暗号資産取引所が発行する「トークン」って?LOLLIPOP(ロリポップ)の「LPOP」はどんなトークン?

仮想通貨 LOLLIPOP

DeFiサービスを展開しているLOLLIPOP(ロリポップ)は、「LPOP」というトークンを発行しています。
一時期話題になったPancakeSwapの「CAKE」やUniSwapの「UNI」のように、DEX(非中央集権的暗号資産取引所)オリジナルの暗号資産ですね。
DEXがトークンを発行するって、どういう意味があるのでしょうか。
今回は、DEXオリジナルトークンがどのように使われているのか、LOLLIPOP(ロリポップ)の「LPOP」とはどんなトークンなのかを解説していきたいと思います。

暗号資産取引所が発行するトークンって?

まず、暗号資産には大きく分けて3つの種類があることをご説明しましょう。
1つ目は発行・管理団体が存在しない「非中央集権的」なコインです。
ユーザーが自由に取引し、分散して管理されている暗号資産にはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などがあります。
2つ目は企業などが発行する暗号資産、リップル(XRP)やテザー(USDT)などです。
発行団体はありますが、基本的にはユーザー同士が分散管理を行っています。
3つ目は暗号資産取引所が発行するトークンです。
PancakeSwapのトークン(CAKE)、UniSwapのトークン(UNI)、そしてLOLLIPOPのトークン(LPOP)がこれに分類されます。
暗号資産取引所が自社のサービスを利用してもらうための報酬として発行しているため、最も中央集権的要素が強い暗号資産です。

暗号資産取引所にも種類がある!CEXとDEXについて

3つ目の暗号資産取引所オリジナルトークンをさらに分類するために、暗号資産取引所の種類も整理しておきましょう。
暗号資産取引所には2つの種類があります。

・CEX

ビットフライヤーやバイナンスなどのように暗号資産交換業者が設立した取引所です。
企業として成立しており、ユーザー対交換業者の取引が行われています。
日本語でいうと「中央集権的暗号資産取引所」になります。

・DEX

運営・管理団体がない取引所のことで、例えばLOLLIPOP(ロリポップ)もこれに分類されます。
他には、先ほどから出てきているPancakeSwapとUniSwapもDEXです。
CEXと違って、暗号資産交換業者が取引に関与しません。
Swapを行う場合、ユーザー同士の板取引となるでしょう。
日本語だと「非中央集権的暗号資産取引所」になります。

つまり、暗号資産取引所オリジナルトークンには
・CEXが発行しているもの(BNBやBUSD)
・DEXが発行しているもの(LPOPやCAKE、UNI)
の2種類があるということです。

暗号資産取引所がトークンを発行する意味

先ほど、自社のサービスを使ってもらう報酬としてトークンを発行すると説明しました。
これってどういうことなのでしょうか。
CAKEを例に挙げて解説すると、PancakeSwapの流動性プールに預け入れをしたユーザーに支払われる利息が「CAKE」です。
具体的には、まず暗号資産をPancakeSwapのイールドファーミング(流動性プール)に入れ、その報酬として「LPトークン」をもらいます。
そしてそのLPトークンをfarmsに預け入れると、利息としてCAKEを受け取ることができるという仕組みです。
CAKE自体にも価値がついているため、売買で利益をあげられます。
CAKEのステーキング報酬もCAKEで受け取れるので、PancakeSwapを使えば使うほどメリットがあるということですね。
CEXもDEXも基本的な報酬システムは同じですが、DEXが儲かればユーザーの利益に直結します。
(CEXは運営団体の儲けになる部分が大きい)
つまり、せっかく暗号資産取引所オリジナルトークンを増やすならCEXよりもDEXの方が良いと思います。
DEXは手数料も安いので、より効率的な資産運用ができるでしょう。

