暗号資産の価格はハトとタカが決める!?経済用語に登場する動物たちをご紹介

ビットコイン,お金 仮想通貨

暗号資産関連のニュースを見ていたら、「ハト派」「タカ派」という言葉が出てきました。
投資をしている者としてなんとなくは知っているけど、私の認識で合っているのか少々自信がありません(^_^;)
ハトとタカは暗号資産に限らず、政治や経済、企業経営などにも登場するワードです。
この言葉を初めて聞いた人も、改めて意味を確認したい人も、今回は一緒に勉強していきましょう。

ハト派とタカ派ってなに?

元々は政治の場面で使われていたそうなのですが、簡単に言うと
ハト派…平和主義者
タカ派…強硬手段も辞さない人
という分け方をします。
ハトは平和の象徴でもあることから、話し合いや慎重な判断で平和的な解決を目指す人・集団が「ハト派」と呼ばれるようになりました。
一方、タカは狩りをする生き物で、力強いイメージがあります。
ここから、時には武力行使もありうるような積極的に物事を進めようとする人・集団を「タカ派」としました。
ハト・タカは金融政策に対する姿勢を指す表現としても使われます。
ハト派は金融緩和に賛成、景気を刺激することを重視する人達です。
反対にタカ派は金融引き締めを支持し、物価の安定を重視します。
金融政策を決めるメンバーにもハト派とタカ派がおり、どちらのタイプが多いかで国の経済情勢が大きく変わるでしょう。
例えば、アメリカでは、金融政策決定を行うFOMCという会合に出席する19人の投票によって政策金利が決まります。
ハト派のメンバーが多ければ金融緩和に進み、タカ派のメンバーが多ければ金融引き締めが起こりやすくなるといわれています。

暗号資産にも関係がある?

金融政策決定を行うメンバーの顔触れから、今後の経済がどうなっていくか予想する専門家・投資家も多いです。
また、現実のお金(法定通貨)に関連する金融政策についての考えは、暗号資産の価格も左右します。
具体的には、ハト派が多くなれば暗号資産の価格が上昇し、タカ派が多くなれば下落する傾向にあるようです。
暗号資産の価格は世界情勢や紛争状況によっても変動しますが、ハト派とタカ派の発言も相場を予測する材料になるでしょう。
最近では、FOMCの金融機関議長がタカ派へ転じるのではないかと警戒されたことから、ビットコインの価格が低くなったといわれています。
しかし、会合後の会見で利上げの可能性が否定され、ハト派な発言内容もあったためビットコインの価格は復活しました。
FOMCで話し合われているのは主に法定通貨や銀行の金利ですが、現実世界の経済が暗号資産にも大きな影響を及ぼしていることは間違いありません。

ハト・タカの意見で金利はどうなる?

ハト派は、金利を下げることで景気上昇を目指します。
金利が下がれば企業が資金を借りやすくなり、経済活動が活性化するでしょう。
社会全体の景気が上向くことで、雇用が促進されます。
ハト派が金利を上げるのに反対なのは、効果が出るまでに時間がかかる、失業率が増加するという理由です。
FOMCでハト派の意見が通ると、金利が下がってドルが売られます。
結果的に円高ドル安へ向かうでしょう。
一方、タカ派の考えは金利を上げて投資熱を抑えインフレを防ごうとします。
物価を安定させ、金融引き締めによって景気の過熱を抑えることが目的です。
タカ派はインフレ率の高さを懸念し、物価の安定を重視しています。
FOMCでタカ派が優勢になると、ドル高円安に動きやすくなるでしょう。

金利が動くと経済はどうなる?

