暗号資産投資って?どうやって増やしているの?

投資,利益 仮想通貨

暗号資産は、いくつかの投資方法があります。
私のように、将来的に法定通貨と同じくらいの使い道、資産価値になると思っている人は長期保有が基本となるでしょう。
投資というよりは、将来の自分の資産にするために暗号資産を買い集めているのです。
一方、暗号資産の売買トレードで利益をゲットしようと考える人もいます。
暗号資産の価格が安いうちに購入し、高くなってから売れば売買差益が受け取れますね。
実はこの2つの方法の他にも、いくつかパターンがあります。
今回は、暗号資産の投資方法について解説しましょう。

暗号資産はどうやって稼ぐ?

暗号資産を手に入れるには、取引所での購入が基本となります。
では購入以外に、どんな方法で暗号資産を増やすことができるのでしょうか。
暗号資産投資というのは、単に取引所で暗号資産を購入するのではなく、購入した暗号資産を元手に増やしていくことです。
例えば、安いうちに購入して高くなったら売る「売買取引」、暗号資産を貸し出して利子を得る「レンディング」、取引承認の作業をすることにより報酬を得る「マイニング」や「ステーキング」などの方法があります。
それぞれどんな風に暗号資産を稼ぐのか、次から一つずつ見ていきましょう。

売買取引で稼ぐ方法とは

暗号資産は、FXのようにトレードで稼ぐことができます。
安い価格で買い、値上がりしてから売って売買差益を受け取るというのが売買取引の基本です。
この方法には「現物取引」や「レバレッジ取引」など、いくつかパターンがあります。

現物取引

最もシンプルなやり方で、先ほどお話しした基本の取引パターンです。
売りに出されている価格で暗号資産を購入したら、ある程度値上がりするまで保有しておきます。
チャートを分析しつつ、そろそろ価格のピークが来るなというところで売却すれば、大きな利益をゲットすることも可能です。
購入した時の価格を下回らない限り、損失は発生しません。
初心者でも売買のタイミングさえ間違えなければ、すぐに利益を手にすることができる方法です。
数時間から数日間のうちに売買を繰り返して少しずつ利益を得る「短期トレード」、数ヶ月から数年間値上がりするのを待つ「長期トレード」の2パターンが考えられます。
長期トレードは細かい値動きを分析する必要もないため、初心者におすすめの方法です。
短期トレードは常にチャートを見張っていなければならず、相場観を掴むのが難しいでしょう。
長期トレードは初心者向け、短期トレードは上級者向けですね。

レバレッジ取引

取引所に入金した証拠金よりも大きな売買取引が可能になる方法です。
例えば、1万円の証拠金を10倍に膨らませて、10万円を使って暗号資産の取引ができます。
少ない資金でも多くの利益をゲットできるチャンスがあるため、効率良く稼ぐことができるでしょう。
しかし、初心者にはおすすめしません。
レバレッジ取引では、失敗した時のリスクが大きいからです。
例えば、10倍の資金額で投資して失敗した場合、損失も10倍の金額となります。
初めから自己資金の1万円で取引していれば、1万円以上の損失にはならなかったでしょう。
レバレッジ取引での投資は、自分が持っている資金以上の損失を発生させる可能性があります。
そもそもこの10倍の資金というのは、取引所に対する借金のようなもの。
負けた場合、自己資金以上の損失額は取引所に返さなければならないのです。
ただし、損失が一定金額に到達した時点で取引できなくなる「強制ロスカット」の制度があるため、レバレッジ取引をしたからといって必ず借金を抱えるというわけではありません。
しかし、相場が急変するとこの強制ロスカットが間に合わず、大きな損失が発生してしまう可能性もあります。
そうなればやはり取引所に対して返済(追証)が必要となるので、十分注意しましょう。

暗号資産の積み立て投資って?

厳密には「投資」にはならないかもしれませんが、暗号資産を少しずつ購入して資産形成する方法もあります。
株式投資をしている人は、「ドルコスト平均法」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは、毎回同じ金額で金融商品を購入するという方法です。
例えば、毎月1回1万円で購入する場合、暗号資産の価格が高い時は少ししか買えないし、価格が安い時はたくさん買えますよね。
この購入方法を繰り返すと、長期的に見て平均的な価格で暗号資産を購入したことになります。
価格変動のリスクを低く抑えられるので、積み立て投資の基本として考えられている方法です。
チャートを見ながら、今回はどれくらい購入すれば良いか判断するのは結構難しいと思います。
「毎月○日に1万円分だけ買う!」と決めていれば、相場に惑わされずに着実に資金形成ができるのです。

暗号資産の「レンディング」って?

最近、取引所のレンディングサービスを利用している人も増えています。
レンディングとは貸し付けのことで、保有している暗号資産を他者に貸し出して利子を得る方法です。
売買投資で利益を得るには、保有していた暗号資産を手放さなければなりません。
あと数日待っていれば、もっと高い価格で売れたのに(´;ω;`)ということも無きにしもあらず・・・。
レンディングなら、自分の資産として保有しながら利子所得が得られるという嬉しい方法です。
ただし、貸し出した分の暗号資産は、売買取引や決済などに使うことができません。
レンディングを利用中に価格が下落する可能性もあり、自分のタイミングで売れないのはデメリットかも・・・。
また、取引所が経営破綻した場合は、貸し出した暗号資産が戻ってこないので注意しましょう。
レンディングは、初めから将来の資産として長期保有を考えている人におすすめの投資方法です。

暗号資産を取引承認の報酬によって稼ぐってどういうこと?

暗号資産にはたくさんの種類があり、それぞれのブロックチェーンによってマイニングができるタイプ、ステーキングができるタイプがあります。
例えば、ビットコインはマイニングができるけどステーキングはできません。
一方イーサリアムは、ステーキングはできるけどマイニングはできません。
これはコンセンサスアルゴリズム(トランザクションの承認方法)による違いが理由となっています。
暗号資産によって利用できる投資方法が違うため、まずはそれぞれの銘柄がどんなブロックチェーンで構成されているのか整理してみましょう。
コンセンサスアルゴリズムにPoW(プルーフ・オブ・ワーク)が採用されていれば、マイニングによってトランザクションが承認されます。
マイニングを成功させた者(マイナー)は報酬として暗号資産を受け取ることができ、これがその暗号資産の投資方法の一つです。
コンセンサスアルゴリズムがPoS(プルーフ・オブ・ステーク)になっている場合は、暗号資産を保有している者がトランザクションを承認し、報酬として暗号資産を手に入れます。
実際はステーキングに暗号資産を預け、その利息としてさらに暗号資産を受け取れるという仕組みです。
他にもコンセンサスアルゴリズムには種類があり、誰がトランザクション承認者となるのか、どのように報酬が付与されるのかが決まっています。
トランザクション承認の報酬によって稼ぐのも、暗号資産投資方法のひとつです。

 

今回は、初心者から上級者まで、一般の投資家が利用することの多い暗号資産投資方法についてご紹介しました。
他にも、暗号資産を購入する取引所と売却する取引所を変えることで価格差による利益を得る「アービトラージ」、暗号資産を一旦誰かに借りて売り、価格が下がってから買い戻す「ショート(空売り)」などの方法もあります。
これらは上級者向けなので、十分知識がついてから挑戦しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました