画期的!「香り×NFT」で何が起こる?

スマホ,ディフューザー NFT

現実世界にあるさまざまなものを、NFTとして売買するプロジェクトが増えてきました。
NFT化されるものはアートだけに限らず、タレントの写真やサイン、ゲーム内の土地や道具などのアイテム、スニーカーやドレスなどのデジタルファッションアイテム・・・と多岐にわたっています。
他にもどんなものがNFT化されていくのでしょうか。
今回は新しいNFTプロジェクトについて調べてみました。

香りをNFT化?世界初の試み

Horizon株式会社は、香りのデータをNFT化して販売するプロジェクトを発表しました。
おそらく世界初となる「香りのNFT」は、アプリとディフューザーを連携させることによって香りが楽しめるそうです。
まずは植物や果物など、それぞれの香りの配合をデジタルコード化して、ブロックチェーンで保護します。
NFT化された香りはインターネットからダウンロードでき、アプリに保管すると好きな時にいつでも取り出せるという仕組みです。
ダウンロードした香りは、アプリから送られたデータによって専用のディフューザーが自動で再現します。
ディフューザーにはあらかじめいくつかの香料が入っており、自動で調香して噴霧するようです。
アプリで好きな香りを選択すると、ディフューザーがその香りを作ってくれるので、香水の種類に合わせてディフューザーを使い分ける必要もなく、いつでもどこでも香りを楽しめますね。

香りNFTは、コスメショップでも流行りそう!

香りをNFT化する技術は、香水やアロマオイル、シャンプーなどの販売にも応用できそうですね。
使用感が重視される商品を選ぶ場合、これまでは現物を購入するか、お店でサンプルをもらうしかありませんでした。
専用のアプリとディフューザーさえあれば、香りで選びたいアイテムも通販サイトから購入できます。
私は商品裏の説明を読んでシャンプーやボディクリームを選ぶタイプですが、実際に買ってみたら思ってた香りと違った・・・ということがよくあります(^_^;)
人によって香りの感じ方も違うため、口コミサイトもあまり参考になりません。
自分の鼻で確かめられるなら、より正しい判断ができるでしょう。
デジタルデータとして保存しておければ、「私が好きなあの香りなんだっけ?」という時にも便利です。
彼女へのプレゼントも、「この香り好き?」とスマホでデータを送れば問題なし!
一緒に買いに行かなくても、相手の好みをチェックできます。
これからどんどん活用の場が広がりそうな技術ですね♪

あのハイブランドもNFT化するのでは!?

香水を販売するブランドにとっても、香りNFTは良い技術になるかもしれません。
例えばフローラルの香りって色々あるけど、一つずつ微妙に違っていますよね。
上質で穏やかにふわっと香るタイプもあれば、ツンと鼻を突くような角があるタイプも。
香りによって好き嫌いが分かれるのはしょうがないけど、ハイブランドってだけでついつい手が伸びてしまうのも事実です。
みなさんは、「あのブランドと同じ香りのシャンプーだと話題!」という宣伝を見たことはありませんか?
でもそれって本当・・・?
買ってみたら「全然シャ○ルじゃないじゃん!!」という香りだったら騙されたような気持ちになりますよね。
もし「シャ○ルの香り」という証明が付いた香水NFTがあったら、ブランドのイメージを守ることにもつながるでしょう。
シャンプーの裏に、本物の香りであることを証明するブロックチェーン番号が書かれる日がくるかも!?