金利の上げ下げにはメリット・デメリットの両方があります。
金利を下げれば景気が良くなりますが、物価が高くなり、お金の価値が下がってしまいます。
反対に金利を上げれば物価が下がり、お金の価値は上がります。
ただし、自国の通貨が売られやすくなるため、アメリカであればドル安傾向になるというわけですね。
私たちが決めることはできませんが、FOMCの決定を予想できるハト派・タカ派の発言は重要な投資判断材料になるでしょう。
アメリカの金利は世界の為替に多大な影響を及ぼしています。
日本に住んでいればアメリカの金融政策決定なんて関係ないじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、FOMCの決定は他の国の通貨の相場を動かすほど大きな力があるのです。
法定通貨をトレードするFXに限らず、暗号資産投資(ガチホも含め)をする人もハトとタカの両方に注目するべきだと思います。

ウシとクマについても知っておこう

株やFX、暗号資産などの投資では、ハトとタカの他にウシとクマも登場します。
強気な相場観を「Bull(ブル)」といいますが、これは日本語で雄牛を意味する言葉です。
角を突き上げる勇猛な姿から、相場が上昇していることを表しています。
一方、弱気な相場観を「Bear(ベア)」といい、これはクマを意味する言葉です。
背中を丸めている姿、前足を振り下ろすしぐさから、相場の下落を表しています。
投資信託では相場が上昇している時に利益が出る「ブル型」、相場が下落している時に利益が出る「ベア型」の2パターンがあります。
こちらはハト派とタカ派のような金融政策に対する意見の違いとは異なりますが、暗号資産界隈の話でよく登場するワードなので覚えておきましょう。

最近のビットコインはどう?

5月に入ってから、ビットコインの価格はちょっと下がり気味となっています。
現物ETF承認の前までは調子が良かったのですが、承認直後は期待されていたほど上がりませんでした。
ビットコインには4年に一度のビッグイベント半減期があり、こちらにも大きな期待が寄せられていたのですが・・・。
2~3月までに+300万円くらいに上昇し、実際に半減期が訪れた4月19日まで順調に高値をつけていたものの、4月末から5月1日にかけて大幅ダウン(´;ω;`)
900万円を割り込んでしまいました。
専門家は、ビットコイン需要が少しずつ鈍化してきたこと、ショートポジションが増えていることを理由として挙げています。
ガチホ残高の減少も要因となっており、すでにの需要も低迷し始めているとか。
あれだけ全世界の投資家が現物ETFの承認を待ち望んでいたのに、実際はそれほど人気が出なかったというのでしょうか。
今後、ビットコインの価格は底を打つ可能性もあり、しばらくは我慢の日々になると思います。
しかし、ここで売ってしまったら元も子もない!
また氷河期がきてしまったと判断するには時期尚早です。
日本には「花冷え」という美しい言葉がありますが、暗号資産にもそんな春の中の肌寒い日があるはず。
ここから再び上昇するためには、ビットコイン需要が加速する必要があります。
諦めるのではなく、ビットコインはじめ暗号資産の将来性を声を大にして語る場が必要なのかもしれません。
法定通貨と違って、暗号資産は投資家自らが価格上昇のための行動を起こすことができるのです。

ロリポップ(LPOP)はどう?

新興コインの多くは、価格が低くなりがちです。
ロリポップ(LPOP)もその一つで、現在取り扱いのあるPancakeSwapやCoinStoreを見てもびっくりするぐらいリーズナブル(^_^;)
PancakeSwapでは、2024年5月現在16円ほどで取引されています。
ロリポップ(LPOP)はブロックチェーンプロジェクトのLOLLIPOP(ロリポップ)が発行する独自トークンです。
LOLLIPOP(ロリポップ)はNFTプラットフォームを開発中で、アプリのリリースは目前に迫っています。
このNFTプラットフォームは「Time Capsule(タイムカプセル)」という名前ですが、人生の大切な思い出を永遠に残すことができるというのがコンセプトだそう。
手軽にNFT発行ができるツールを目標としています。
このアプリがリリースされれば、ロリポップ(LPOP)の価格が今よりもっと上昇する可能性が高いです。
ビットコインのほかに草コインでの投資を考えている人におすすめのトークンなので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

 

今回は、金融や暗号資産に関係のある4つの動物をご紹介しました。
他にも見つけたら、また解説していきたいと思います。

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