OpenSeaを見ていたら、可愛いキャラクターのNFTを見つけました。
安かったら買ってみようかな♪と思っていたんですが、イーサリアム(トークンアイコンが黒)じゃなくて、Polygonイーサリアム(紫)なんですよね・・・。
OpenSeaで売られているNFTは、イーサリアム価格とPolygonイーサリアム価格の2つがあります。
さらにオファーを出す場合は、ラップされたイーサリアム(赤)が必要です。
別の色のイーサリアムが欲しければ、今持っているイーサリアムと交換しなければなりません。
今回は、私が持っている黒イーサリアムを紫のPolygonイーサリアムと交換してみようと思います。
Polygonイーサリアムへの変換は難しい?
まず初めに覚えておいてほしいのが、黒イーサリアムから紫イーサリアムに換えるのは簡単ではないということです。
黒イーサリアムを手に入れた時は、仮想通貨取引所で購入すれば良かったですよね。
それを使ってNFTを買うのも、それほど難しくはありませんでした。
ただし、黒イーサリアムの取引はガス代がかかります。
最近はこのガス代が高すぎて、なかなかNFTを買えない人もいるでしょう。
そこで、Polygonイーサリアムの作品が人気になってきました。
ところが、今度はPolygonイーサリアムの入手方法が複雑だということが分かり、途中で挫折してしまう人も・・・。
でも、Polygonイーサリアムがなければ購入できないNFTもあります。
Polygonコレクションでクリック戦争になるような人気NFTが欲しいなら、早めにPolygonイーサリアムを用意しておくべきですね。
メタマスクはもう持っているよね?
黒イーサリアムでも紫イーサリアムでも赤イーサリアムでも、メタマスクは必須です。
まだ持っていないという人は、それを入手してからOpenSeaを始めてくださいね。
メタマスクを入手した人は、初期設定でイーサリアムメインネットに接続されていると思います。
これは黒イーサリアムを使うためのネットワークなので、Polygonイーサリアムを格納することはできません。
イーサリアムネットワークとは別のチェーンネットワークを用意する必要があります。
メタマスクのネットワークチェーンとは、お財布の中のポケットのようなものです。
イーサリアム用のポケットには黒イーサリアムしか入らず、Polygonイーサリアム用のポケットには紫イーサリアムしか入りません。
ただし、赤イーサリアム(WETHと表記される)は黒イーサリアムをラップしたものなので、イーサリアム用のポケットに入ります。
その場合、黒イーサリアムと赤イーサリアムが別段で格納され、残高も合計されません。
Polygonは「Matic mainnet」が必要
まずはPolygonイーサリアムを入れるために、「Matic mainnet」に接続しましょう。
メタマスクの初期設定では、イーサリアムネットワークに接続されているので、チェーンネットワークの変更を行ないます。
メタマスク画面の上の方を見ると、「イーサリアムメインネット」と出ていますよね?
これはチェーンネットワークが何に設定されているかを示しています。
これが「Matic mainnet」と表示されれば成功です。
これから説明する手順をしてみて、最後にここが変わっているかチェックしてくださいね。
Matic mainnetに接続する方法は?
それでは早速チェーンネットワークの変更をしていきましょう。
先ほど確認したチェーンネットワークの表示「イーサリアムメインネット」と書かれてあるボタンをクリックします。
するとタブが出てくるので、一番下の「ネットワークの追加」をクリックしてください。
ネットワーク名などを入力する画面が出てきたら、次の内容を入力しましょう。
・ネットワーク名「Matic mainnet」
・新規RPC URL「https://polygon-rpc.com/」
・チェーンID「137」
・通貨記号「MATIC」
・ブロックエクスプローラーのURL「https://polygonscan.com/」
入力が終わったら、「保存」をクリックします。
先ほどのタブに戻り、「イーサリアムメインネット」の下に「Matic mainnet」と表示されていればOKです。
さらにメタマスク画面の上の方を見てみると、さっきまで「イーサリアムメインネット」だったのが「Matic mainnet」になっていると思います。
この状態の時が、Polygonイーサリアム用のポケットが開かれているということです。
黒イーサリアムの残高を確認したい場合は?
再度メタマスク画面上部の「Matic mainnet」をクリックすれば、ネットワークタブが出てくるので「イーサリアムメインネット」を選択して接続し直すこともできます。
その場合は、また黒イーサリアム用のポケットが表示され、残高も元に戻っているでしょう。
イーサリアムとPolygonイーサリアムは別のポケットで管理されるので、残高の確認や支払いなどをする時はネットワークの切り替えが必要です。
黒イーサリアムで支払う時は「イーサリアムメインネット」に接続、Polygonイーサリアムで支払う時は「Matic mainnet」に接続すると覚えておきましょう。
「Matic mainnet」に接続できない!なんで?
今説明した手順を踏んでも「Matic mainnet」に接続できない場合は、入力したURLが間違っているかもしれません。
先ほど私が「この値を入力してください」と言いましたが、これは変更されることもあります。
「https://docs.polygon.technology/docs/develop/network-details/network/」では、現在のURLが確認できます。
接続前に必ず最新情報を調べておいてくださいね。
Polygonにアクセスしてみよう
ネットワークの用意ができたら、次はPolygonの公式サイトへ移動します。
「Connect to a Wallet」をクリックして、メタマスクを接続してください。
公式サイトの右上にメタマスクのアイコンと、自分のアカウント名が出てきます。
次に下のアイコンから「Polygon Bridge」をクリックしてください。
出てきた画面の「Deposit」タブを開き、交換したい数量を入力します。
最後に「Transfer」をクリックし、注意事項を確認したら「Continue」をクリックします。
ガス代が表示されるので、これも確認して「Continue」をクリック。
次に送金画面が出てきます。
これも「Continue」をクリックしてください。
その次に出てくるのが、正確なガス代になります。
さっき出てきたガス代と変わっていることもあるので、再度チェックして「確認」をクリックしましょう。
送金が完了したら、Polygonイーサリアムを入手ができたということです。
メタマスクの残高に、「MATIC」が追加されていると思います。
その代わりに、イーサリアムの残高が減っていますよね。
イーサリアムの残高は、またイーサリアムネットワークに戻って確認してください。
間違ったURLを入力したり、詐欺サイトで交換したりすると、メタマスク内の残高をだまし取られる可能性があります。
トークンの交換では、メタマスクのシークレットフレーズを求められることはないので、注意してくださいね!
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