ビットコイン(BTC)の相場がおかしいことになっている!?熱に浮かされず冷静に投資判断するべし

ビットコイン 仮想通貨

ビットコイン(BTC)の価格が10月20日以降少しずつ上がってきて、ついに1030万円の壁を超えました。
トレーダーの多くが「ビットコインの真価が発揮されてきた!」と歓喜に沸いており、SNSでもポジティブな投稿が増えています。
しかし、暗号資産アナリストのなかには「これはまだ本当の強気相場ではない」と指摘する人も多いようです。
今回は、最近のBTC動向から過熱相場の危険性について考えてみたいと思います。

暗号資産市場は投資家が動かす!?

金融市場に対する投資家の心理状態を「センチメント」といい、これが強気相場・弱気相場を作り出す可能性もあります。
例えば「最近のBTCはすごいね!このままいけば1100万円超えるんじゃない!?」と多くの人が噂している時、本当にBTCの価格がどんどん上がっていくことがあるでしょう。
そもそも暗号資産にしても法定通貨のFXにしても、需要と供給のバランスで価格が決まっているわけなので、「これから上がりそうだから今のうちに買っとこ!」という人が増えれば価格が上昇するのは当たり前ですね。
もちろんそれだけではなく、政府の決定やハッキング事件なども暗号資産の相場に影響しますが、投資家の気持ちが相場を動かすことも往々にしてあり得ます。
ただし、すべての投資家が常に暗号資産相場を冷静に判断し、正しく理解しているとは限りません。
ファンダメンタルズ分析やチャート分析で「これから上がるぞ」と思っているのか、それとも誰かがSNSで「これはもう絶対上がるっしょ」と言っていたからなのか…
何を材料に暗号資産相場を予想するのかが、勝敗を大きく分けるでしょう。
なかには、心酔するインフルエンサーのSNS投稿だけを信じて投資している人もいます。
そりゃみんなで買い続けていれば価格は上昇するけど、冷静になった人から離脱していき、結局本来の評価額に落ち着いたということも少なくありません。
暗号資産業界が盛り上がるのは大歓迎ですが、熱狂しすぎて本当の価値が分からなくなってしまわないように気をつけたいものです。

今の相場は「エコーチェンバー」!?

暗号資産アナリストの多くが、現在の市場が「エコーチェンバー」によって作られていると指摘しています。
エコーチェンバーとはSNSで自分と似た興味・関心を持つユーザーをフォローしたため、自分の意見と同じものばかりが表示されるようになる現象です。
Xで暗号資産ユーザーのアカウントをフォローすれば、次第にタイムラインは暗号資産やweb3.0の話題でいっぱいになるでしょう。
これを日常的にチェックしていると、まるで世界中で暗号資産が盛り上がっているかのように感じます。
私もそんな人の一人で、誰に聞いても暗号資産やNFTくらい知っているだろうと思ってしまうんですよね。
ところが、実際にリアル友達に話してみると「それって何?」と聞き返されます(^_^;)
これと同様のことが現在の暗号資産市場にも起きているのです。
「BTCにはポジティブな未来しか見えない!」という投稿に”いいね”すれば、同じような意見が表示されやすくなります。
一方「BTCは終わった」というネガティブな意見は表示されなくなり、まるで世界にBTCが認められたかのような錯覚に陥るでしょう。
自分のSNSに表示される喜ばしいニュースに心を躍らせて、BTCを積極的に購入する投資家が増えます。
その結果が、BTCの価格を釣り上げたともいえるのです。
しかし、この幻想は永遠のものではありません。
前段でも解説しましたが、目が覚めた投資家から買い控えが起き、いずれは過熱した分の価格がごっそり削られて本来の価値に戻るでしょう。
暗号資産投資家の多くが情報収集のためにXなどのSNSを使用しており、自分が見ている世界がこの世のすべてだと勘違いする傾向が高いです。
一歩自分の世界から外へ出てみれば、SNSを閉じて他のメディアをのぞいてみれば、「そんなに盛り上がっていないんだ…」と気付くことができるかもしれません。

金融市場はあまのじゃく!?

暗号資産分析・評価サービスを提供するSantiment(サンティメント)社は、昨今の強気相場について「期待感が落ち着くまで待つ必要がある」と語りました。
やはり専門家の多くは、現在の市場がエコーチェンバーによる過熱状態にあると見ているようです。
Santiment社がSNS上のBTC関連投稿を調査したところ、強気な投稿が弱気な投稿に対して1.8倍もあることが分かりました。
つまり、投資家の多くが強気なメンタルでBTCを見ているといえます。
しかし、Santiment社は「市場は人々の期待とは反対に動くものだ…(-。-)y-゜゜゜」といたって冷静です。
歴史的に見ても投資家が思った通りに市場が動くことは少なく、まさかのどんでん返しが待っているでしょう。
むしろ、みんなが期待するから悪いのでは?(笑)
期待感が高まりすぎると、逆に心配してしまうのが人間というもの。
「ここらでFIREだな」と思って利確するのか、これ以上は怖くて待っていられないとチキン利確するのか、相場が上がるにつれて売却する人もちらほら出てきます。
売りが買いを逆転した時、市場にはネガティブなムードが漂いはじめ、強気相場が弱気相場に逆転、BTCの価格がガクッと下がるわけです。
楽しいパーティーに限って、なぜかお開きになった時の寂しさを想像して急に悲しくなることってありませんか?
暗号資産をはじめ、金融市場にはそういう「あまのじゃく」が潜んでいるのかもしれません。

BTCが上がり続けるのは良いことなのか

価格が上がり続ければガチホ勢は嬉しいけど、新規参入者にとっては由々しき事態です。
誰も買えないほど高騰すれば、それこそ使えない銘柄になってしまいます。
ある程度のところで落ち着いてくれないと、投資としては不都合が生じてくるわけですね。
BTCはまだまだ高くなっていくといわれていますが、投資家の期待だけで現在の水準まで到達しているなら、未来は危ういかもしれません。
BTC自体にその価格をつけるだけの価値があるのか、それは本来、決済通貨としての信頼性やプロジェクトの将来性によって判断されるべきです。
「多くの投資家が『いけるぞ!』って言っているから投資する」という人は、結局自分で自分の首を絞めることになるんじゃないかと思います。

BTCの真価が問われるのはこれから

暗号資産に限らず、株式投資でも成長期にある銘柄は価格が上昇する可能性を無限に秘めています。
0から1になるのは困難を伴いますが、ひとたび成功を手にすれば10倍、100倍の価格を伸ばすのも不可能ではありません。
一方、行きつくところまで行った銘柄は高水準の価格をキープするのが難しいでしょう。
少しでもプロジェクトに暗雲が立ち込めれば、一気に利確されて大幅に価格を落とすこともあり得ます。
BTCは現在、現物ETFを承認させるほどの信頼性や金融資産としての価値を築いている銘柄です。
もしハッキングが相次いで大量のBTCが流出したり、詐欺グループの活動資金として使われたり、BTCのシステムにバグや脆弱性が確認されたりしたら、今まで築き上げてきた信用をすべて失うことも考えられるでしょう。
そもそも現在の価格は半減期により1枚あたりの価格が高まった結果であるという見方もできるため、その影響が落ち着いた1、2年後あたりをベースに今後を予測していきたいと思います。

 

BTCが盛り上がれば価格も上昇しますが、草コインじゃあるまいし、コミュニティの雰囲気だけでは予想を立てるのは難しいでしょう。
やはり投資は、何よりも冷静になることが大切ですね。

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