LOLLIPOP(ロリポップ)でも使えるようになるかも!?新しい金融「DeFi」とは

チェック LOLLIPOP

LOLLIPOP(ロリポップ)は、2023年8月までDEX(分散型取引所)を運営しており、スワップやステーキングなどのDeFiサービスを提供していました。
現在はDEXとしての機能が終了しており、独自トークンロリポップ(LPOP)の取り扱いはPancakeSwapとCoinStoreが受け継いでいます。
今回は、DeFiとはなにか、知っておきたいサービス内容について解説します。

DeFiとは?

DeFi(ディファイ)とは、Decentralized Financeの略称です。
日本語では「分散型金融」と訳されるのが一般的で、ブロックチェーン上に構築された金融サービスまたはエコシステムのことをいいます。
簡単に言うと、ブロックチェーンによって取引内容が記録され、ユーザー一人ひとりの元にデータを分散させて管理しているという金融の仕組みです。
もっと簡単に表現すれば、「金融×ブロックチェーン」とまとめることもできます。
既存の金融機関システムは「中央集権型金融」と考えられ、DeFiと銀行は対になる存在と言えるでしょう。

DeFiサービスには7つの種類がある

DeFiには、代表的な7つのサービスがあります。
ブロックチェーン技術の応用によって新たなサービスも誕生しており、今後はさらに種類が増えるかもしれません。

DEX

Decentralized Exchangeの略であり、日本語にすると「分散型取引所」です。
対になるものとして、CEX(中央集権型取引所)があります。
DEXはAMM(Automated Market Maker)というシステムを採用しており、流動性プールによってトークンの交換が行われています。
流動性を提供する者(トークンを預け入れる者)と、暗号資産が欲しい者(トークンを交換する者)同士がスマートコントラクトによって自由に取引ができるというのがDEXの特徴です。
本人確認が不要、ガス代のみで利用でき、国やバックグラウンドに左右されず金融サービスの活用ができます。
ただし、運営によるカスタマーサポートは受けられず、金融庁などといった当局による監視や保障もありません。
一方、CEXは本人確認が必要で国籍等によって利用できるサービスが制限されることもありますが、トラブルがあればサポートを受けられる可能性もあります。
DEXはメリットも大きいですが、デメリットも確かにあるので利用には慎重さが求められるでしょう。

レンディング

暗号資産の貸し借りができる仕組みです。
貸し手は利回りを得ることができ、借り手は暗号資産を担保に別の暗号資産を借りられます。
暗号資産の投資方法として売買取引が一般的ですが、取引のタイミングによって大きな利益を得られる可能性もあれば、損失が発生するリスクもあります。
「急に現金が必要になったので売ったら、次の日に爆上がりした・・・」ということも起こりうるので、なかなか踏み切れない人もいるでしょう。
レンディングで暗号資産を貸し出す場合は、預けるだけで手放すわけではありません。
値上がりを期待して激安銘柄をガチホしている投資家もいますが、ただ持っているよりもレンディングで利回りをゲットした方がお得です。
ただしレンディングに利用できる銘柄が決められているため、ある程度価値や信用度が高いトークンでないと預け入れることができません。
また、貸し出し中のトークンは動かせないので、暴落したからといって損切りできないのがデメリットです。
レンディングを利用するなら、中途解約ができるか、その場合の手数料がどれくらいになるのかあらかじめ調べておく必要があります。

リキッドステーキング

定期預金のように暗号資産を一定期間預け入れる「ステーキング」というシステムがありますが、ただ預け入れるだけでなく代替としてトークンを受け取ることができるサービスもあります。
これをリキッドステーキングといい、例えばイーサリアム(ETH)を預け入れて「stETH」というトークンを受け取れます。
一般的なステーキングを利用した場合は預け入れた資金が満期まで取り出せないため、売買取引などができません。
しかしリキッドステーキングなら、代わりに受け取ったトークンで別の取引ができるので、流動性を確保したままステーキング報酬を得ることも可能です。

ステーブルコイン

特定の資産が価値を担保しているステーブルコインも、DeFiサービスの一種です。
暗号資産担保型、アルゴリズム型のステーブルコインはDeFiの仕組みを活用したトークンで、例えば「DAI」というステーブルコインは、ETHなどの暗号資産を担保としており暗号資産担保型に分類されます。
「FRAX」はアルゴリズム型ステーブルコインであり、暗号資産の裏付けではなくアルゴリズムによって特定資産の価格に連動するような仕組みです。
ただし担保がないため、相場の変動によって価格の乖離が起きる可能性もあります。
一方、法定通貨を担保にしたUSDTやUSDCなどは、企業が発行している銘柄なのでDeFiには含まれません。

ブリッジ

ネットワークが異なる暗号資産・NFTを取引する場合、ブリッジという方法が用いられます。
例えば、イーサリアムネットワークのETHを、Polygonネットワーク上で利用したいといった時に使われる方法です。
イーサリアムネットワークからPolygonネットワークにブリッジされることで、ETHがロックされ、代わりにPolygonETHが生成されユーザーのウォレットに送付されるという仕組みになっています。
PolygonETHをETHに戻したい場合は、PolygonETHが破棄(バーン)されて元の通貨であるETHのロックが解除、ウォレットへ戻るという流れになります。

デリバティブ

トークンのスワップや先物取引、オプション取引のことをいいます。
DeFiにおいて、暗号資産の仕組みを応用した取引をデリバティブということもあるので覚えておきましょう。
レバレッジをかけた取引も可能で、効率良く資産を増やせる投資方法として多くのユーザーに利用されています。

イールドアグリゲーター

トークンを預け、複数のDeFiサービスによって自動運用してもらう方法です。
レンディングなどのサービスは、トークンの種類によって利回りが異なります。
一つひとつ運用先を設定するのは手間がかかるため、自動運用サービスを使えば効率的になるというわけですね。
簡単に言えば、DeFiの投資信託のようなものでしょうか。

その他にも、さまざまなDeFiサービスが誕生しています。
もはやどれがDeFiで、どれがDeFiにあたらないか判断するのは難しいかもしれません(^_^;)
また、CEXのサービスでDeFiの機能を提供している場合があり、「そもそもCEXってDeFiじゃないよね・・・」と感じる人もいるでしょう。
まあ、何はともあれDeFiは効率良く資金が増やせる嬉しいサービスですので、そんなに難しく考えなくても良いんじゃない?というのが私の意見です(笑)

LOLLIPOP(ロリポップ)がDeFiサービスを再開する可能性はある?

さて、我らがLOLLIPOP(ロリポップ)もDeFiサービスを展開していた過去があるわけですが、もう二度と利用することはできないのでしょうか。
LOLLIPOP(ロリポップ)の公式サイトを見てみると、ホワイトペーパーなど多くの情報はDEX設立当時のままです。
メインコンセプトとしては「NFT Platform」となっていますが、DEXについての説明もホワイトペーパーに掲載されているので、完全に撤退したとは言い切れないでしょう。
次なる目標はNFTプラットフォームTime Capsuleのアプリリリースとなっており、これが完成するまでは何とも言えないのですが・・・。
Time Capsuleが成功すれば、再びDEXでDeFiサービスを提供する未来もあると思います。

 

ブロックチェーンプロジェクトのなかには、暗号資産取引所とともにNFTプラットフォームも併設しているところもあります。
PancakeSwapなどのDEXでもNFT取引を行うマーケットを展開しているので、LOLLIPOP(ロリポップ)もNFTと暗号資産の両輪でサービスを提供する可能性があるでしょう。

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