NFTが売れたらどうすればいい?オファーとは?

NFT NFT

以前、OpenSeaというNFTプラットフォームで出品する方法について解説しましたが、覚えていますか?
アカウントの登録やメタマスクの取得、コレクションの設定など、いくつかの手順がありました。
今回は、NFTの出品に続いて、作品が実際に売れてからやるべきことを調べてみました。

OpenSeaの場合を見てみよう

NFT出品の記事で、マーケットも最大手であるOpenSeaについて解説しました。
今回もOpenSeaで売れるとどうなるか調べていきましょう。

・どうやって売れたと分かる?

OpenSeaに登録しているメールアドレス宛に、OpenSea公式から売却完了のお知らせが届きます。
「Congratulations, Your item sold!」という言葉の下に、売れた作品の画像が添付されています。
「VIEW ITEM」というボタンをクリックすると、その作品の詳細ページへ飛ぶので確認してみましょう。

・オファーされた場合は・・・

「Someone made an offer on your item!」というメールが届いた場合は、売却完了の意味とは違うので注意しましょう。
これは「誰かがあなたのアイテムにオファーを出しています」という意味になります。
「オファー」とは、出品者が出した条件に対して、購入を希望する人が出す要望のことです。
この要望とは、いくつかの種類があります。

①List前の作品を購入希望
Mintされている作品を購入したいという要望です。
販売開始前にオファーを出すことで、他の人よりも有利に購入できます。

②販売価格の変更希望
出品者が提示した価格を下げてほしい時に、「○○ETHなら買います」という要望を出します。
反対に、もっと高い価格を提案してくる場合もあります。
「○○ETHで買うから、自分に売ってほしい」という意味ですね。

他にも色々な要望が出される可能性があるそうですが、私が「オファーをもらった!」というSNSの投稿から調べて出てきたのはこの2つでした。

売れた後にすることは?

「Congratulations, Your item sold!」というメールが届いた場合は、出品者が提示した条件のまま購入されたということになります。
このメールが届いた時には、アイテムが自分のコレクションから他の人のコレクションに移動しています。
特に出品者がしなくてはいけない手順はありません。
ただ、購入してくれた人へのお礼をした方が、より満足していただけるかもしれませんね。
購入者の情報は、自分のコレクションから作品の詳細ページを見ると出てきます。
作品のタイトル下にある「Owned by」の次に青色で表示されているのが購入者の名前です。
ここをクリックすると、購入者のコレクションページに飛び、自分のアイテムが追加されているのを確認することができるでしょう。
購入者のプロフィールにTwitterアカウントのリンクがあれば、アクセスしてお礼のコメントをすると良いですね。
購入特典として、特別なNFTをGiveaway(ギブアウェイ)するクリエイターもいるようです。
作品を買ってくれたお客様に丁寧な対応をすることで、さらにコレクションのファンになる可能性もあります。

オファーが来た場合は…まず中身を確認しよう

「Someone made an offer on your item!」のメールが来た場合は、出品者側の処理が必要になります。
まずオファーの中身を確認してみましょう。
オファーが来た作品の詳細ページを確認し、「Offers」という欄を見ます。
そこに購入希望者の提示する条件が記載されています。
「Event Activity」の欄でもオファーの中身を確認することができますよ。
先ほど説明した通り、まだMintの状態で販売が開始されていない作品を購入したい場合も、この欄に記載があります。
金額を見てみると、出品した時の価格より低い金額、高い金額になっているでしょう。

オファーを承諾する場合は?

オファーの中身を確認し、その条件で良ければ「Offers」の欄にある「Accept」をクリックしてください。
すると、アイテムがいくらで売れるのか、実際に受け取れる金額はいくらになるのかが出てきます。
内容を確認し、納得したら「Accept」ボタンを押します。
メタマスクが起動するので、「確認」を押してください。
トランザクションが完了すると、オファーを出した人へアイテムが移動します。
さらに、自分のウォレットにガス代を引かれた後のETHが入金されるので、確認してください。
後は先ほどの購入された場合と同じく、新しいオーナーにお礼をしてみましょう。

オファーを断りたい場合は?

購入希望者が提示した条件に納得できない場合は、オファーを承諾する必要はありません。
しかし、OpenSeaにはオファーを断る機能がないようです。(2022年3月現在)
どうしたら良いのでしょうか。
購入希望者は、期限を設定してオファーを出します。
オファーの内容を確認すると、「Offer Expiration」というところに、いつまでに承諾するか記載されているので確認しましょう。
この期限までに承諾(Accept)しなければ、自動的にこのオファーは成立しなかったことになります。
オファーの条件に納得できない場合は、期限まで何もせず放っておきましょう。

出品者がさらに条件を提示したい場合

出品した価格よりも安い金額でオファーが来た場合、「いや、もっと高い価格でないと売れない!」と思う人もいるでしょう。
その場合は、「これなら売れます」という価格で逆オファーすることもできます。
アイテムページに飛び、届いているオファーの欄にある「Counter」をクリックしてください。
出品の時と同じような画面が表示されるので、再度価格を設定します。
「Reserve for specific buyer」をONにすると、表示されたウォレットにだけ購入が許可されます。
オファーをくれた人だけに売りたい場合はONにしましょう。
(OFFになっている場合は、他の人も購入できます。)
ガス代が出品時と変わっている場合もあるので、「Fees」の欄も確認してくださいね。
「Complete Listing」をクリックし、メタマスクに署名したら新たな価格で出品されます。

オファー承諾にはガス代がかかる!

オファーをもらった場合、「まあその価格でもいいか・・・」と気軽に売ってしまう人もいるかもしれません。
私でも「最初に設定した金額が高すぎたかな(^^;)」と弱気になりそうですが・・・。 実はオファーを受け付けるとガス代がかかり、その分出品者が受け取れる金額も少なくなってしまいます。 ガス代は高騰している時期もあるので、実際いくらになるのかきちんと確認する必要があります。 オファーを承諾して売ったら、利益どころか損をしてしまったということもあるそうです・・・! 例えば、3000円で売っていたNFTに対して、2500円で売ってほしいというオファーが来たという人がいました。 その人は「3000円も2500円も大して変わらない」とオファーを承諾したのですが、後で確認してみたらオファーを受け付けるのに5000円のガス代がかかり、マイナス2500円の損失となってしまったのです。 頑張って作った作品を、2500円払って他人にプレゼントしたような感じになってしまいましたね(^^;)
この場合はオファーを承諾するよりも、2500円で逆オファーした方がガス代がかからず、お得だったかもしれません。

 

出品した時の条件のまま購入されれば、何もしなくてもアイテムが新たなオーナーの元へ旅立ちます。
初めて作品が売れた時、届いたメールを見て涙するクリエイターもいるようですよ。
私もいつか、自分の作った音楽を誰かに買ってほしいな・・・♪

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