サウジアラビアがメタバース建設中!世界文化遺産を巡る旅

サウジアラビア,メッカ メタバース

さて、今日もLOLLIPOP(ロリポップ)のXで最新情報がないかチェックしていきましょう~♪
LOLLIPOP(ロリポップ)のSNSでは他のプロジェクトについても紹介していて、メタバースやNFT、ブロックチェーンなどの新しい取り組みを簡単に説明してくれます。
今日私が見つけたのは、サウジアラビアが国を挙げて開発しているメタバース事業についての投稿でした。
ちょっと面白そうなプロジェクトなので、今回はこちらをピックアップしていきたいと思います。

サウジアラビアの文化遺産を探求!

サウジアラビアの文化省は、「Cultural Universe」というメタバースプラットフォームを立ち上げました。
Culturalとは文化のこと。
Cultural Universeは、簡単に言えば「文化遺産を集めた空間」という感じでしょうか。
バーチャル空間にサウジアラビアの文化遺産を再現し、訪問者は歴史や芸術、建築、デザイン、文学などを体験できます。
このメタバース事業はサウジアラビアの建国記念日に発表され、サウジ政府主導でスタートしました。
中東諸国は積極的に暗号資産・NFTを勧めており、今回のプラットフォームでサウジアラビアが一歩リードするのではと期待されています。

Cultural Universeが目指す姿とプロジェクトの狙い

それでは、もっと詳しくCultural Universeのプロジェクト内容について調べてみましょう。
このプラットフォームを開発した目的は、サウジアラビアの文化遺産に対する理解を広め、その美しさを世界中に伝えるためだといいます。
サウジアラビアの長い歴史と多様な文化を国内外の人々に紹介し、メタバースによって没入感のある体験を提供するプロジェクトです。
Cultural Universeには、遺跡や古代王朝時代に政治が行われた都市、歴史のある地域など、世界遺産として登録されているエリアも構築されています。
サウジアラビアの人々にとっては有名なスポットでも、世界から見ればそれほど知られておらず、観光客があまり訪れない地域もあるでしょう。
中東といえば、最近はアラブ首長国連邦の経済中心地であるドバイが注目を浴びています。
世界中からお金持ちが集まる観光地であり、LOLLIPOP(ロリポップ)のアドボケイター、Teruo Shimada氏も住んでいる地域です。
ドバイでは暗号資産やNFTに関する最新技術の開発が進められ、先進的なプロジェクトも多く誕生しています。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦は石油政策などで対立しており、いわゆるライバル関係です。
Cultural Universeは、サウジアラビアのプライドを懸けて企画された一大プロジェクトなのでしょう。
これが成功すれば、サウジアラビアがクリプト界No.1の座を手にすることになるかもしれません。

Cultural Universeで体験できる文化遺産をご紹介!

Cultural Universeでは、次のような文化遺産を巡る旅に出かけることができます。

考古遺跡マダイン・サーレハ

「アル=ヒジュル(岩だらけの場所)」とも呼ばれる町並みで、古代サムード人、ナバテア人が住んでいました。
実はサウジアラビアでは「呪われた場所」と考えられており、聖典コーランには「使徒の警告を無視して住居を構えた民が罰を受けた」と記されているそうです。
政府は公式に観光地としての事業開発を奨励していますが、多くのサウジアラビア国民はよそ者が訪れることを良しとしないでしょう。
実際にその遺跡へ足を運ぶのは宗教的に難しく、呪われた場所だと聞けばちょっとやめておこうかな・・・って思いますよね(^_^;)
しかし、この場所はサウジアラビア初の世界遺産として登録されており、文化的な価値の高い遺跡です。
考古学好きなら一度は訪れてみたいところですが、地元住民に嫌われてしまうのは困ります。
Cultural Universeを使った仮想体験で、神秘的な遺跡を安全に巡ることができるでしょう。

