11月はビットコインが弱気になり、大きな損失を抱えることになった投資家も多かったでしょう。
長期保有者も例外ではなく、含み損に耐え切れずビットコインを手放す人がたくさんいました。
ビットコインは、これまでETFや機関投資家からの資金流入によって積み上げてきた利益のほとんどを失ってしまったといいます。
12月はビットコインにとってどんな1ヶ月になるのか、今から不安でいっぱいです(^_^;)
今回は2025年10月から11月にかけて急落したビットコインが、12月に入ってどのような動きを見せるのか予想してみたいと思います。
12月に入ってさらに急落…リスクオフからのスタート
史上最高値を付けた10月初旬、ビットコインは約12万4,000ドル付近にいました。
しかしそこから1週間で2万ドル近く暴落し、11月が始まると10万ドル台まで下げてしまいます。
11月14日には10万ドルを割り込み、月末までに少し上昇させるも価格を戻すことはできずに終わりました。
12月は8万5,000ドル台からのスタートとなり、10月中旬から始まった弱気相場は今も継続中です。
これは投資家がビットコインからリスクの低い安全資産へ資金を移動させる「リスクオフ」の動きであるとみられ、スワップディーラーであるファルコンXのアジア太平洋デリバティブ責任者ショーン・マクナルティ氏は「ビットコインへの逆風は今後もしばらく続く」と予想しています。
ストラテジーもビットコインの売却を示唆
11月28日、世界で最もビットコインを保有するストラテジー社のフォン・リーCEOはポッドキャストにて、「同社の企業価値に対するビットコイン保有比率(mNAV)がマイナスに転じた場合はビットコインを売却する可能性がある」と発言しました。
具体的な条件として「mNAVが1倍を下回り、配当支払いのために必要となった時」と示していますが、ストテラジー社のmNAVは現在1.19まで低下しているようです。
このままではビットコインが大量売却されるのも時間の問題であり、さらに価格を大きく下げる要因となることは避けられないでしょう。
ストラテジーの会長マイケル・セイラー氏は繰り返し「ビットコインは絶対に売ってはいけない」と強調してきましたが、自社を守るためには苦渋の決断をしなければならない時もあります。
ビットコインを保有する企業はSNSでビットコインのチャート上に購入のタイミングと規模を表したオレンジの点をつけて投稿することがあり、買い一択を貫くストラテジーが公開してきたチャートはオレンジ一色でした。
しかし11月30日、このチャートの画像とともにセイラー会長が「緑色の点を追加したらどうか」と書き込みます。
「オレンジが買いなら、緑色は売りってことなんじゃないの!?」とXは大荒れ!
絶対に売らないストラテジーが、初めてビットコインを売ろうとしている…!?
真意はまだ分からないものの、リーCEOの発言と時期を同じくしたセイラー会長のお気持ち表明に、投資家の間にも動揺が広がっています。

ビットコインの下落はそろそろ終了?
一体ビットコインはどこまで落ちるのかと心配している人も多いと思いますが、数週間続いてきた強い売り圧力が「若干穏やかになっている」との指摘もあります。
市場心理はいまだ慎重ですが、ビットコインの急落は近いうちにストップすると考える投資家も増えているようです。
下落リスクに備えるためのプットオプション購入コストが低下し、売買価格差が先月21日から12月スタートまでに半分近く縮小していることからも、多くの投資家が「12月1日の価格が底になる」と予想しているでしょう。
ビットコインの相対力指数(RSI)は30未満で「売られ過ぎ」、70超で「買われ過ぎ」を表しますが、現在は32で落ち着いているといいます。
2025年は春から夏にかけて70を超えることが何度かあり、10月にも買われ過ぎ相場となりましたが、10月中旬にかけて20付近まで急落しました。
ここから若干取り戻しての32という数字なので、まだまだ安心とは言えませんが…
仮想通貨ニュースレターのCrypto is Macro Nowは「下落に賭けるポジションが上昇を期待するポジションに比べて弱まっている」と指摘しており、私も年末までにはビットコインの復活劇が見られるような気がしています。
ビットコインは9万5,000ドルまで回復するか
BTCマーケッツのアナリストはビットコインの今後について、短期的には8万ドルまで下落すると予想しました。
さらに売り圧力が弱まり、ストラテジー社がビットコインの大量売却を見送ってくれれば、9万から9万5000ドルまでは上昇するのではないかとの見方もあります。
新興テクノロジーに関連するカンファレンス講演やビットコインの価格予想などを行うJTコンサルティング&メディアのジョセフ・ラチンスキー氏は、12月に15万ドル以上の急騰を見せるとの大胆でポジティブな予想をしてくれました。
私はさすがにそれは言い過ぎだと思いますが(^_^;)
現実的に考えれば今年中に史上最高値の12万ドルまで戻すことは難しいけど、このまま落ち続けるということはない…というのが多くの専門家に共通している意見でしょう。
直近の動きを知るには1ヶ月や数週間の短期間チャートで変動の特徴を把握する必要がありますが、それがビットコインの価値のすべてではありません。
1年前と比較すればビットコインは着実に上昇しており、まだまだ歴史は始まったばかり。
将来のためにビットコインを積み立てているなら、慌てる必要はないのです。
私はビットコインの価格推移について調べる時、できるだけ長いスパンのチャートを見るようにしています(笑)


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