「NFTゲーム」って何だ!?ゲームで稼げるかも!?

セキュリティー NFT

私の彼氏はオンラインゲームが好きです。
私はあんまり詳しくありませんが、今は家に1人でいても多くのユーザーと一緒に対戦することができるみたいですね。
彼氏もよく、ヘッドフォンとマイクで何やら会話しながらゲームしています。
世界中の人ともつながれるゲームがあり、時々英語や韓国語などが飛び交うことも・・・。
NFTの世界でも、今までとは違うゲームが生まれているようです。
今回は、ブロックチェーンをゲームのシステムに応用したという「NFTゲーム」について調べてみましょう。

NFTゲームとは?ブロックチェーンで安全な取引が実現

「NFTゲーム」は「ブロックチェーンゲーム」とも呼ばれています。
仮想通貨やNFTの人気が高まるにつれて、NFTゲームも注目されるようになりました。
今までのオンラインゲームでは、プログラムを書き換えられたり詐欺につながったりすることを恐れて、ゲーム内のアイテムを売買することはできませんでした。
しかし、ブロックチェーンの仕組みを使うことでデータの改ざんや漏洩が困難になり、ゲーム上でも常に正しい取引履歴を保てるようになりました。

今までのゲームでできなかったこととは?

従来のゲームは、ある程度運営側・制作側が作った世界でしか遊ぶことができませんでした。
どんなに大きな世界観のゲームでも必ず終わりがあり、アップデートや仕様の変更がなければ広がることはありません。
また、運営側が突然システムの提供を打ち切れば、ゲームを続けることができませんでした。
どれだけ課金していても、システム終了と共に全てのアイテムが消えてしまいます。
また、ユーザー同士でアイテムを売買すること、他のゲームにアイテムを持ち出すことも不可能でした。
ユーザーにとっては不便さを感じるシステムですが、これはゲームとユーザーを守るために必要なものでした。
ユーザーが自由にゲーム内のシステムにアクセスできたり、アイテムの売買ができたりすると、不正行為(チートプレイ)も可能になってしまいます。
例えば、動物キャラクターだけが存在するゲームに人間やロボットのキャラクターを作り出せば、世界観を変えてしまう恐れがあります。
アイテムの売買を自由化すれば、お金を払ったのにアイテムが送られてこない、アイテムを送るために必要だと言われてPCのアドレスを教えたら悪用されたなどのトラブルが発生するかもしれません。
運営側は不正行為を禁止し、定期的なアップデートや不正アカウントの削除で対策しています。
しかし、オンラインゲームではアイテムの売買ができないシステムを取っているのにも関わらず、悪意あるユーザーによってシステム自体を改ざんされることもあるのです。
1点ものなど、数量限定販売されたアイテムを大量にコピーして売買されたり、ユーザーのデータが抜き取られたりすることが度々起こり、問題になっています。

ブロックチェーンを利用すると・・・

ゲームのシステムをブロックチェーン上にアップロードしておけば、改ざんされるリスクがかなり低くなります。
ゲームのアイテムやシステムはデジタルデータなので、簡単にコピーしたり改ざんしたりすることが可能でした。
このデジタルデータをブロックチェーンという強固なセキュリティで守れば、システムの改ざんやデータの流出を防げるでしょう。
ブロックチェーンは過去から現在までの取引データをつなぎ、連続した取引履歴として管理しています。
そのため、1つの取引データだけを改ざんしようと思っても、取引履歴の全てのデータや、次々と生まれる新たな取引データも同時に改ざんする必要があるのです。
これは現在の技術ではほぼ不可能であり、不正取引もすぐに感知されるため、NFTゲームからデータを盗み出すこともできないといわれています。

もっと自由なプレイが可能に!

システムの改ざんやデータ流出ができないことだけが、NFTゲームの強みではありません。
ブロックチェーンによって安全にアイテムの売買、他のユーザーとの交流ができるようになったため、さらに自由なプレイが可能になりました。
他のユーザーからアイテムを買えば、時間をかけずに欲しいものを手に入れられますね。
アイテムを所有しているユーザーは、それを売ることでお金を得ることもできます。
従来ではゲーム内でどれだけアイテムを所有していても、それが実際のお金に変わることはありませんでした。
アイテムとアイテムの交換はできたとしても、ゲームによってお金を稼げるということは考えられなかったでしょう。
また、NFTゲームではアイテムを保有しているだけでも資産になります。
これまではゲームの運営が終わればサービスは撤退し、持っているアイテムも消滅していました。
しかし、ブロックチェーンを使ったゲームであれば、サービス終了までに他のNFTゲームに移動させたり、別の保管場所に入れたりすることが可能です。
そのほか、仮想空間に自分の好きなゲームを作って遊ぶ、他のユーザーを招く部屋が作れるなど、ゲーム内を自由に創造することができるゲームも登場しました。
自作したゲームはNFTマーケットでも売れるので、プログラミングが得意な人はそれで稼ぐこともできるでしょう。
ゲームで生計を立てる、そんなことが可能な世界になりつつあるなんてワクワクしますね!

みんなで管理しよう!分散型運営

これまでのオンラインゲームは、開発したゲーム会社や運営会社が全てを管理していました。
ユーザーから指摘された不具合を直し、不正行為をしたユーザーを取り締まり、その上でゲームのアップデートをするのは大変だったでしょう。
ゲームによってはいつまでも不具合が解消されなかったり、不正行為をするアカウントが野放しになったりしていました。
NFTゲームでは、ゲームの運営管理者は存在しません。
ユーザー同士で取引履歴を保有して管理するのが、ブロックチェーンによるゲームです。
取引データをユーザー一人ひとりが確認し合い、不正行為を許さず、自分達の手でより良いゲームへと成長させていくことができます。
もし不正があれば、他のユーザーが保有しているデータと照らし合わせてみればすぐに分かるでしょう。
例えば、来月リリースされるはずの限定アイテムをすでに持っているユーザーがいた場合、他のユーザーが保有しているゲームのデータと違っていればこのアイテムが不正に作り出された偽物であることが判明します。
このようにして常にゲームのデータを見張って不正を防いでいるため、安全で自由なプレイが実現したのです。

完全ではない!?ユーザー自身も対策が必要

ブロックチェーンによって安全性の高い取引・プレイが可能になったNFTゲームですが、必ずしも全ての悪意から身を守れるわけではありません。
アイテムを安全に売買できるのはゲーム内の話であって、例えばNFTマーケット上で「あのゲームのアイテムです」と売られていたアイテムが偽物だったということもあります。
また、Twitterなどで「人気ゲームの限定アイテムを売っています、こちらのURLからチェックしてください」と持ち掛けられてクリックしたら、全く違う商品購入ページなどに飛んだ、という実例もあります。
このURLから接続したページがフィッシング詐欺のサイトで、気付かずにクレジットカードの番号を入力してしまったという人もいます。
NFTについての知識が浅いユーザーは簡単に詐欺に引っかかるため、悪質ユーザーやハッカーが狙っているかもしれません。
NFTゲームの利用やアイテムの売買には、ユーザー側も十分気を付ける必要がありますね。

 

自由なプレイが可能で、しかも実在のお金も稼げる!
NFTゲームには魅力がいっぱいです。
ただし、今話題の仮想通貨の業界なので、詐欺師やハッカーも注目していることを忘れてはいけません。

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