SBIインシュアランスグループ株式会社は、2025年10月29日より仮想通貨の株主優待制度を新設しました。
当社はSBIホールディングスの子会社であり、株主優待を通じてさらにグループ全体の仮想通貨事業を拡大させたいとしています。
どんな条件で、どんな銘柄が株主に配布されるのでしょうか。
今回はSBIインシュアランスグループ株式会社の株主優待について詳しく調べるとともに、SBIグループの仮想通貨戦略について解説します。
SBIインシュアランスグループ株式会社とは
SBIホールディングス傘下の「SBIインシュアランスグループ株式会社」とは、SBIグループにおいて保険事業を統括する保険持株会社です。
生命保険・損害保険・少額短期保険を事業を行う保険会社が一体となったグループ企業で、2008年から営業を開始しています。
近年では、AIを活用したビッグデータ分析も取り入れているようです。
現在SBIインシュアランスグループ株式会社単独で仮想通貨事業を行っているわけではありませんが、「保険業界におけるイノベーターたれ」の経営理念のもと、ブロックチェーンを含めた技術革新の可能性を追求し続けたいとしています。
SBIインシュアランスグループ株式会社の株主優待が新設
2025年10月29日の取締役会決議を経て、SBIインシュアランスグループ株式会社は新たな株主優待の導入を発表しました。
2023年3月期から実施されてきた配当に加え、2026年からは毎年3月末時点で株主名簿に記載された100株以上の株主に対して仮想通貨「リップル(XRP)」が贈呈されます。
保有株数に応じて贈呈されるXRPの数量は異なりますが、その数量は基準日におけるXRPの価格から決定されるそうです。
具体的には、以下のような条件で株主優待を受けられます。
100株以上500株未満(保有期間問わず)…2,500円相当のXRP
500株以上(保有期間2年未満)…10,000円相当のXRP
500株以上(保有期間2年超)…12,000円相当のXRP
この記事を執筆している時点で、SBIインシュアランスグループ株式会社の株価は1,480円でした。
ということは、SBIインシュアランスグループ株式会社の株主優待を受けるには14万8,000円以上がかかるわけです。
XRPが値上がりすれば、株主優待を受け取るだけでも立派な資産形成になりますね。
ただし株主優待の内容や条件は取締役会などで決議された上で決まるため、変更または廃止となる可能性もあります。

SBIインシュアランスグループ株式会社の株主優待を受けるには?
SBIインシュアランスグループ株主優待のXRPを受け取るには、SBI VCトレード仮想通貨取引所に口座を開設する必要があります。
株主本人名義での口座でないと受け取りができないため、注意してください。
まずは2026年3月31日時点で株主名簿に記載された100株以上を保有する株主の登録住所宛てに、「株主優待のご案内」が7月中旬頃配布されるそうです。
ここにはSBI VCトレードの仮想通貨取引口座開設についての案内も載っているため、内容をよく確認して手続きましょう。
加えて、口座開設後に株主番号やクーポン番号の入力などの優待申し込み手続きも必要です。
XRPの受け取り申し込みには期限があるので、慌てず、落ち着いて、でも遅れないように手続きを済ませてくださいね。
「これからSBIインシュアランスグループ株式会社の株主になるんだ!」という方も、諸々の手続きがあるのですぐにというわけにはいきません。
今から始めれば来年3月には間に合うと思いますが、株式取得の方法や仮想通貨取引口座の開設など、よく調べることが大切です。
XRPの価格が保証されているわけではないので、100株以上を取得して株主優待を受けるだけの価値があるのか、じっくり検討しましょう。
仮想通貨取引におけるリスクなども勉強してから、慎重に判断したいものですね。
なぜXRPを配るの?SBIグループの戦略
SBIインシュアランスグループ株式会社の株主優待新設に対して、まず初めに感じたことは「なぜ仮想通貨を株主優待に?」という疑問です。
保険を取り扱う企業において、仮想通貨を配布することが株主のためになるのでしょうか。
実は2012年より、SBIホールディングス社はXRPを発行するリップル社と戦略的提携を結んでいます。
両社の知見と技術を融合させることを目的としたSBI Ripple Asia株式会社を共同で立ち上げ、ブロックチェーンを活用した国際送金ソリューション「Ripple Net」を開発しました。
日本やアジア諸国の金融機関に向けてリリースされており、新たにNFT決済プラットフォームも構築中とのことです。
このプラットフォームで提供されるサービスは、株主優待で配布されたXRPとの相乗効果も期待されています。
SBIインシュアランスグループ株式会社とは直接的な関係はないものの、グループ全体としての成長のため、そしてリップル社とのコラボを成功させるため、株主優待にXRPを導入することになったようです。
現在SBIホールディングスは数十億ドル相当のXRPを保有しており、これが株主優待の原資になるとみられています。
株主優待として仮想通貨を贈呈する企業は他にもありそうですね。
多くが仮想通貨やブロックチェーンの関連企業だと思いますが、なかにはSBIインシュアランスグループ株式会社のように一見無関係の企業が導入する例もあるでしょう。
そこには何らかの理由があり、単に新しいもの好きの社長が決めたわけではないのです。


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