首都ディルイーヤ トライフ地区

サウド王朝において、最初の首都となったディルイーヤ。
18~19世紀初頭に政治・宗教の中心地として栄えました。
この首都にあるトライフ地区は、2010年世界文化遺産に登録されています。
王朝時代の遺跡が多く残り、城壁や砦にはアラビア半島中央部に発展した独特のナジド建築様式が用いられています。
第一次サウド王国の繁栄から、オスマン帝国との戦いによる滅亡まで、歴史の流れを感じさせる文化遺産です。
荘厳な宮殿、イスラム教の原理的な宗派であるワッハーブの中心となったモスクなど、魅力的なスポットが数多く点在します。

メッカの玄関口 ジッダ

歴史的な都市であるジッダは、紅海に面し「メッカの玄関口」と呼ばれています。
2014年に世界文化遺産に登録され、近年 国際都市としても発展してきました。
世界で一番の高さを誇る超高層ビル「キングダム・タワー」の建設も進められ、市街にある巨大噴水「キング・ファハド噴水」も世界最大規模だといいます。
スケールの大きさは建築物のサイズだけではありません。
ジッダは多人種・多民族が共生するコスモポリタン都市として、広い心で観光客や移民を迎え入れてきました。
いたるところに大小さまざまなモスクがあり、1日5回のサラー(礼拝)で人々の祈りが捧げられます。

ハーイルの岩絵

ハーイル州にある2つの遺跡には、アラビア半島の生活様式が描かれた岩絵が存在しています。
2015年に世界文化遺産に登録され、遺跡としてだけでなく芸術品としての価値も認められています。
中東で最大規模の面積となっており、アラビア半島が砂漠化するまでの1万年に及ぶ歴史が見て取れる貴重な遺跡です。
さまざまな動物の絵や古代文字の碑文が広大な土地に所狭しと彫られており、圧倒的なスケール感と芸術的なデザインに感動すら覚える観光客もいるとか。
古い時代に彫られたものから新しいものまで、人間の歴史を感じさせるような変化にも注目です。
この岩絵群がある地域はあまり治安が良くないため、実際に足を運ぶのはリスクがあります。
メタバースとして体験できるなら、安心してじっくり鑑賞できるでしょう。

アハサー・オアシス

250万本のヤシが育つ世界最大級のオアシスは、2018年世界文化遺産に登録されています。
肥沃な土地は交易商人やキャラバンの中心地となり、何千年ものあいだ人々の生活を潤してきました。
メッカへ向かう巡礼者の中継地としても知られ、アラビア半島や周辺の国々を結ぶ重要な地域です。
新石器時代からの人間の居住痕跡も発見されており、考古学的に価値のある遺跡が数多く点在しています。
緑豊かな大地や砂地に造られた集落、活気にあふれる市場など、多様な景観に出会うことができるでしょう。
なにせメタバースなので、ナツメヤシやラム入りシチューなど、地元で有名なグルメが食べられないのは残念ですが・・・(´;ω;`)
砂漠の国の人々の暮らし、美しい自然を堪能できる素晴らしい場所です。

ヒマー文化圏

サウジアラビアの南西部、ヒマーにある古代岩絵群は2021年世界文化遺産に登録されています。
この地域はアラビア南部とメソポタミアをつなぎ、レバントやエジプトとの貿易においても重要な場所でした。
ここを通る人々によって植物や野生動物が描かれ、ムスナドやサムードの古代文字、初期のアラビア文字が記されたといいます。
最も古いものでは7000年前に描かれた壁画もあり、当時の狩猟の様子や生活様式について知ることができます。

 

Cultural Universeでは文化遺産を探検するほか、サウジアラビア文化省や関連団体の取り組みについても学べるといいます。
アバターを選んだり、言語設定をしたりできるようで、世界中のユーザーから楽しんでもらいたいという願いも感じますね。
日本向けにリリースされるかはまだ分かりませんが、もし利用できるならメタバースなサウジアラビア旅行をしてみたいと思います♪

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