Horizonのアイディアはぶっ飛んでいた

香りのNFTか・・・女子に人気になりそうだな♪と思っていましたが、企画したHorizon社の考え方はちょっと違ったみたいです。
同社が発表した香りNFT第一弾は、なんとセクシー系インフルエンサー「明日花キララの香り」!!
彼女をイメージしたエレガントで可愛い香りが再現されるとか。
香りNFTというよりは、タレントNFTといった感じで、限定1万枚の自撮り写真が発行されるそうです。
肝心の香りはどうなったかと言うと、NFT1枚につきたった5回明日花キララの香りを楽しめるんだって(^^;) つまり5回彼女と過ごす時間を想像させたあとは、ただの写真になってしまうということ? ・・・儚いですね(笑) Horizon社は他にもグラビアアイドルで実業家のヴァネッサ・パンに公式アンバサダーを依頼しています。 彼女がこのプロジェクトを聞いた時、「あなたの匂いを販売したい」と持ち掛けられたそうで・・・。 しかも「袋詰めにして匂いを採取する」と言っていたそうです。 怖すぎですね(^^;)
結局それは断ったそうですが、もしかしてターゲットは男性ファン・・・?
Horizon社の香りNFTは、私がイメージしていたようなコスメ好き・フレグランス好きの女子のためのプロジェクトじゃないのかもしれません。
できれば今後は「あの子の匂い」じゃなくて、「エレガントな香り」とか「フェミニンなアロマミックス」でNFTを作ってほしいかな(^_^;)
さっき女性へのプレゼント選びにも香りNFTが便利かもって言ったけど、セクシー系タレントとかグラドルの香りを贈られたらちょっと・・・ねえ?
女子としては複雑な心境になると思います(笑)

「香り×NFT」本当に意味がある?

香りを再現する技術については、NFT化する前に香水やシャンプーなどの現実的な商品販売での利用やメタバースでの応用が先かな?と思います。
香り自体をNFTとして売るより、特定の香りにブロックチェーンで証明を付けたり、メタバースに匂いを取り入れたりする方が受け入れられやすいのかもしれません。
Horizon社が考えた「誰かの香り」も魅力的ではありますが・・・。
なんとなくヤバい発想のようにも感じました(^_^;)

メタバースにも応用できそう

香りをNFT化するかどうかはさておき、いつでもどこでも好きな香りを嗅げるのは面白い技術だと思います。
香水だけでなく、木や土、風などの自然の匂いも再現できますよね。
例えば映画で、深い森に迷い込んでしまったシーンが映し出された時、どこからともなく湿った土や濡れた葉っぱのような匂いがしてきたら・・・。
また、スパイとの銃撃戦やカーチェイスの場面で、火薬やタイヤが焦げ付く匂いがしてきたら・・・。
自分がその場にいるかのような臨場感を味わえるでしょう。
メタバースを利用するパソコンに香りを再現するディフューザーが取り付けられれば、よりリアルな体験ができるかもしれません。
海の匂い、山の匂い、暑い国の匂い、寒い国の匂い・・・。
場所や季節によっても感じる匂いって違いますよね。
人が多く集まるライブ会場や、食べ物がたくさん売られているマーケットにも独特の匂いがあります。
メタバースに香りが加われば、さらに没入感のある空間になることでしょう。
香りNFTは、仮想空間をより現実世界に近付ける作用があると思います。

ディフューザーの機能向上に注目!

Horizon社が企画する香りNFTは、ディフューザーの機能に全てが懸かっていると思います。
現在のシステムでは、スマホなどに搭載されたアプリからデータを飛ばし、手のひらサイズのディフューザーで匂いを嗅ぎます。
いくつかの香り成分をディフューザーの中に入れておかないといけないため、香料の種類は限られるし、ディフューザー本体のサイズも大きめです。
ありとあらゆる匂いを再現するには、ディフューザーの機能性が重要でしょう。
もっと多くの香料を取り入れつつ、使いやすいサイズに抑えるにはどうしたら良いか。
これが一番の課題だと思います。
メタバースに応用するのであれば、スピーカーくらいの大きさにする必要があるかもしれません。
あえてコンパクトさを捨てて、壁一面から香りが噴射されるようにすれば・・・。
リビングで映画を観る時も、アトラクションみたいな体験ができるかもしれません。

 

コマーシャルにおいても、香りの効果は絶大です。
テレビCMで焼肉の香りが流れたら、私はもう我慢できないでしょう(笑)

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