2021~2022年頃の第1次NFTブームでは、コレクタブルなキャラクターやSNSなどのPFP(プロフィールアイコン用画像)に使えるアートが流行しましたね。
web3.0を代表する業界のひとつとして、NFT市場は1兆ドル規模に成長したともいわれています。
しかし2023年に入ると、暗号資産の低迷とともにNFTブームにも陰りが見えはじめ、2024年にはすでに「NFTはオワコン」といわれるまでになってしまいました。
2025年には若干回復していますが、2026年に再びNFTが脚光を浴びる可能性はどのくらいあるのでしょうか。
今回は、2026年はどんなNFTが台頭するか予想してみたいと思います。
2026年のNFT業界はどうなる?
2025年は、2021~2022年頃に活発だった投機的な売買が減り、ユーザーはより実用的なNFTを求めるようになります。
特に現実資産をNFT化する「RWA(リアルワールドアセット)」プロジェクトが多く設立され、不動産やアート、ワインなどの所有権をブロックチェーンによって取引する事例が注目されました。
かつては発行枚数を限定するコレクタブルNFTも人気でしたが、現在は希少性だけで売ることは難しいでしょう。
一方、コミュニティ活動などにおける優先権やブランド価値、ユーティリティが認められるNFTは高く評価されています。
全体的な取引高は依然減少傾向にあるものの、新たな価値をつけたニュータイプのNFTが増えていることで2026年にNFTの第2フェーズが始まる可能性が高まっています。
NFTマーケットプレイスのこれまでとこれから
2021~2022年頃、NFTマーケットプレイスは急速にその数を増やしていきました。
日本でもHEXAなどの日本企業によるNFTマーケットプレイスが立ち上がり、専門知識がなくても簡単にNFTを生成・出品できたり、日本円での取引が可能だったりするNFTマーケットプレイスが人気になります。
当時はコレクタブルなNFTに注目が集まり、単純なイラストにも高い価値がつけられました。
しかし業界から一歩外に出ればまだNFTの認知度は低く、第1次ブームは1、2年ほどで終わってしまいます。
これは当時のNFTに実用性が乏しく、購入しただけでは利益を得られなかったことに原因があるのではないでしょうか。
買ったら売らなければ儲けが生まれない、買った時がピークでその後は価格が下がるのみというNFTも多かったのです。
一方2025年から徐々に売り上げを回復させていったプロジェクトのなかには、発行済みのNFTにユーティリティを再付与したものもあります。
当初はただのアートだったNFTが、コミュニティのメンバーであることを証明する会員証や限定イベントの参加権になりました。
実用性のあるNFTは保有するだけで利益を享受することができ、業界外においても需要が高まるでしょう。
2026年はますますNFTに現実的な使い道が求められ、持っているだけ・集めるだけでは満足しないユーザーが増えると思われます。

2026年のNFTが実用性を重視する理由
NFTの「使い道」がはっきりしていれば、個人の価値観に頼らない公平な価格をつけることもできるでしょう。
例えばワインをRWAとする場合、一般的にNFT化された所有権とワインそのものの価格は同等になります。
ワインの価格は希少価値や味・香りの評価など明確な基準が定まっており、その価格をつけた理由について主張することが可能です。
しかし、アートでは見る人によって価値が変わってしまいます。
ある人にとっては一級品、別の人にとっては下手な落書きかもしれないのです。
ワインNFTの購入者は現物を取り寄せて自分でボトルを開けて飲んでも良いし、所有権を売却または譲渡して利益を得ても、NFTを最大限活用できたといえるでしょう。
一方、アート作品の場合は出品者によってつけられた価格に納得する人が現れない限り、その価格で売ることができません。
自分の家に飾っている間は高級な芸術品、マーケットプレイスに出品した途端にゴミになるかもしれないのが、ただのアートNFTなのです。
2021~2022年に「持っているしかない」NFTを購入してしまったユーザーのなかには、もう二度とNFTに手を出さないと心に決めた人もいたでしょう。
私の彼氏も、当時ボーナスをはたいて手に入れた高額NFTに対し「見るのももう嫌だ」と嘆いています(^_^;)
2026年に盛り上がるNFTマーケットプレイスは?
実用性を条件にNFTを選ぶ時代に入るということは、マーケットプレイス側も取り扱うコレクションのスタイルを変えていかなくてはなりません。
いつまでもコレクタブルなNFTを集めていてはオワコン感が出過ぎてしまい、ユーザーが減少する原因となるでしょう。
ユーティリティNFTやRWAを多く入荷し、新たな需要に応えるNFTマーケットが台頭してくると考えられます。
また、NFTプロジェクトの情報収集に役立つコンテンツの制作にも取り組むマーケットプレイスはユーザーの信頼を獲得できるでしょう。
例えば読み物として個別のNFTプロジェクトを紹介する記事を掲載すれば、NFTを選ぶ基準として活用してもらうことができます。
第2次ブームにおいて、ユーザーを待っているだけのNFTマーケットプレイスは生き残れません。
自らユーザーを獲りにいき、価値ある商品と情報を提供し、離れられなくなるツールを目指すことがこれからのNFTマーケットプレイスに求められる戦略なのです。
NFTマーケットプレイスは、ユーザーに取引の場を提供するだけでなく、NFT業界を学ぶ教育の場としての役割が求められるようになる気がしています。
まずは知り、触ってもらわなければ、NFT人口は増えないのです。
とりあえず簡単な手順でNFT生成を体験し、試しに出品してみたい!
そんなことが可能なのはLOLLIPOP(ロリポップ)のTimeCapsuleだけですけどね( *´艸`)


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