仮想通貨に大ピンチ迫る!2029年量子コンピュータ脅威とは

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2010年にビットコインの創設者サトシ・ナカモトがフォーラムに残した、ある投稿が再注目されているといいます。
これは量子コンピュータの攻撃によって仮想通貨の暗号が破られてしまう可能性を示唆するもので、具体的な対策についても提示されていたことが明らかになったそうです。
今回は、仮想通貨の安全性を根幹から覆す可能性のある量子コンピュータの脅威について調べていきましょう。

量子コンピュータが署名アルゴリズムを突破するリスク

フォーラムへの寄稿当時は仮想通貨という技術自体が未知のものであり、暗号突破のリスクについて深く考える専門家はいなかったのかもしれません。
しかし多額の資産が仮想通貨に換えられて保管され、これが暗号鍵によって守られることが当たり前になった時代に「暗号が破られるかもしれない」というのは大問題なわけです。
そもそも仮想通貨の暗号鍵とは、ブロックチェーンに資産の所在を記録するためのデジタル署名技術をいいます。
ネットワークの参加者で共有される公開鍵と、自分だけが知っている秘密鍵のペアで構成される2重ロックのようなものですね。
公開鍵は仮想通貨のやり取りに使うウォレットアドレスの基になり、秘密鍵は送金の際の署名や所有権の証明に使用します。
つまり仮想通貨のデジタル署名とは、ウォレットアドレスと秘密鍵の文字列を組み合わせて送金などの取引を承認する技術なのです。
サトシ・ナカモトが指摘する量子コンピュータのリスクとは、この2つの鍵で守られたデジタル署名のアルゴリズムを突破して、資産を盗み出せるようになる可能性を指しています。
具体的な方法としては、ビットコイン取引一つひとつに付与されるハッシュ値を算出するためのハッシュ関数を狙って「攻撃」することで、不正取引を成立させてしまうおそれがあるというのです。
これは暗号鍵を「解読」するのとは違い、暗号鍵を生成する計算式に別のハッシュ値を算出させる数値を見つけてしまうやり方なんだそう。
私は深掘りするほどよく分からなくなってきたので、もっと知りたい方は自分で調べてみてください(^_^;)

サトシ・ナカモトが示した量子コンピュータ対策とは

ビットコインを発明しただけでもすごいのに、その先の未来に起こりうる脅威についても予言していたなんて、やっぱりサトシ・ナカモトは天才なんですね…
彼が残した量子コンピュータ脅威への対策には、「より強力なアルゴリズムへ移行する時間はまだある」と記されていたそうです。
具体的な方法として、ユーザーがソフトウェアをアップグレードしたうえで初回起動した際に新しい署名方式を使ってすべての資産を自分のウォレットへ送金すれば、より安全性の高いアルゴリズムで守られるようになるだろうと説明しています。
サトシ・ナカモトの投稿を受け、Googleも2029年に量子コンピュータの進化がデジタル署名アルゴリズムに追いつく可能性があるとし、「耐量子暗号(PQC)」への移行計画を発表しました。
また、ビットコインコミュニティでは公開鍵であるウォレットアドレスの量子耐性化をはかるプロトコル・アップグレード「BIP360」について活発な議論が続けられているといいます。
16年も前にサトシ・ナカモトが提起していたリスクに、ようやく世界の有識者たちが反応したといえるでしょう。

イーロン・マスクは暗号鍵突破に期待?

量子コンピュータ脅威におけるGoogleの研究結果を受け、実業家イーロン・マスク氏がXにて「近い将来、シードフレーズを忘れたウォレットを復活できるかも」と言及しました。
多くの専門家が資産を「盗み出される」リスクについて危惧するなか、この人は逆転の発想でむしろポジティブに捉えているというのでしょうか。
確かに、シードフレーズを書いた紙を紛失してしまっただけで多額の資金を失ってしまった人にとっては朗報なのかもしれません。
しかし、暗号を突破してウォレットを復元できるということは、第三者にそれをやられてしまう可能性もあるわけですよね。
仮想通貨の安全性は2つの暗号鍵による強固なセキュリティによって担保されており、これがいつか破られてしまうとすればリスクでしかありません。
それなら現金でタンス貯金したり、破綻しそうな銀行に預けたりするのと危険性は変わらないでしょう。

いま私たちができること

量子コンピュータが暗号鍵を突破するほどの進化を遂げるのは、2029年がタイムリミットだといわれています。
あと3年の猶予で十分なのか、それとももう手遅れなのか。
私たち投資家ができるのは、Googleなど量子コンピュータの脅威に対処しようとする組織や専門家を応援することぐらいしかないでしょう。
彼らは現実志向で冷静な人たちばかりだと思うので、需要がないと分かれば研究・技術開発をストップしてしまう可能性があります。
「なんとか量子コンピュータの暗号突破を止めてくれ!」と願わなければ、自己責任でやってくれと言われてしまうかも。
また、良い方法を思いついた人はビットコインフォーラムに書き込んだり、コミュニティで発言したりしてみてください。
誰かのたった一つのアイディアが、仮想通貨の未来を救うかもしれません。

 

ビットコインにそんな脅威が待ち受けていたなんて、投資を始めた頃の私は知る由もありませんでした。
量子コンピュータの暗号突破は、仮想通貨全体の存続を揺るがすリスクとなります。
Googleにはぜひ頑張ってもらいたいですし、ハッカーや犯罪集団はこれ以上悪いことを考えないでいただきたいですね(^_^;)

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