2023年のNFT総まとめ!国内ユーザーを対象にアンケート調査を実施

NFT NFT

暗号資産の損益計算ツール「Gtax」を運営する株式会社Aerial Partnersは、NFTに関するインターネットアンケート調査を行いました。
Gtax・NFT Mediaのメルマガ会員、SNS利用者を対象に、228名の有効回答数が得られたそうです。
今回はこのアンケート結果をもとに、2023年度のNFTがどんな市場になっていたか実際のユーザーから分析してみます。

NFTを所有したことがある、売買したことがある人は男性が8割

アンケートの228名の対象者は、男性179名、女性41名、その他・未回答が8名という内訳でした。
年代別に見ると、10代1名、20代18名、30代59名、40代91名、50代41名、60代以上が18名となっています。
このうちNFTを所有した、売買した経験のある人は164名で、男性が約8割だったそうです。
年代別では、30~40代の人が約7割、約半数が会社員でした。
女性の割合は19.5%程度、20代は9.1%の人しかNFTに触れていないという結果になっています。
職業別で見ると会社員が54.3%、自営業やフリーランスでは17.1%、経営者や役員級の重役社員は12.2%の人がNFTを所有・売買した経験があると答えました。
無職の人や専業主婦(主夫)、契約社員やパート・アルバイトでも2.4~4.9%はNFTを扱った経験があります。
一方、学生や公務員は0.6%とかなり低い水準であることが分かりました。
営業や取引で幅広い人脈がある人はNFTについても知る機会があって、チャレンジしやすいのかなという印象です。
学生はお金がない、時間がないという理由で低い数字になっているのかもしれません。
公務員に関しては副業が禁止されていることもあり、手を出す人がほとんどいないと想像できます。
これは勝手な私のイメージだけど、やっぱりお堅い職業の人はNFTなんかにうつつを抜かさないというのも理由の一つだったりして・・・。
このアンケート結果からは、職種や勤務体系によってもNFTに関する興味・関心・知識の量に差があると考えられるでしょう。

NFT取引の経験と年収の関係は?

NFTのなかには数千万円する高額なものも多いので、経済的な余裕がある人しか買えないと考えている人もいるでしょう。
しかし、アンケート結果では、NFTを持っている人が必ずしも年収が高いわけではないと分かります。
NFT取引経験者には年収1,500万円以上の富裕層が4.3%しかいないのに対し、400~600万円の一般的な会社員レベルの年収の人は24.4%と一番多かったのです。
パート・アルバイトの年収200万円未満の人でも15.8%と高く、収入が多いからNFTが買えるという理論は成り立ちません。
むしろ収入を得るためにNFT投資を始めた人が多いのかもしれませんね。
NFTは高いものもあれば、数百円くらいの安いものもあります。
安いうちに買って価値が上がってから売れば、利益を生むことができる投資商品です。
しかし、NFTは単に投資のためだけでなく、アート作品やSNSのアイコンとして保有する人も若者に多く見られます。
このことからも、年収とNFT取引経験の有無はあまり関係がないと考えられるでしょう。

NFTをいくつ持ってる?

NFTを所有したことがある、売買したことがあると答えた人に、現在いくつNFTを持っているか聞いてみたそうです。
その結果、5個未満が29.9%、5~9個が15.2%、10~20個が5.5%、20個以上保有している人が49.4%となりました。
試しに1個買ってみた、お気に入りのNFTを数個コレクションしているという人が多い一方、大量に保有している強者も多いことが分かります。
これは「たくさん買えば他コレクションのホワイトリストがもらえるよ」ってそそのかされた、例のコレクションのホルダーでは・・・?
私の彼氏もそんな言葉を信じ、高額のNFTを買いあさっていました。
でも結局、大量購入した全員がホワイトリストをもらえたわけじゃなかったみたい(^_^;)
NFTコレクションの運営にはそんな戦略も付き物で、同じコレクションのNFTを大量に保有している人もいます。
回答者の中に自分が生成したNFTの数を答えたクリエイターがいた可能性もあるので、NFT市場の熱狂度を知るためのアンケートとしては不十分な結果かもしれません。

NFTを買ったのはいつ?

初めてNFTを入手した時期を聞いてみると、2019年までに所有した人は6.7%、2020年が8%でした。
2021年になると34.4%、2022年には37.4%まで跳ね上がり、NFT市場の盛り上がりが日本にも来ていたことが分かります。
しかし、2023年には13.5%と落ち込み、新規参入者がガクッと減ってしまったと言えるでしょう。
確かにSNSでも、「NFTを買っていただきました!」というクリエイターの売上報告がめっきり減った印象があります。
有名コレクションでも相場が冷え込んでおり、2022年に比べて盛り上がりが下火になっている感じがしますね。
SNSやコミュニティでもファウンダーのポジティブな投稿が独り歩きしている様子で、一部の中心人物だけが熱狂している状態に・・・。
氷河期の中、わずかに残ったたき火を囲み、体を寄せ合って過ごしているようなイメージです(^_^;)
NFT業界全体の将来性を不安視する声も聞こえ始め、はっきり言って危機的状況にあると思います。

NFT市場は終わった?それとも・・・

NFT市場が冬の時代と呼ばれるようになって1年が過ぎようとしていますが、「このまま終わるくらいなら最初からこんなに盛り上がっていない」と考える人も多いようです。
今はまだ現実的な利用シーンが想像できず、NFTが必要不可欠なものであるとは言えません。
しかし、ブロックチェーンやデジタル資産の重要性は、その仕組みを知れば必ず納得できるはずです。
国や地域が政策としてNFT事業に取り組めば、2023年以降のNFTはもっとパブリックな目的を果たすための技術として利用されるようになるでしょう。
例えば、歴史的建造物のデータをデジタル資産として保存し、NFT化によって本物であるという証明ができれば、物質としての形が崩れたりなくなってしまったりしても、後世に魅力や価値を伝えていくことができます。
NFTがなぜ生まれたのか、私たちに何をもたらしてくれるのか、人類が目先の利益ではなく、もっと奥深い利用価値に気付ければ、もう一度NFT市場が復活するでしょう。
これからのNFTは、一般人がクリエイターとして参入しやすいとか、誰でもアートに投資ができるという手軽さを売りにするべきではないと思います。
もっと大きなメリット、存在意義について考えてみたいですね。

仮想現実の本当の意義とは?

今の現実社会では次々に新しいものが生まれ、古いものはどんどん淘汰されていきます。
しかし、一度失ったものは取り戻すことが困難です。
私は、デジタルって実は昔から地球上にあるものをこの世界に残すために生まれたのではないかと思っています。
現実世界からメタバースに引っ越すのではなく、現実世界にある大切なものを保存する場所がメタバースなのではないか。
最近はそんなことを考えています(笑)
NFTも暗号資産も仮想世界のものですが、現実と全く関係ないとは言えません。
むしろ現実をより豊かにするために利用され、仮想世界と現実世界を行ったり来たりすることで生まれる相乗効果もあると思います。
これからNFT取引をしようと考えている人、もうNFT業界から撤退しようとしている人も、いま一度NFTの本当の価値について考えてみてはいかがでしょうか。

 

今回は、NFT取引の経験がある人のデータから、これまでのNFT市場、そしてこれからのNFT市場について考察してみました。
後半はちょっと小難しい話になってしまいましたが(^_^;)
「なんだか冷え込んでいるから諦めよう」ではなく、ここで一旦冷静になって基本に戻ってみることも必要なのかなと思っています。

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