DEXならユーザー目線の運営ができる

DEXには運営団体がいないというのが原則的な考え方ですが、厳密にはプログラマーなどの管理者が全くいないわけではありません。
勝手にサイトが立ち上がっているのではなく、誰かがシステムを構築しないといけませんからね(^_^;)
でも、基本的にユーザー同士で相談しながら取引所としての方向性を決めています。
CEXの場合は企業が立ち上げた取引所なので、利用者は提供してもらったサービスを使っているにすぎません。
そのため、その企業が「やっぱりサービスやめます、撤退します」と言ったらユーザーにはどうしようもありません。
DEXはみんなで運営しているので、利用者がいる限り存続することができるでしょう。
また、ユーザーの中に「こんなサービスがほしい!」という人がいたら実現する可能性もあります。
ユーザー間の直接取引になるため、手数料がCEXに比べて安くできるのもメリットですね。

LOLLIPOP(ロリポップ)のLPOPはどんなトークン?

それでは、LOLLIPOP(ロリポップ)というDEXで発行されているトークン「LPOP」とはどんなものなのでしょうか。
ブロックチェーンはBSC(バイナンススマートチェーン)を使っており、手数料を低く抑えられるのがメリットの一つです。
現在はLOLLIPOP(ロリポップ)でのみ運用可能で、新たに入手するにはスワップかオークション購入を使います。
スワップではBNB・WBNB・USDTと交換でき、オークション購入ではBNBで支払い可能です。
すでにLPOPを持っている人がさらに増やしたいという時は、ステーキングやイールドファーミングを利用しましょう。
ただし、イールドファーミングは現在流動性プールの預け入れまでしか利用できません。
これによって受け取れるのはLPトークンで、LPOPではないので注意しましょう。
今後LPトークンをさらに預け入れる「ファーミング」機能がローンチされる予定です。
ファーミングにLPトークンを預けると、利息としてLPOPが受け取れるようになります。
LPOPを売って利益を上げるには、スワップでBNBやUSDTと交換するか、オークションで販売するのも可能です。

LOLLIPOP(ロリポップ)を使うなら手数料のことも考えておこう

LOLLIPOP(ロリポップ)のDEXを使うにあたって必要になる手数料は、BNBで支払います。
例えばスワップでLPOPを手に入れる時、「USDTで交換しよう!」と思っても手数料の支払いには少量のBNBが必要です。
ステーキングやイールドファーミングでも手数料が発生し、BNBで支払うので忘れずに用意しておいてくださいね。
また、オークションの場合、入札価格はBNBで支払いますが、手数料として0.001LPOPの支払いが必要です。
オークションで初めてLPOPを入手するということはできないので、その前にスワップなどで手数料分を交換しておきましょう。

LPOPの使い道は?

現在、LOLLIPOP(ロリポップ)はDEXのプロジェクトのみがスタートしています。
また、LPOPはLOLLIPOP(ロリポップ)のDEXでしか使えません。
今は決済通貨や売買投資のための銘柄として考えるより、LOLLIPOP(ロリポップ)のステーキングでLPOPを増やすことに専念してみてはいかがでしょうか。
PancakeSwapとUniSwapと同じようなトークンですね。
LOLLIPOP(ロリポップ)では、これからNFTマーケットのローンチも計画しています。
まだ詳細は分かりませんが、LPOPを使ってNFTが買えるようになるかもしれません。
LPOPの使い道が広がれば、きっと価格も上がっていくはず。
さらにLOLLIPOP(ロリポップ)のDEXでは、LPOPの報酬アップにつながる新たなトークンも計画されているとか!
噂によると「パワーアップトークン」とか、「ブースタートークン」とか、ステーキングなどの報酬率を一定期間上げてくれる嬉しいオリジナルトークンが開発されているという話もあります。
まだ始まったばかりのプロジェクトなので、すぐに利益を上げようと思わない方が良いでしょう。
今後に期待して、私は地道にステーキングでLPOPを積み上げていくつもりです。

 

LOLLIPOP(ロリポップ)のスワップでは、米ドルのステーブルコイン「USDT」が使えるようになりました!
これなら、もっとレートの計算が簡単になりそう♪
NFTマーケットも楽しみだし、ワクワクしながら様子をチェックしています。

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