LOLLIPOP(ロリポップ)ユーザーとも関係があるニュースが飛び込んできました!
暗号資産取引所バイナンスは、日本人向けサービスを今年11月30日に終了するそうです。
バイナンスは、LOLLIPOP(ロリポップ)のDEXで使用するBNBなどを入手することができる取引所です。
今後、LOLLIPOP(ロリポップ)ユーザーはどこでBNBを手に入れたら良いのでしょうか。
そして、今バイナンスで資産運用をしている人はどうなるのでしょうか。
今回は、バイナンスについての最新情報を調べていきます。
バイナンスとは
まず、バイナンスってどんな暗号資産取引所だったのか振り返ってみましょう。
バイナンスは、2017年に香港で設立されました。
ユーザー数も取引数も世界最大級といわれており、日本人ユーザーも多かった取引所です。
取り扱い銘柄も豊富で、独自のトークン「バイナンスコイン」を持っていれば手数料割引が利くというのがメリットでした。
このバイナンスコインが、LOLLIPOP(ロリポップ)のガス代としても使われている「BNB」です。
バイナンスではレバレッジをかけた取引も可能で、最大で125倍もの高倍率をかけることができます。
一時は「暗号資産取引を始めるならバイナンス一択でしょ」と言われるほどで、多くの投資家や金融情報系インフルエンサーの間でも人気となりました。
バイナンスの光と影
順調だったバイナンスでしたが、だんだん雲行きが怪しくなっていきます。
そのきっかけが、日本向けサービスをリリースしたことでした。
日本のルールでは、金融庁に認可を受けた国内取引所であれば日本人向けに宣伝活動を行っても良いことになっています。
海外取引所は基本的に金融庁の認可を受けず、国内でのサービス提供は認められていません。
ただし、ユーザー自らが海外取引所を選んで利用することには違法性がないので、多くの人が今も海外取引所を利用中です。
ではバイナンスは何が悪かったかというと、禁止されている「日本人向けセールス」を積極的に行っていたようなのです。
そこで金融庁はバイナンスに対し、二度の警告を行ないました。
この警告は日本だけでなく、各国からも発表されたとか。
ここでバイナンスが大人しく言うことを聞いていれば良かったのかもしれませんが、「じゃあ日本から撤退しま~す」とサービスを停止してしまいます。
この対応に不安を覚えたユーザーからは「バイナンスは危険かもしれない」という声が挙がり、要注意海外取引所として不名誉なレッテルを貼られることになりました。
日本人はバイナンスに登録できないの?
バイナンスは現在、日本人が新規に登録することはできません。
ただし既存のユーザーは、11月30日までは引き続き取引所を利用できるようになっています。
こうなったいきさつについてもご紹介しますね!
バイナンスが動き出したのは、2022年11月30日のこと。
国内取引所の「サクラエクスチェンジビットコイン」を、バイナンスが買収します。
日本の暗号資産取引所を子会社にしたことで、何が起こったのでしょうか。
これはバイナンス本社は日本から撤退しながらも、子会社の運営で実質的には日本市場に参入するという戦略でした。
買収に伴い、バイナンスグローバル版は日本人ユーザーの新規登録の受付を停止します。
その後は子会社になったサクラエクスチェンジビットコインにより、国内の取引所として日本人向けサービスを再開すると予想されていました。
ようやく始まった新しいバイナンス
それから半年近く経って、ようやく新しい動きが見えてきました。
バイナンスは、今年5月26日に日本人向け暗号資産取引プラットフォームを設立すると発表します。
今度はちゃんと日本の金融庁のルールに従い、安全な取引所になると約束してくれたみたい。
どんな仕様になるか、いつ使えるようになるかは近日中に明かされるようです。
今後は既存のバイナンスユーザーに対しても、新たな日本人向けプラットフォームへの移行を促す模様。
8月1日以降本人確認の手続きなど、各種案内を順次送付すると発表しました。
この新プラットフォームが稼働すれば、私たち日本人も安心して利用できる暗号資産取引所になると思います。
ところでサクラエクスチェンジはどうなったの?
バイナンスに買収された国内取引所、サクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)は、今年5月31日に口座の利用を終了させると発表しました。
そして6月以降、バイナンスの子会社として「Binance JAPAN(仮)」という新規サービスを開始する予定だとも発表しています。
ただし、SEBCに登録された情報はそのままBinance JAPANに引き継がれないとのこと。
引き続き利用したい場合は、改めてBinance JAPANにて口座開設し、本人確認などの審査が必要になります。
SEBCに登録していた人、もう移行は済んでいますか!?
グローバル版バイナンスを利用していた人も、8月に手続きの案内が来たら早めに移行作業を行ってくださいね。
バイナンスが提訴!?
そういえば、バイナンスを調べていたら衝撃のニュースを見つけてしまいました。
なんとバイナンスは米商品先物取引委員会(CFTC)から民事訴訟を受けていたそうです。
その訴えの一部をご紹介すると、バイナンスはアメリカの顧客に対して無許可でサービスを提供していたとか。
これは日本の金融庁に指摘されたのと同じですね。
さらに、顧客が本人確認書類の提出(KYC)をしなくてもOKになるように図ったと批判されてしまいました。
他にもグレーゾーン的な手法を使って運営していたとして、74ページにも渡る訴状を出されています。
これはバイナンスのCEOも全く予期していなかったようで、すぐに明確な弁明もできなかった模様・・・。
バイナンスにとってもマイナスな出来事ですが、暗号資産業界全体への大打撃も免れないでしょう。
バイナンスの運営に影を落とすような判決が下されれば、世界で最もお金持ちと言われるジャオCEOが大量に暗号資産を売却することになるかも・・・。
そうなれば暗号資産の価格はさらに下がるのでは、と危惧されています。
暗号資産取引にウェルカムだったアメリカからもNOを突き付けられるなんて、バイナンスは相当なおイタをしてしまったようですね(^_^;)
もともとバイナンスのCEOジャオ氏は、企業の成長のためならルール無視もいとわない!という人物だったとの噂もあります。
急成長を遂げるプロジェクトには、人には言えない秘密があるのかも・・・。
LOLLIPOP(ロリポップ)ユーザーはどうするべきか
LOLLIPOP(ロリポップ)ユーザーにとっても、バイナンスの動きは注目するべきポイントです。
バイナンスに関するニュースは、暗号資産の価格を左右する可能性がありますが、そもそも今まで使っていた取引所が急に利用できなくなったら困りますよね(^_^;)
LOLLIPOP(ロリポップ)のDEXで発生するガス代は、BNBで支払います。
私もそうでしたが、BNBを入手するためにバイナンスを利用する人が多いんです。
「ちょっとBNB補充しておこうかな」と思った時、バイナンスが使えなくなっていたら・・・。
じゃあどこで入手すれば良いの!?と焦らないように、早めに対応を決めておくと良いでしょう。
BNBは日本ユーザーも多いシンガポールの暗号資産取引所、「Bybit(バイビット)」でも取り扱われています。
LOLLIPOP(ロリポップ)のDEXを新規で利用する際は、バイナンスではなくバイビットに登録しておくのも一つの手です。
バイナンスの日本版がスタートしてからそっちで登録するのも良いですが、不安要素が残る企業の子会社っていうのもなんだか心配だし。
いずれにしても、BNBを入手できる場所をいくつか用意しておくとリスク回避につながるでしょう。
今回は、LOLLIPOP(ロリポップ)ユーザーが使っていることも多いバイナンスの最新情報についてご紹介しました。
移行・登録作業が必要な人はお早めに!
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