実は危険!?World Coin(ワールドコイン)の利用を中国当局が警告

虹彩 仮想通貨

世界中すべての「人間」を対象にした、ベーシックインカムの設立を目指すWorld Coin(ワールドコイン)。
生体認証によってAIと人間を識別し、IDを発行したユーザーに対し暗号資産を配布するというプロジェクトです。
実は私も先日ようやく虹彩のスキャンを済ませ、晴れてWorld Coinに人間だと認めてもらいました(*‘ω‘ *)
しかし、World Coinの生体認証に警鐘を鳴らす国もあるようで…
今回はWorld Coinについて、プロジェクトの概要や中国国家安全部から指摘されている懸念点について調べてみましょう。

World Coinとは

OpenAI創業者として有名なサム・アルトマン氏が立ち上げたプロジェクト「World Coin(ワールドコイン)」は、世界中すべての人に暗号資産を配布することを目的としています。
瞳の虹彩をスキャンして個人を識別するシステムを活用し、本人確認書類などの機密情報の収集をすることなく個人が特定できるとか。
ユーザーはまずアカウント登録し、「Orb(オーブ)」と呼ばれる生体認証装置に瞳の虹彩を読み取らせて「World ID」を取得する必要があります。
IDを取得したアカウントには暗号資産「ワールドコイン(WLD)」が定期的に配布され、アプリ内ウォレットでの管理が可能です。
このウォレットは受け取ったWLDを送金するほか、イーサリアムなど暗号資産の取引をする際にも使用することができます。

World Coinはなぜ虹彩をスキャンさせるのか

アルトマン氏は、ボットなどを利用してAIが機械的に報酬を大量取得することを防ぎたいと考えています。
そのために虹彩スキャンというシステムを採用し、人間に成りすましてユーザー登録をするAIを排除しようとしているのです。
World Coinは本人確認書類を提出させる代わりに、瞳のある人なら誰でも持つ虹彩をスキャンして個人を特定します。
瞳の虹彩は大人になると基本的に変化することがなく、また、一人ひとり違った色や形をしているため個人を識別できるそうです。
個人情報を収集するより安全に、確実に個人の特定をしたい…というのがWorld Coinの言い分ですが、むしろ危険ではないかと指摘する専門家も少なくありません。
瞳の虹彩は免許証やマイナンバーカードよりもはるかにセンシティブな個人情報であり、悪用されるおそれもあります。
プロジェクト側は「安全で確実な本人確認方法だ」と主張しますが、他人の虹彩データを不正に取得する方法などいくらでもあるでしょう。
ウォレットに多額のWLDを保有している人が身近にいて、その人の眼球さえ奪ってしまえば大金が手に入るとしたら…?
サスペンス映画だったら恐ろしい結末を迎えそうですね(◎_◎;)

中国のユーザーは虹彩をお金で買っている?

中国ではWorld Coinの利用が規制されており、アプリの取得やユーザー登録は原則禁止となっています。
しかしweb3.0メディアによると、中国の暗号資産投資家のなかにはアフリカやカンボジアの村民から取得した虹彩データを安価で購入して、他人の生体認証情報によってWorld IDの取得をするという不届き者もいるとか。
World Coinからすれば中国人にプロジェクトを荒らされていると思うところでしょうが、中国当局はむしろ「World Coinに国民の生体認証データが悪用される」と警告しているようです。
はっきり名指ししているわけではありませんが、「外国企業による生体認証データの悪用」と指摘しているところを見ると、やはりWorld Coinを敵視しているんだと思います。
中国の国家安全部は「虹彩データは重要なセキュリティ領域で利用されるもので、犯罪者の標的になりやすい」としたうえで、「”ある海外企業が”世界中のユーザーから取得した個人情報を転送していた」と指摘しました。
さらにこの事実は「国家安全保障への脅威」だとし、生体認証技術を利用する際はデータ収集者・サービス提供者に目的やデータの保存方法についても問い合わせるよう国民に向けて注意喚起しています。
悪用しているのはどっちだよと言い返したくなりますが、そこまで心配なら中国人の方はむやみにWorld Coinを利用しない方が良さそうですね。

World Coinは継続的なモニタリングを実施中

World Coinも言われっぱなしではいられません。
中国当局からの指摘に対し、生体認証データを読み取らせた本人以外の第三者がアカウント登録をしたと疑われるような事例は「わずかだった」と主張しています。
まあ、0ではなかったのでWorld Coin側も改良の余地があると認めたってことですね(^_^;)
ただ、中国のweb3.0メディアが指摘するような不正行為は継続的なモニタリングで感知できるとし、さらなる防止策も検討しているといいます。
World IDが不正利用されたと分かった場合は、再度虹彩をスキャンすることで再発行が可能です。
World Coinはこれが不正なIDの売買を防止する手立てになると考えており、登録プロセスの見直しなども検討しています。

 

World Coinの利用には、瞳の虹彩データという極めてセンシティブな個人情報を収集されるリスクがあります。
「可愛いからモデルになってくれないかな?」と街で声をかけられ、写真撮影に応じたら勝手に自分の虹彩でWorld IDが発行されていた…というSF映画みたいな未来がやってくるかも…(;´・ω・)
まだユーザー登録していない人は、強固な不正利用防止策が講じられるまで待っていた方が安心かもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました