ビットコインが最高値を更新した2025年、暗号資産の投資を勧める詐欺や暗号資産を騙し取られる事件が相次いでいます。
日本人のITリテラシー、投資リテラシーは低く、暗号資産に対する理解も不十分であることから、外国人詐欺師のターゲットにされているのかもしれません。
今回は最近起こっている、暗号資産に関与した詐欺事件や盗難事件についてまとめてみました。
見知らぬ人から勧められる暗号資産投資に要注意!SNSでの勧誘が多数
世界では暗号資産をハッキングによって盗み取られる事件が急増しており、7月だけで1億4,200万ドルもの資金が流出しています。
しかし日本では、SNSを通じた勧誘で自ら見知らぬ人へ送金してしまったことにより資金を騙し取られる事件の方が多いようです。
暗号資産を保管していたプラットフォームのセキュリティシステムが破られたのではなく、完全に被害者側のミスであると言わざるを得ません。
そもそもSNSで投資話を持ち掛けてくるような人に自分の大切な資金を送ってしまうこと自体、非常に愚かな行為です。
とはいえ、これだけ毎日のように日本のどこかで暗号資産を騙し取られる詐欺事件が起きているのですから、私だっていつ同じ目に遭うか分かりませんよね(^_^;)
「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ないといいますから、つい他人のSNS投稿に影響されがちな人は、あらかじめ怪しげなアカウントをブロックしておきましょう。
暗号資産投資詐欺の実例をご紹介!
被害を未然に防ぐには、「こんな風に誘われたら詐欺」という事例をいくつも知っておくことが大切です。
詐欺師の手口を把握しておくと、怪しい勧誘を察知できるでしょう。
「いいね」で詐欺師が寄ってくる!?SNS型投資詐欺事件
2025年6月、愛媛県に住む50代の男性がおよそ1,860万円を騙し取られる事件が発生しました。
被害者はSNSを閲覧中、とある投稿に「いいね」をしたそうです。
すると投稿者からダイレクトメールが届き、「私は金融機関で暗号資産アナリストをしている」と名乗って投資を勧めてきたとか。
「10倍以上になる投資がある」と持ち掛けられ、被害者は指定された銘柄を約1,510万円で購入するため相手が指定したアドレスに送金します。
投資結果は相手が示したサイト上で確認でき、被害者が購入した暗号資産は1億円にまで上昇しました。
しかし後日、このサイトから「総資産の5%を支払わないと出金権がロックされてしまう」とのメールが届いたそうです。
そこで被害者は暗号資産350万円分を指定されたアドレスに送金し、日本円と暗号資産、合わせて1,860万円を送ってしまったといいます。
詐欺の可能性があると分かったのは金融機関から警察に情報提供があったからということで、被害者はそれまで全く気付かなかったのかもしれません。

警察から突然のビデオ電話…暗号資産をマネロン疑いで押収!?
2025年3月、東京都に住む50代の男性は、警察官を名乗る人物からのビデオ通話を受信しました。
警察官の制服を着たその人物は「あなたの口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使われている」とし、捜査のために「預金を解約して暗号資産を購入してほしい」というのです。
被害者は指示通り、複数回に分けて合計6,780万円もの暗号資産を送金してしまいました。
マネロン疑いからの口座凍結ならあり得るけど、解約した預金で暗号資産を購入させてどうするのか…(^_^;)
でも、当事者になると、そんなおかしな話も鵜呑みにしてしまうのかもしれません。
不安や焦りで判断能力が低下し、相手の言いなりになる人も多いでしょう。
SNS×ロマンス詐欺が危ない!美女との出会いに要注意
2025年6月、三重県に住む60代男性がSNSで日本とイタリアのハーフ女性と出会います。
インスタからLINEへのやり取りに移行した頃、男性はハーフ美女から金取引の投資話を持ち掛けられました。
初めは断っていたものの、美女から「3万ドル貸すから試しにやってみて」と言われ、投資サイトに登録します。
ところが資金が順調に増えたので出金しようとすると、ロックがかかり…
カスタマーセンターに連絡したところ「解除費用が必要だ」というのです。
男性は指示されたアドレスに暗号資産を送金しますが、後日さらに追加費用を求められました。
不審に思った男性は警察署に相談、詐欺事件であると発覚しました。
日本円・暗号資産は個人宛てに送らない!
暗号資産に関連する詐欺被害では、
・暗号資産投資のために日本円を送金する
・資金援助や投資のために暗号資産を送金する
この2つを行ったことによって、資金を奪われるケースが多いようです。
これを防ぐには、日本円であっても暗号資産であっても、とにかく「他人に送らない」ということを徹底するしかありません。
暗号資産投資をするには取引所に口座開設する必要がありますが、たとえ相手が金融スペシャリストだったとしても個人にお金を預けてはいけないのです。
もし「代わりに投資してあげるから送金して」と言ってくる人物がいたら、間違いなく詐欺師だと思って良いでしょう。
もし本当に暗号資産投資の専門家であるなら、必ず各国の当局によって規制されている中央集権型取引所(CEX)か、自己責任による取引であることを念押した上で分散型取引所(DEX)のいずれかを勧めてくるはずです。
どこの取引所も通さず「私に預けてくれれば」などと言う人物は、絶対に信用してはいけません。
「個人宛てには絶対送金しない」というたった一つのルールを厳守するだけでも、世界中で罠を張る詐欺師から大切な資産を守ることができます。
疑わしい人物はもちろん、身も心も捧げたくなるような魅力的なイケメン・美女にも絶対にお金を送ってはいけません。
ビジュアルが良すぎるネット上の恋人をお持ちの方は、十分気を付けてくださいね。


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