ビットコインが世界初の仮想通貨として生まれてから、17年が経ちました。
創設者「サトシ・ナカモト」の正体はいまだ不明ですが、ビットコインが21世紀最大の発明であることは間違いありません。
仮想通貨の理論はいかにして生まれたのか、ビットコインはどのような経緯で世界最大のデジタル通貨になり得たのか。
その歴史を紐解いていくと、ビットコインにまつわる興味深い事実がいくつか見つかりました。
今回はビットコインに関する謎や、ビットコインの創成期に登場する人物たちについてお話ししましょう。
ビットコインの発明者は今も謎のまま
2008年10月にサトシ・ナカモトと名乗る人物によってブロックチェーンについて説明する論文が発表され、翌年1月3日にビットコインは最初のブロックを生成しています。
サトシ・ナカモトが誰なのかは2026年の今も判明しておらず、本名であるか仮名であるのか、年齢や性別さえ分かりません。
これまで数名の著名人がサトシ・ナカモトの正体ではないかと噂されており、なかには自ら本人だと名乗り出た人物もいます。
しかしどの人もサトシ・ナカモトであると結論付けるだけの証拠がなく、ビットコイン創設者の発見には至っていないのです。
日本人ではP2Pソフト「Winny」の開発者であった天才プログラマー金子勇(かねこいさむ)氏が有力候補とされており、彼が発明したP2P技術はブロックチェーンの理論と非常によく似ています。
金子氏は2004年にWinnyの違法性を指摘され、管理者として逮捕・起訴されてしまいますが、この経験が中央管理・中央集権に疑問を持つきっかけになったという推測も可能です。
暗号技術や分散型システムにも造詣が深い人物であり、ブロックチェーンと仮想通貨を発明できるだけの知識・技術は十分にあったと考えられるでしょう。
しかし金子氏は2013年に急逝しており、真実は謎に包まれたままです。
ビットコインを最初に受け取ったのは誰?
ビットコインが初めて取引されたのは、2009年1月12日のこと。
サトシ・ナカモトのウォレットから、コンピュータ科学者ハル・フィニー氏に10BTCが送金されます。
まっさらなブロックチェーンに、歴史の1ページが刻まれた瞬間でした。
フィニー氏は暗号学者としても活動しており、ビットコインの創設者またはサトシ・ナカモトの協力者の可能性もあります。
しかも、日系アメリカ人エンジニア「ドリアン・プレンティス・”サトシ・ナカモト”」という人物が、10年以上フィニー氏と同じ街に住んでいたというのです。
創設者からビットコインを直接送金されたフィニー氏のことを色々調べていたら、「サトシ・ナカモト」という名前の人物にたどり着くなんて…!
彼らが友達であったとか、共に事業をやっていたという情報はありませんが、偶然にしてはちょっと出来過ぎている話だと思いませんか?
ただ、フィニー氏自身は「ドリアン氏はサトシ・ナカモトではない」と否定しており、やっぱり真実は謎のままです。

ビットコインが初めて使われたのは「ピザ」の購入
初めてビットコインによる決済が行われたのは2010年5月のこと。
プログラマーのラズロ・ハニエツは、1万BTCで2枚のピザを購入します。
当時のレートは1BTCあたり約40ドル(0.2円)と極端に低く、ビットコインに対応している実店舗もありませんでした。
ハニエツ氏は実際にピザ屋へ行ってビットコインを支払ったのではなく、ビットコインフォーラムを通じて別のユーザーに「1万BTCとピザを交換しないか」と持ち掛けたようです。
快諾したユーザーはハニエツ氏の言う通りにピザを注文し、お店に代金を支払います。
ピザを配達してもらったハニエツ氏は代金を立て替えてくれたユーザーに1万BTCを送金し、これにて無事取引が完了となったわけですね。
このピザの代金を今のビットコインレートで換算すると、1400億円くらいになるとか(^_^;)
「なんてもったいないことを…」とハニエツ氏を笑う人もいますが、世界初のビットコイン支払いをしたユーザーとして歴史に刻まれるのは名誉なことですね。
ビットコインのホワイトペーパーは不変
ビットコインのホワイトペーパーは、ブロックチェーンに直接埋め込まれています。
ホワイトペーパーとはプロジェクトの目的や技術について、ロードマップやビジネスモデルなどをまとめた公式文書のことです。
2013年に匿名の個人がビットコインのホワイトペーパーのテキストをメタデータとして符号化し、編集ができないよう設計しました。
この方法によって、ネットワーク参加者であれば誰でもホワイトペーパーが利用できるようになります。
ホワイトペーパーをブロックチェーンに追加することで、ビットコインのアイディアと技術を活用した新たな仮想通貨の創造が可能になったのです。
世界にその価値が認められ、「今世紀最大の発明」と称賛されるビットコイン。
その理論を発表した人物はいまだ正体不明というのもまた、”今世紀最大”のミステリーですね。
同じ日本人としては、サトシ・ナカモトの正体が金子勇氏であったらいいなと思ってしまいます( *´艸`)


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