エンジンコインが大ピンチ!?マインクラフトがNFTを拒否

マインクラフト NFT

以前、エンジンコイン(ENJ)という仮想通貨をご紹介しました。
ゲーム分野で活用されるコインで、独自のプラットフォームや大手企業との提携で話題になっています。
人気ゲーム「マインクラフト」をブロックチェーン上でプレイでき、アイテムの売買を可能にした「EnjinCraft」もリリースされました。
しかし最近、本家マインクラフトが「NFTの発行や参入を許可しない」と発言したそうです。
それってつまり、どういうこと?(^_^;)
マインクラフトがNFTとの関係を絶つなら、EnjinCraftはどうなるの~!?
今回は、マインクラフトが発表したNFTについてのガイドラインを読み解いていきましょう。

マインクラフトとNFTの関係は?

マインクラフトを運営するのは、スウェーデンの「Mojang」という会社です。
エンジンコインのように、一部の企業ではマインクラフトのフィールドやアイテム、スキルをNFT化したプラットフォームを計画していました。
マインクラフトは多くのプラットフォームでプレイでき、それが世界に広まっていった要因でもあります。
近年はマインクラフトのアイテムを第三者が作成し、NFTとして販売することも行われていました。
EnjinCraftもその1つで、マインクラフトにNFTを導入した例として話題になっています。
しかし2022年7月20日、マインクラフトを開発したMojangは「NFTを許可するつもりはない」と明言しました。
声明によると、マインクラフトは誰でも同じコンテンツを利用することが基本理念であり、NFTの仕組みはこれに反するものであるとしています。
これまで取引されたマインクラフトNFTには詐欺に使われたものもあり、マインクラフト自体の信頼性にも大きく影響する問題だと警戒しているのでしょう。

マインクラフトはブロックチェーンを使わない!

デジタルのゲームとして人気のマインクラフト。
もちろんNFTやメタバースとの関連も期待されていました。
ブロックチェーン技術が取り入れられるのは時間の問題だと見られていましたが・・・。
ここに来て突然の決別宣言!
公式サイトのガイドラインでは、NFTについてのサポートは一切行われないことと、サードパーティ(第三者)の参入も許可しないことを改めて明言しています。
Mojangは、プレイヤーが安全にゲームを楽しみ、全てのプレイヤーが同じコンテンツを利用する環境を維持するために必要なことだと説明しました。
メディアに対する発表でも、NFTアイテムの販売を許可すること、ブロックチェーン技術をゲーム運営に導入する予定はないと述べています。

マインクラフト

サードパーティの反応は?

マインクラフト用NFTを取り扱う「NFT Worlds」は、Mojangの突然の発表に困惑したと言います。
しかし今後もサービスを続けていきたいようで、マインクラフトに似たものを独自開発するか、他社ゲームへの移行も構想しているとの声明文を出しました。
Mojangの考え方にも納得できる点があり、サードパーティも一定の理解を示しているのでしょう。
Mojangの決定に対して抵抗しないところを見ると、潔く次のプロジェクトに目を向けることにしたのかもしれませんね。

過去にNFTで失敗している?マインクラフトを守るために

マインクラフト用NFTで稼いでいたサードパーティですら「Mojangが言うのも一理ある」と思えるのは、こんな事件が関係しているのではないでしょうか。
マインクラフト非公式の「Blockverse」というNFTサービスでは、2022年1月に突然サイトが削除され、専用のサーバーが停止するということが起こりました。
マインクラフトのアイテムが買えると話題になり、1億円以上も売り上げていたとか。
ユーザーは「あのマインクラフトのNFTだから」と信用していたに違いありません。
非公式とはいえ、実際にマインクラフトで遊べるアイテムが売られていれば、全くの無関係だとは思いませんよね。
こんなことが度々起こるようでは、本家マインクラフトの信用も傷付いてしまいます。

それで良いの?マインクラフトの発展にはメタバースが必要

私はゲームに詳しくありませんが、むしろ今回のMojangの決定は遅すぎるのではないかと思いました。
もっと早く著作権やら商標権やら主張していれば良かったのに・・・。
NFTを悪者と捉えて、ゲームの開発に利用しないのも賛成できません。
いっそマインクラフト公式のNFTプラットフォームを立ち上げれば、よりゲームが盛り上がるのではないでしょうか。
・・・でも、そうするとユーザーの資金格差によって提供されるコンテンツが異なってしまうのか・・・。
難しい問題ですね(^_^;)
アイテムを売買するのが不公平感を生むなら、ゲームのフィールドをメタバース化するのはどうでしょう。
ブロックチェーンを使うからといって、必ずNFT売買もしなければいけないわけではありませんよね。
アイテムの販売が禁止されているのに、勝手に売り買いしているヤツがいればブロックチェーンによって発見できるかも!
せっかくオンラインゲームとして生まれたんだから、マインクラフトもブロックチェーンやメタバースを利用した方が良いと思いました。
まあ、素人の私が言ってもMojangさんが聞いてくれるはずもありませんが・・・(笑)

Enjin Platformがあるから大丈夫!

マインクラフトがブロックチェーンを排除するなら、エンジンコインが使えないのでは・・・と嘆く人がいるかもしれません。
でも、エンジンコインはマインクラフトをプレイできることだけがメリットではないのです。
エンジンコインが使える「Enjin Platform」では、様々なオンラインゲームがプレイできます。
従来のゲームであれば、ゲーム配信終了ともにアイテムはデジタルの藻屑となって消えていきますよね。
どんなに課金しても、手元には何も残りません。
Enjin Platformのゲームであれば、別のゲームへアイテムを移行、またはメルトして仮想通貨に戻せばお金として受け取れます。
無駄がないどころか、ゲームしているだけで稼げる人もいるみたいですよ♪
このプラットフォームを使ってプレイするのが当たり前の世界になれば、エンジンコインの価値は爆上がりするでしょうね。

マインクラフトがいなくたって大丈夫!慌てて手放さないで

「マインクラフトに見放された!エンジンコインはもうダメだ!」と慌てた皆さん。
ちょっと落ち着いてくださいね。
これからNFTやメタバースの波が来るのに、ブロックチェーンを利用しない手はありません。
今はマインクラフトが大人気ですが、NFTアイテムが売買できる、課金しても無駄にはならないゲームの方がもてはやされる時代が来ると思います。
マインクラフトに決別宣言されたブロックチェーンプラットフォーム、Enjin Platformが天下を取るかもしれないのです。
そうなればエンジンコインの流通量は増え、価格も上がるでしょう。
一時的にエンジンコインの価格が下がるかもしれませんが、将来的にはまた上がる気がしてなりません。
慌てて売却せず、ステーキングすることをおすすめします。
または、エンジンコインを使ってEnjin Platformのゲームで遊んでみても良いですね。
私もどんなゲームがあるか、今度調べてみようと思います♪

 

NFTや仮想通貨、ブロックチェーンやメタバース。
これらの新技術はどこへ行っても歓迎されると思っていたら、そうでもなかった・・・(^_^;)
マインクラフトのように、ユーザーの安全性や公平さを第一に考える企業もいるんだなってことが分かりました。

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