのびのびと発展できるようにしたいのです。
クラリティ法案が可決されることで、政権が変わっても暗号資産に肯定的なルールは引き継がれ、長期的な未来が約束されるとホーガン氏は分析しています。
・株式市場の安定
株式の需要が低下すると、代わりに暗号資産が台頭してくるとの見方もあります。
一方ホーガン氏は、株式が下落すると暗号資産のようなリスク資産にも悪影響を及ぼすと考えているようです。
暗号資産と株式の相関は強いといわれたり弱いといわれたり、逆相関にあるといわれることもあります。
正確な相関関係については今後も分析を続ける必要がありますが、2025年は株式の下落に追従して暗号資産の相場が落ち込む局面がよく見られました。
株式市場が安定することでむしろリスク資産への投資意欲が刺激され、暗号資産の需要も高まるのではないでしょうか。
ホーガン氏が挙げた3つの条件、みなさんは達成できると思いますか?
私はクラリティ法案は可決される可能性が高そうだし、株式市場の安定もあり得ない話ではないと感じます。
ただ…トランプ大統領が今年も何をしでかすか不安です(笑)
彼の行動によって株式市場が乱れに乱れ、ビットコインが大暴落!という未来も割とリアルな気がします(^_^;)


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