日本でも続々登場!NFTに新規参入する企業たち

NFT NFT

日本でもNFTが話題になってきましたが、まだまだ一部の人しか知らないという見方もできると思います。
TwitterやNHKの特別番組で取り上げられているとはいえ、ほとんどの日本人が「NFT」の言葉すら聞いたことがないでしょう。
しかしアメリカでは、NFTクリエイターやNFT投資家を名乗る人が珍しくありません。
ジャンクフードのチェーン店やスーパーマーケットでさえも、NFT業界への参入を計画しているそうです。
ハンバーガーと一緒にNFTを買えちゃう、そんな日常風景が見られるようになるかもしれません。
今回は、日本での活用も期待したい、NFTと企業のタッグについて調べてみましょう。

日本でも人気になりそう!あのコーヒーショップとの連携

アメリカで誕生し、世界に店舗を広げつつある「Starbucks(スターバックス)」。
本格的なコーヒーの他にも、スイーツ感覚で楽しめるドリンク「フラペチーノ」が有名です。
通称「スタバ」は、日本でも人気のコーヒーショップですよね。
ここでNFTのスタンプが入手できるようになるかもしれません。
スタバにはオンライン注文ができるアプリがありますが、このアプリ上でコーヒーについての勉強やゲームをする機能を追加することが検討されています。
アプリで提供された体験をクリアすると、報酬としてNFTが付与されるそうです。
スタンプラリーのようにして集め、数に応じてコーヒー産地への見学といった特典と交換できるようになるとか。
もちろん、集めたNFTはデジタル資産として売買することも可能です。
これまでにも、プリペイドカード決済やアプリ決済をして貯まった「スター」を好きなドリンク・商品と交換できるという仕組みはありましたが・・・。
このシステムでは、ある程度の数を貯めなければ「スター」1つひとつの価値は0に等しいものでした。
私も結構スタバカードで支払ったと思っていましたが、意外と貯まらない(^_^;)
スタバのポイントは1年間に250個貯まらないと、0にリセットされてしまいます。
また、商品と交換するには最低150個必要です。
例えば140個集まったとしても、あと10個足りないだけで翌年には無価値になります。
このポイント制度の代わりにNFTの付与が始まれば、1つひとつの報酬にも価値が生まれますね。
150個まで集められない人は、NFTを売って稼ぐことも可能です。

既存業界の強みを逆手に!人気ゲームのピクセルアートがOpenSeaに登場

日本でも、NFTに関連した事業を始めた会社がありました。
国内大手のゲーム企業「KONAMI(コナミ)」は、人気シリーズの「悪魔城ドラキュラ」をモチーフにしたNFTを出品しています。
14点の限定NFTがOpenSeaでリリースされると大きな話題に。
「悪魔城」のピクセルアートが、300万円相当の価値を付けて落札されました。
NFTを始める企業は、これから立ち上げるベンチャー企業でなくても良いのです。
数十年前に一世を風靡した懐かしのゲームであっても、令和の子ども達が見たら「レトロ~!」と思うようなゲームであっても、NFT化することで輝きを取り戻る可能性があります。
むしろ多くの人が「懐かしい」と感じるものと、目新しいNFTがタッグを組んだら・・・。
完全に新しく生まれたものよりも価値があるような気がしてなりません。
今の時代「なんでもかんでも新しくなっていくなあ・・・」と寂しがっている人には、親しみのあるNFTとして受け入れられやすいでしょう。
「古くささ」を逆手に取ったプロジェクトが人気になるかもしれません。

ここでしか見られない!?人気芸人のNFTが話題

国内最大手と言っても過言ではない、お笑いタレント事務所「吉本興業」。
ここでもNFTとのタッグが始まっています。
LINEを展開するLVC社が提供している「LINE NFT」というマーケットでは、吉本興業に属するお笑い芸人総勢28組のコントNFTがリリースされました。
テレビ番組やライブDVDには収められていない、NFT専用として撮り下ろされたネタのデータが販売されています。
これまでのお笑いコンテンツは、DVDを買って楽しむとか、Youtubeで芸人のチャンネルを見るといった感じでしたよね。
我が家にも友人にもらったお笑いDVDがありますが・・・。
正直、1回見たらもういらない・・・。
友人の同意を得て、試しにメルカリに出品してみたけど買い手がつきませんでした(^_^;)
NFTになったとしても、ブームが過ぎたタレントのものはなかなか売れないかもしれません。
でも、NFTは持っていてもかさばらないんです(笑)
こんなの売れるかな?っていうNFTでも、意外と人気が出る可能性はあります。
また、他では絶対見られないネタなら「見たい!」と思う人は絶対いると思いますよ♪
逆にまだ売れていない若手芸人のNFTを保有しておいて、人気になって価値が上がったら売るというのも手ですね。
「芸人にNFTで投資する」という新たなマーケットが生まれるかもしれません。

LINEでNFTが売れるってことは・・・スタンプもNFTになる!?

お笑いNFTの販売を開始したLINEグループがあると聞いて、私が真っ先に思ったのはスタンプのこと。
LINEでスタンプを送り合う人も多いですよね。
日常で使える挨拶から、いつ使うのかよく分からない面白スタンプまで、様々な種類が販売されています。
企業が販売しているスタンプを購入して使うのが一般的ですが、ユーザーが作成したオリジナルスタンプを購入できるサービスも。
スタンプを作成したユーザーにも販売利益が支払われます。
かつては私も、LINEスタンプを作って稼ごうとしていた時期がありました。
しかしLINEスタンプの販売は、今やレッドオーシャンらしい・・・。
LINEスタンプクリエイターへの参入者が増えすぎて、今から売れっ子になるのは難しいでしょう。
でも、LINEスタンプがNFTとして売れるようになったら・・・。
今のLINEスタンプでは、20個くらいのセットで売っても1セット120~600円くらいです。
そこから手数料やらなにやら引かれて、実際に振り込まれるのは売り上げの50%だとか。
そう考えると、スタンプ1個の価値って・・・。
OpenSeaで売られているNFTの価格から考えると、LINEスタンプがどれほど安いのか分かりますね。
メッセージアプリ上でやり取りするしか利用価値のないスタンプを、NFTとして販売することができたら・・・。
ただの挨拶スタンプは売れないかもしれませんが、オリジナリティあふれるものや、アートな作品は人気が出る可能性があります。
今はLINEスタンプとNFTが別物として存在していますが、両者がコラボし合う関係になったら面白そうです。
例えば「LINEで人気のキャラクターがNFTになった!」とか「NFTコレクションの限定LINEスタンプが登場」とか。
リアルな世界とメタバースをつなぐ、新たなサービスになると予想します。

 

NFTは、今の世界にないものを新たに生み出すことが全てではないと思います。
既存のキャラクターや企業とのコラボレーションで、もともとあったものに新たな価値をプラスしたNFTも面白いですね♪

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